授業コード 50006310 クラス 10
科目名 卒業研究 単位数 4
担当者 松川 太一 履修期 年間授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 卒業研究の作成 Graduation Research Seminar
授業の概要 各自の研究テーマにもとづいた卒業研究について研究指導をおこなう。環境ゼミナールで学んだ研究テーマ設定と研究の進め方にもとづいて、各自が研究を進めていく。社会学の視点から調査・研究する方法について指導をおこなうので、さまざまな人間と人間の関係(コミュニケーションやコミュニティなど)が主要な研究テーマとなる。
学習の到達目標 ・受講者自身の興味関心にもとづいて、適切な研究テーマを設定することができる。
・設定した研究テーマについて、資料収集や社会調査を通じて独自性のある研究ができる。
・計画的に卒業研究をおこない、最終的に研究成果を提出・発表することができる。
授業計画 第1回 【以下の授業計画は進行状況によって変化する可能性がある】
前期ガイダンス:卒業研究の進め方についてイメージする
第2回 研究するとは、何をすることか?
第3回 どこまでも事実に基づいて研究するために
第4回 どこまでも誠実に研究するために
第5回 批判的に考え、批判的に読む
第6回 研究の流れ
第7回 小さなトピックを見つける
第8回 大きなテーマを見つける
第9回 問いを立て、答えを見とおす
第10回 事実が書かれた資料を探す
第11回 資料のなかからデータを集める
第12回 データに事実を語らせる
第13回 大学教員を訪ね、アドバイスをもらう
第14回 構想や結果をプレゼンテーションする
第15回 前期まとめ:調査・研究計画の発表
第16回 後期ガイダンス:卒業研究を書くことをイメージする
第17回 どこまでも誠実に書くために
第18回 どこまでも論理的に書くために
第19回 卒業研究の組み立て方を知る
第20回 アウトラインの作成
第21回 中間発表
第22回 序論を書く(1):目標規定文の検討
第23回 序論を書く(2):問いの検討
第24回 序論を書く(3):答えに関する仮説の検討
第25回 本論を書く(1):データ分析
第26回 本論を書く(2):答えとその根拠
第27回 本論を書く(3):図表作成
第28回 結論を書く
第29回 形式を整え、提出する
第30回 研究結果の発表
授業外学習の課題 文部科学省の省令(大学設置基準)および本学学則では、単位修得には少なくとも授業時間の2~3倍の授業外学習を求めている。とりわけ卒業研究では、授業外の時間に研究を自主的に進めることが必要である。卒業研究における授業とは、各自の研究の進行状況について発表・議論し、今後の研究の進め方について意見をもらう場所だと考えてほしい。具体的には、下記をはじめとする授業外学習に取り組むこと。
・事前学習(2時間程度):授業時に次回の授業内容について説明するので、テキストを参考にして研究を進める。
・事後学習(2時間程度):授業で指示された内容について調べて研究を進める。
履修上の注意事項 ・資料配布や課題提出等にMoodleを利用する。
・公認欠席制度の配慮内容は以下の通りとする。
 -公認欠席時の資料は後日配布する。
 -小テストやプレゼンテーション時に公認欠席となる場合、追試または代替措置で対応する。
成績評価の方法・基準 提出した卒業研究(70%)、授業への取り組み(30%)を目安に総合的に評価する。
テキスト ・沼崎一郎, 2018,『はじめての研究レポート作成術』岩波書店.(岩波ジュニア新書, ISBN:9784005008650)
→ 電子書籍が販売されているので、紙版、電子版どちらでも可。
参考文献 ・宮内泰介・上田昌文, 2020,『実践 自分で調べる技術』岩波書店.(岩波新書, ISBN:9784004318538)
その他、研究テーマに関連した文献を紹介する。
主な関連科目 環境ゼミナールa、環境ゼミナールb、環境社会調査、環境コミュニケーション入門、環境コミュニケーション論、環境NPO・NGO論
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問・相談には、授業中および授業終了後、オフィスアワー(月曜5時限)、Moodle等で対応する。
課題等についてのフィードバックは、次回以降の授業もしくはMoodleで行う。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人間環境学部人間環境学科(ゼミナール科目) FHES47101 2017~2021 4 - - - - -