授業コード 50015200 クラス
科目名 環境と農林水産業 単位数 2
担当者 佐々木 緑 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 環境と農林水産業
Studies on Environment-Agriculture, Forestry and Fisheries Relations
授業の概要 第一次産業に関わる基礎的概念や用語を学修するとともに,食料供給の源である農業、林業、漁業が営まれる環境について学び,生きていく上で不可欠な食料生産と自然生態系との結びつきを理解する。また,生産現場の最新動向を交えつつ,そこで生じている環境問題について取り上げ,その原因と影響を世界経済や国際情勢といったマクロな視点から理解する。
具体的には,農業立地論からみた農業生産の特徴,日本農業の現状と食料貿易構造の特徴,農林水産業における環境問題などを取り上げるが、全体的には農業を中心に授業を進める予定である。
なお、本科目は「食料環境システム論」の履修前提科目となっている。
学習の到達目標 ◆農業・林業・水産業のそれぞれと環境との密接な関係が理解できる。
◆食料生産の場としてだけでなく、生活の場としての農山村の環境を理解できる。
◆第一次産業において生じている環境問題を消費者の動向や経済、国際情勢を考慮して幅広い視野から考えることができる。
授業計画 第1回 以下の予定で進めるが,状況によって時間配分を変更することがある。
ガイダンス
第2回 世界の農業形態
第3回 農業立地論から現代を考える(1)農業と環境
第4回 農業立地論から現代を考える(2)立地論
第5回 日本の食料生産の現状(1)食料自給率・農業政策
第6回 環境保全型農業(オンデマンド)
第7回 日本の食料生産の現状(2)減反の廃止
第8回 日本の食料貿易とそれをめぐる問題
第9回 食料貿易が意味すること:水問題
第10回 世界の農業における水の問題つづき
第11回 大量生産のしくみ:GM作物と農業システム
第12回 地産地消と食文化
第13回 海外における地産地消
第14回 林業における環境問題(1)森林の役割と生産
第15回 林業における環境問題(2)産業と熱帯林
授業外学習の課題 事前・事後に以下の文献に目を通しておくと授業への理解が深まる。
特に,日本の第一次産業の概論を知る上で,白書は良い資料となろう。
①農林水産省(2023)『食料・農業・農村白書』農林水産省.
②農林水産省(2023)『森林・林業白書』農林水産省.
③農林水産省(2023)『水産白書』農林水産省.

その他専門書については,授業の中でそれぞれ紹介する。
授業の予習復習には2~3時間程度の学修やノートの整理をすることが望ましい。
履修上の注意事項 ・第一次産業のなかでも、農業のテーマが主となっていることに留意する。
・ブレンド型授業を実施する。5/2は休講とし、補講は授業の動画(mp4)をmoodleに置いておくオンデマンド形式とする。こちらの動画は6月下旬に用意する予定で7/18までに見てもらうこととなる。
・毎回、資料を配布するが、同じ資料のカラー版をmoodleにpdf形式で置いておくので、印刷が見えづらい場合や欠席した場合、学修にはそちらを利用すること。
・授業中、テーマについてグループでの話し合いと意見の発表をさせることがある。
・各自、授業中にメモやノートをとること。
・リアクションペーパーは、配布時に来ている学生のみに配布する。
・公認欠席時の資料は後日配布する。(moodleからも印刷可能)
・この科目は発展科目「食料環境システム論」の履修前提科目となっている。
成績評価の方法・基準 リアクションペーパー(10%)、期末試験(90%)を総合して評価する。
テキスト 教科書は指定しない。
参考文献 各講義で適宜,参考文献をあげていく。
主な関連科目 食料環境システム論,地域環境論,環境地理学概論
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
メールにて質問・相談を受け付ける。リアクションペーパーに対するフィードバックは次回授業内で随時言及する。また、アナウンス、資料の掲載などはmoodleを使用する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人間環境学部人間環境学科(基幹科目Ⅰ) FHES24113 2017~2017 2・3・4 - - - - -
人間環境学部人間環境学科(基礎科目) FHES23111 2018~2022 2・3・4 - - - - -
人間環境学部人間環境学科(基礎科目) FHES13109 2023~2023 1・2・3・4 - - -
人間環境学部人間環境学科(基礎科目) 51200 2024~2024 1・2・3・4 - - -