授業コード | 50017203 | 単位数 | 2 |
科目名 | マインド・リテラシー形成ゼミナールa | クラス | 03 |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 宮川 卓也 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 科学技術社会論・災害史基礎文献講読 |
学修の概要 | 大学生が身につけるべき最重要能力とは読む力と書く力、そして考える力である。本ゼミは、科学技術と社会、災害、そしてその歴史に関する基本文献を読み、現代社会において科学技術はどのような性格や役割をもつのか、それについてわれわれはどう考えるべきなのか、災害は社会に何をもたらすのか、などを議論することを通じて、読み、書き、考える力を身につけることを目的とする。 一回の読書量の目安として、新書で50~70ページ程度を想定してほしい。 今学期は、年初の能登半島地震も意識しつつ、災害関連の文献を講読し、人びとが災害とどのように向き合ってきたのか、現代において災害が浮き彫りにする社会的問題とは何か検討していく。 |
学修の到達目標 | 災害に関する文献講読を通じて、現代社会における災害とは何か、災害は私たちに何をもたらすのかなどについて深く考え、その考えを自分の言葉で表現できるようになることを目標とする。災害の社会的意味について学び、議論することを重要な目標に据える。 |
授業計画 | 第1回 | ゼミの進め方、授業計画および課題の説明。読書課題の紹介。 |
第2回 | 『天災と日本人』 | |
第3回 | 『関東大震災』1部 | |
第4回 | 『関東大震災』2部前半 | |
第5回 | 『関東大震災』2部後半 | |
第6回 | 『関東大震災』3部 | |
第7回 | 『被災弱者』1-2章 | |
第8回 | 『被災弱者』3-4章 | |
第9回 | 『被災弱者』5-6章 | |
第10回 | 『被災弱者』7章 | |
第11回 | 『災害弱者と情報弱者』1章 | |
第12回 | 『寄り添う防災』1-2章 | |
第13回 | 『寄り添う防災』3-4章 | |
第14回 | 『寄り添う防災』5-6章 | |
第15回 | まとめ |
授業外学習の課題 | 読書課題を熟読し、読書ノートを書くこと(2時間程度)。 読書課題に関連するニュースや話題を自ら見つけてくること。 |
履修上の注意事項 | 0) 本講義は対面で実施する。 1) 受講生は必ず読書課題を熟読して参加すること。 2) 受講生は毎回A4で1〜2枚の読書ノート(課題を読んで、要約、および自分が考えた・疑問に思ったことなど)を書いて提出しなければならない。メモの書き方については初回のゼミで案内する。 3) 受講生は積極的に議論に参加すること。自分の考えを自分の言葉で表現するよう努力すること。 4) 受講生は、宮川の「レポート作成上の注意」を必ず読んでから読書課題に取り組むこと(Moodle上で公開) 5) 受講生は第一回の授業までにテキストを入手すること。入手できない場合は早めに相談すること。 6) 受講生は大人の分別をもってゼミに臨むこと。 7) 授業の進度はゼミの状況に応じて変更する可能性がある。 8) 公認欠席制度の配慮内容は以下の通りとする。 *公認欠席は欠席としてカウントしない。 *課題やレポートの提出締切日に公認欠席となる場合は、応相談。 |
成績評価の方法・基準 | 読書ノート(80%)、授業への参与度(20%)で評価する。 特別な事情のない限り、一度でも読書ノートの未提出があった場合は評価対象としない。 無断欠席は認められない。 |
テキスト | 寺田寅彦『天災と日本人』角川ソフィア文庫、2011年(教員配布) 畑中章宏『関東大震災』幻冬舎新書、2023年 岡田広行『被災弱者』 岩波新書、2015年 片田敏孝『寄り添う防災』集英社新書、2020年 田中幹人ほか『『災害弱者と情報弱者』筑摩書房、2012年(教員配布) |
参考文献 | 本多勝一『日本語の作文技術』(朝日文庫)を一読することを強く推奨する。その他の関連文献については講義中に適宜紹介する。 |
主な関連科目 | 「科学技術社会論」「災害史」 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
月曜日2限(必ず事前にアポをとること)。他の曜日・時間については応相談。 質問は常時受け付ける。読書ノートについてのコメントは毎時間行う。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
人間環境学部人間環境学科(ゼミナール科目) | FHES27103 | 2017~2017 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |