授業コード 50017403 クラス 03
科目名 環境ゼミナールa 単位数 2
担当者 川村 邦男 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 環境ゼミナールa(市民と科学技術をつなぐ環境課題解決ゼミ1)Course for the communication of citizens with science and technology 1)
授業の概要 社会問題は様々な分野で拡大していますが、国民は有効な声をあげることができません。これらの課題を解決するためには,国民が広く科学技術に関する基本知識を持ち,どのような対策が有効であるかを理解しなければなりません.このカギを握るのは,科学者・専門家と市民とをつなぐことです.この科目では、環境問題を正確に理解するために、自然科学の考え方とKJ法を用いて「着想する・まとめる・表現する」を学びます。これに基づいて,研究課題を理解することを目標とします。
学習の到達目標 ①環境に関連する現象と環境問題を自然科学の用語を使って理解・説明し,自然科学という側面から環境問題について専門家の助けを受けつつ持続的に学習できる。
②KJ法を実践しKJ法の結果を概説できる。KJ法に基づいて発表・議論できる。
③グループおよび個人で特定の課題についてKJ法を使って整理し,プレゼンテーションできる。
授業計画 第1回 ガイダンス(環境問題の概観・自然科学の研究方法論)
第2回 考えのまとめ方、理論と実践(KJ法演習1)グループ(情報探査)
第3回 考えのまとめ方、理論と実践(KJ法演習2)グループ(情報探査+情報集約)
第4回 考えのまとめ方、理論と実践(KJ法演習3)グループ(情報集約+情報関連付け)
第5回 考えのまとめ方、理論と実践(KJ法演習4)グループ(情報総合化)
第6回 考えのまとめ方、理論と実践(KJ法演習5)グループ発表
第7回 研究テーマ選定のためのKJ法1(予備討論・文献調査・方針発表)
第8回 研究テーマ選定のためのKJ法2(発表・情報探査)
第9回 研究テーマ選定のためのKJ法3(実践KJ法・情報関連付け)
第10回 研究テーマ選定のためのKJ法4(実践KJ法・情報総合化)
第11回 研究テーマ選定のためのKJ法5(実践KJ法・物品・実験法の予備調査を含む)
第12回 研究テーマ選定のためのKJ法6(プレゼンテーション準備・プレゼンテーション要旨作成)
第13回 プレゼンテーション技術の理論と実践1(研究方針発表1)
第14回 プレゼンテーション技術の理論と実践2(研究方針発表2)
第15回 プレゼンテーション技術の理論と実践3(研究方針発表3)
授業外学習の課題 これらの過程で資料収集・KJ法・プレゼンテーションのための準備が必要である。また、考えのまとめ方およびプレゼンテーション技術の習得においては、積極的に取り組み、質疑討論も必要である。
事前学修(2時間程度):シラバスに書かれた次回学修テーマについて、高等学校および大学で学修した関連科目を復習する。
事後学修(2時間程度):講義中に分からなかった箇所を復習する。次回の授業で質問するために、分からなかった箇所を整理し記録する。
履修上の注意事項 ・各項目は全体の中の重要な部分をしめるので、休まずに継続すること。高等学校の「化学・物理・生物・地学」を復習するとともに、大学での自然科学系の講義(教養科目と主専攻科目)を履修・修得していることが望ましい。
・公認欠席は、単位認定要件に影響しないよう配慮します。資料等が必要であれば後日配布します。
・プレゼンテーションなどは公認欠席があたらないようにするなど、調整します。
成績評価の方法・基準 【定期試験なし】
・KJ法(探査)、KJ法(集約)、KJ法(総合化)への取り組み(75%)、プレゼンテーション・要旨とその製作過程(25%)を評価する。全体で60%以上のポイントを獲得した者に単位を認定する。
・原則として20%を超える欠席はX評価とします。
テキスト 使用しない。
参考文献 発想法 改版 - 創造性開発のために (中公新書)、川喜田 二郎 (著)、2017年。978-4121801364
日本能率協会編「経営のためのKJ法入門」、日本能率協会マネジメントセンター、1971年。ISBN4-8207-0707-8
主な関連科目 環境ゼミナールb,化学,環境科学の基礎,水環境の生活化学,宇宙と物質と生命の科学,自然科学と技術入門
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
講義に関する質問であれば講義中でも講義終了後でも随時受け付けます。
提出した課題・作成物・レポートの評価は授業内で解説する。

■ルーブリック情報
  5 4 3 2 1
KJ法の取組(情報探査) 自分の持つ情報を引き出すために努力と工夫を行い、十分に情報を引き出した。 自分の持つ情報を引き出すために努力と工夫を行い、一定の情報を引き出した。 自分の持つ情報を引き出すために努力は見られるが情報は十分に引き出せなかった。 自分の持つ情報を引き出すために努力があまり見られず、情報はあまり出せなかった。 自分の持つ情報を引き出すために努力はほとんど見られず情報探査はほとんど進まなかった。
KJ法の取組(情報集約) KJ法を理解し情報をよくまとめた。 KJ法を理解し情報をおおむねまとめた。 KJ法の理解が不十分であり、情報集約作業はあまりうまくできなかった。 KJ法の理解は進まず、情報集約の意味も理解できなかった。 KJ法の理解を進める作業を行わず、情報集約できなかった。
KJ法の取組(総合化) KJ法を理解し総合化した。 KJ法を理解しおおむね総合化した。 KJ法の理解が不十分であり、総合化作業はあまりうまくできなかった。 KJ法の理解は進まず、総合化の意味も理解できなかった。 KJ法の理解を進める作業を行わず、総合化できなかった。
プレゼンテーション(準備と実際) KJ法の結果をふまえて、プレゼンテーション準備の方法に沿って、あるいは、独自の方法でよく準備し、非常に良いプレゼンテーションを行った。 KJ法の結果をふまえて、プレゼンテーション準備の方法に沿って、あるいは、独自の方法でおおむね準備し、おおむね良いプレゼンテーションを行った。 プレゼンテーションしたが、KJ法の成果はあまり反映されなかった。 プレゼンテーションとKJ法の関係を理解せずに、プレゼンテーションを行った。 プレゼンテーションを行わなかった、あるいは非常に不完全なプレゼンテーションを行った。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人間環境学部人間環境学科(ゼミナール科目) FHES37101 2017~2022 3 - - - - -
人間環境学部人間環境学科(ゼミナール科目) FHES37101 2023~2023 3
人間環境学部人間環境学科(ゼミナール科目) 51400 2024~2024 3