授業コード | 50016100 | 単位数 | 2 |
科目名 | 食料環境システム論 | クラス | |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 佐々木 緑 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 食料環境システム論 Food and Environmental System |
学修の概要 | 本講義では,川上から川下に至る農と食の流れにおける環境問題をシステムとして捉え、その影響や対応策を経済・社会システムを考慮しながら物事を総合的に模索する力を養う。具体的には,世界のフードビジネスにおけるフードシステムとフードレジームを展望し,世界の食料生産と消費の構造を理解する。そして,そこに潜む問題点と背景を理解する。このように,マクロな視点から食と農について学ぶ。また,ミクロな視点としては,都市の構造変化から生まれるフードデザート問題について学ぶ。 本講義は発展科目であり,これまでに学修した内容や本講義で取り上げる内容を踏まえ,問題解決に向けて主体的に考え,相手に提案する(伝える)姿勢を育むことを意識している。 なお、本科目の履修には前提科目である「環境と農林水産業」を履修する必要がある。 |
学修の到達目標 | ◆フードシステムの考え方を修得する。 ◆現代のグローバルなフードシステムにおける問題とその背景を理解できる。 ◆農と食に関わる問題について、経済・社会システムを考慮して現実的な対応策を考えることができる。 |
授業計画 | 第1回 | 以下の予定で進めるが,状況によって時間配分を変更することがある。 ガイダンス |
第2回 | フードシステムとは何か(1)食経済のあり方 | |
第3回 | フードシステムとは何か(2)フードシステムの矛盾 | |
第4回 | フードレジーム論 | |
第5回 | 食生活と健康(1)概論 | |
第6回 | 食生活と健康(2)食の外部化 | |
第7回 | 食生活と健康(3)肥満と飢餓 | |
第8回 | 食料生産のアンバランス(1)人口と食料 | |
第9回 | 食料生産のアンバランス(2)食料生産の現状 | |
第10回 | 1回目小テストと解説、家庭環境の変化と食の変化 | |
第11回 | 家庭環境の変化と食の変化続き | |
第12回 | 都市問題 | |
第13回 | フードデザート問題(1)高齢化社会 | |
第14回 | フードデザート問題(2)現状と原因 | |
第15回 | フードデザート問題(3)対策、2回目小テストと解説 |
授業外学習の課題 | 事前・事後に以下の文献に目を通しておくと授業への理解が深まる。 ①高柳長直(2006)『フードシステムの空間構造論』筑波書房. ②高橋正郎監修(2001)『フードシステムの構造変化と農漁業』農林統計協会. ③マリオン・ネスル(2005)『フード・ポリティクス』新曜社. ④茅野信之(2006)『アメリカの穀物輸出と穀物メジャーの発展』中央大学出版部. ⑤岩間信之編(2013)『改定新版フードデザート問題-無縁社会が生む「食の砂漠」-』農林統計協会. ⑥岩間信之編(2017)『都市のフードデザート問題-ソーシャル・キャピタルの低下が招く街なかの「食の砂漠」-』農林統計協会. 授業の予習復習には2~3時間程度の学修やノートの整理をすることが望ましい。 |
履修上の注意事項 | ・単位修得のための特別措置は一切とらないので、授業内容を各自で復習し、試験に備えること。小テストを2回受けていない者はX評価となる。なお、公認欠席以外の、インターンシップや就活などでテストを休む場合、再テストは受け付けない。 ・毎回、資料を配布するが、同じ資料のカラー版をmoodleにpdf形式で置いておくので、印刷が見えづらい場合や欠席した場合、学修にはそちらを利用すること。 ・授業中、テーマについてグループでの話し合いと意見の発表をさせることがある。 ・各自、授業中にメモやノートをとること。 ・リアクションペーパーは、配布時に来ている学生のみに配布する。 ・公認欠席時の資料は後日配布する。(moodleからも印刷可能) |
成績評価の方法・基準 | リアクションペーパー(10%)、小テスト2回(90%)で評価する。 小テストを2回受けていない者はX評価となる。なお、公認欠席以外の、インターンシップや就活などでテストを休む場合、再テストは受け付けない。 |
テキスト | 教科書は指定しない。 |
参考文献 | 各講義で適宜,参考文献をあげていく。 |
主な関連科目 | 環境と農林水産業,地域環境論,環境地理学概論 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
メールにて質問・相談を受け付ける。リアクションペーパーに対するフィードバックは次回授業内で随時言及する。また、小テストのフィードバックとして解説をテスト日に行う。また、アナウンス、資料の掲載などはmoodleを使用する。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
人間環境学部人間環境学科(基幹科目Ⅱ環境社会系) | FHES35205 | 2017~2017 | 3・4 | - | - | - | - | - |
人間環境学部人間環境学科(発展科目) | FHES35109 | 2018~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
人間環境学部人間環境学科(発展科目) | FHES25109 | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
人間環境学部人間環境学科(発展科目) | 51300 | 2024~2024 | 2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |