授業コード 50021300 単位数 2
科目名 エコツーリズム論 クラス
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 西村 仁志 他 配当年次 *下表参考

授業の題目 自然資源の保全と地域振興の両立を目指すエコツーリズム論
学修の概要 エコツーリズムとは、自然環境や歴史文化を対象とし、それらを体験し、学ぶとともに、対象となる地域の自然環境や歴史文化の保全に責任を持つ観光のありかたです。また地域の住民も地元資源の価値を再認識し、地域の観光のオリジナリティが高まり、活性化させるだけでなく、一連の取り組みによって地域社会そのものが活性化されていく営みでもあります。
この科目では①エコツーリズムが生まれた社会的な背景と意義、②国内および海外のエコツーリズム展開の事例、③日本でのエコツーリズムの振興政策と関係法令、④エコツアー実施上のポイント、⑤エコツアー計画とプラン作成の基本について学びます。その上で、エコツーリズム発展のための課題について考えます。

【この科目はエコツーリズム関係の実務経験のある教員が担当します。】
西村仁志(エコツアーの企画実施、人材育成)
平尾順平(途上国支援、エコツアーの企画実施、インバウンド観光支援)
堀田高広(旅客運輸業、観光代理店経営、エコツアーの企画実施)
弘中満雄(ダイビングツアーの企画実施、人材育成)
河野宏樹(エコツアーの企画実施、人材育成)
学修の到達目標 この科目では①エコツーリズムが生まれた社会的な背景と意義、②エコツアーの計画、プログラム作成のポイント、③エコツーリズムの課題について説明できるようになることを目標にします。
授業計画 第1回 (9/26)イントロダクション:エコツーリズムの歴史と理念
エコツーリズムが生まれた社会的な背景と意義について知る(西村仁志)
第2回 (10/3)海外のエコツーリズム事例
米国ヨセミテ国立公園を事例にアメリカの国立公園制度とエコツーリズムについて知る(西村仁志)
第3回 (10/10)日本のエコツーリズム(1)
日本国内のエコツーリズムについて知る(西村仁志)
【オンライン授業】
第4回 (10/17)日本のエコツーリズム(2)(西村仁志)
日本のエコツーリズム振興政策と関係法令について知る
第5回 (10/24)「学び」と「地域づくり」のツーリズムの展開(平尾順平)
「ひろしまジン大学」での取り組みについて知る
第6回 (10/31)インバウンド・ツーリズム(平尾順平)
広島における海外からの旅行者の動向について知る
第7回 (11/7)海のエコツーリズム(1)(弘中満雄)
沖縄・慶良間諸島でのホエールウォッチングについて知る
第8回 (11/14)海のエコツーリズム(2)(弘中満雄)
沖縄・慶良間諸島でのスクーバダイビングについて知る
第9回 (11/21)エコツーリズムの実際(河野宏樹)
エコツーリズムにおける体験活動・インタープリテーションについて知る
第10回 (11/28)エコツーリズムのプランニング(1)(河野宏樹)
プランニングに必要な資源調査について知る
第11回 (12/5)日本のエコツーリズム(3)(堀田高広)
旅行業・町おこし事業の観点からのエコツーリズムについて知る
第12回 (12/12)エコツーリズムのプランニング(2)(河野宏樹)
プログラムの作り方について知る・企画課題を提示する
第13回 (12/19)エコツーリズムのプランニング(3)(河野宏樹)
受講者相互で企画素案へのフィードバックを行う
第14回 (1/9)エコツーリズムのプランニング(4)(河野宏樹)
企画案のプレゼンテーションを行う
第15回 (1/16)課題の講評とまとめ(河野宏樹・西村仁志)
企画の講評ならびに本科目のまとめの講義を行う
授業外学習の課題 事前学習(2時間程度):次回講義のテーマについて、各自調べて予備知識を集めておくこと。
事後学習(2時間程度):各回テーマに関連した「問い」を含んだ提出課題を指示するので、講義資料をもちいて復習し、Moodle上で回答する。
履修上の注意事項 講義資料の配布、提出課題の提示にMoodleを使用する。
担当者それぞれから課題が出されるので、もれなく取り組み提出すること。

公認欠席は欠席として扱いますが、講義資料を確認し、課題を提出すること。

【ブレンド型授業を実施します】
第3回授業(10月10日)は、オンライン(オンデマンド型)で実施します。(動画配信とMoodleでの課題提出)
成績評価の方法・基準 各担当者からの提出課題 50%
期末課題(ツアープラン) 50%
テキスト 教科書は指定しない。講義資料はMoodleよりダウンロードすること。
参考文献 1)『エコツーリズムを学ぶ人のために』真板昭夫・石森秀三・海津ゆりえ編、世界思想社、2011年 ISBN978-4-7907-1502-3
2)『エコツーリズム さあ、はじめよう!』環境省・財団法人日本交通公社編、財団法人日本交通公社、2004年、ISBN978-4-902927-00-4
3)『地域からのエコツーリズム』敷田麻美編・森重昌之・高木晴光・宮本英樹、学芸出版社、2008年、SBN978-4-7615-2428-9
4)『地域資源を守っていかすエコツーリズム』敷田麻美・森重昌之編著、講談社、2011年、ISBN978-4-902927-06-155230-2
主な関連科目 「環境教育論」
「環境教育プランニング」
「自然解説実習」
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問・相談はMoodleのメッセージ、もしくは担当者宛メールにて対応する。(hnishimu@shudo-u.ac.jp)
全体の講評はMoodleに掲載する
URLリンク https://www.env.go.jp/nature/ecotourism/
URLリンク http://www.ecotourism.gr.jp/
URLリンク http://www.ecotourism-center.jp/

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人間環境学部人間環境学科(基礎科目) FHES23114 2018~2022 2・3・4 - - - - -
人間環境学部人間環境学科(基礎科目) FHES13112 2023~2023 1・2・3・4 - -
人間環境学部人間環境学科(基礎科目) 51200 2024~2024 1・2・3・4 - -