授業コード | 50017508 | 単位数 | 2 |
科目名 | 環境ゼミナールb | クラス | 08 |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 西村 仁志 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 持続可能な社会に向けたソーシャル・イノベーション Social Innovation for Sustainable Society |
学修の概要 | 地球環境問題や南北問題、地域の社会的弱者のためのきめ細かな支援など、行政では対応の難しい社会問題に対して、市民自らの新しい発想による解決策が次々と登場してきました。小規模金融、託児や託老、フリースクール、自然学校、地産地消レストラン、フェアトレード、自然エネルギー発電所など、その領域は幅広く拡がり続けています。 「ソーシャル・イノベーション」とは、「社会において発生する諸問題を見出し、自らの関心と思いに基づいた解決策として独創的な事業手法を開発し、その具体的展開を通じて人と社会との関係へ働きかけ、新しい社会的価値を創造していくこと 」です。言い替えると「『自分ごと』として行う、世直しと人助け」ともいえるでしょう。社会における問題解決を役所任せにせず、市民の自発的・創造的な活動を活発に創出していくことが「持続可能な社会」を実現していくためにも重要であると考えられます。「環境教育」の展開もこの中に位置づけられるでしょう。 この演習では、学生自身によるソーシャル・イノベーションの実践活動、事例調査(フィールド・ワークを含む)、関連文献の購読を行い、受講者の発表および報告、議論を進めていきます。 【実務経験内容:担当者は1993年に環境教育の専門事務所「環境共育事務所カラーズ」を開業し、環境教育の現場の企画、パートナーシップ創出、実施に関わってきた。】 |
学修の到達目標 | 1.「ソーシャル・イノベーション」の概念、歴史、社会的背景、国内外の動向について、基本的な知識を身につけ、説明できるようになること 2.自ら設定したテーマについて、調査研究に必要な文献その他の情報へのアクセスができるようになること 3.卒業研究にむけた研究計画書を作成できるようになること |
授業計画 | 第1回 | 9/20 今学期のガイダンス、各自の研究関心の確認 |
第2回 | 9/27 講義「リサーチの方法」 | |
第3回 | 10/4 講義「研究論文(卒業論文)を読む」 | |
第4回 | 10/11 研究発表(1) | |
第5回 | 10/18 研究発表(2) | |
第6回 | 10/25 研究発表(3) | |
第7回 | 11/1 研究発表(4) | |
第8回 | 11/8 講義「研究論文を読む」 | |
第9回 | 11/15 研究発表Ver.2(1) | |
第10回 | 11/22 研究発表Ver.2(2) | |
第11回 | 11/29 研究発表Ver.2(3) | |
第12回 | 12/6 講義「研究計画書を書く」 【オンライン授業】 |
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第13回 | 12/13 研究計画発表(1) | |
第14回 | 12/20 研究計画発表(2) | |
第15回 | 1/10 研究計画発表(3)・後期まとめ |
授業外学習の課題 | 事前学習(2時間程度):「研究構想発表」「研究発表」については、実践活動の企画構想や実施報告、事例調査(フィールド・ワークを含む)、関連文献の購読などを事前に行い、準備を行うことが必要です。 「研究計画書発表」についても、4年次に向けての研究計画構想についての準備が求められます。 事後学習(2時間程度):各回の発表・議論のテーマに関連した議論を継続し、Moodle上で回答する。 |
履修上の注意事項 | ゼミは学生が主体的に運営するものです。「ゼミは自分たちが創るもの」という気概を持って臨んで下さい。また常にテーマに関連する本や雑誌、新聞等に注意し、全体討論に積極的に参加してください。 この科目は原則、対面で実施します。 教材配布、課題提示、課題提出等はMoodleを用います。 【ブレンド型授業を実施します】第12回授業(12月6日)は、オンライン(オンデマンド型)で実施します。(動画配信とMoodleでの課題提出) 公認欠席は欠席として扱いますが、講義資料を確認し、課題を提出すること。 |
成績評価の方法・基準 | 授業への取り組み(発表および討論への参加)50% 発表資料および成果物 50% |
テキスト | 西村仁志編著『ソーシャル・イノベーションが拓く世界: 身近な社会問題解決のためのトピックス30」(法律文化社) |
参考文献 | 斎藤槙『社会起業家 社会責任ビジネスの新しい潮流』(岩波書店) デービッド・ボーンステイン『世界を変える人たち 社会起業家たちの勇気とアイデアの力』(ダイヤモンド社) 服部篤子、武藤清、渋澤健『ソーシャル・イノベーション 営利と非営利を超えて』(日本経済評論社) 金子郁容、國領二郎、厳 網林『社会イノベータへの招待 「変化をつくる」人になる』(慶応義塾大学出版会) 渡邊奈々『チェンジメーカー 社会起業家が世の中を変える』(日経BP社) フランシス・ウェストリー他『誰が世界を変えるのか ソーシャル・イノベーションはここから始まる』(英治出版) 西村仁志『ソーシャル・イノベーションとしての自然学校』(みくに出版) 今里滋『ソーシャル・イノベーションの理論と実践』(明石書店) |
主な関連科目 | 「環境教育論」 「エコツーリズム論」 「環境教育プランニング」 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
授業終了後に質問に応じる。もしくは担当者宛メールにて対応する。(hnishimu@shudo-u.ac.jp) |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
人間環境学部人間環境学科(ゼミナール科目) | FHES37102 | 2017~2022 | 3 | - | - | - | - | - |
人間環境学部人間環境学科(ゼミナール科目) | FHES37102 | 2023~2023 | 3 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
人間環境学部人間環境学科(ゼミナール科目) | 51400 | 2024~2024 | 3 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |