授業コード 50003900 単位数 2
科目名 環境教育論 クラス
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 西村 仁志 配当年次 *下表参考

授業の題目 環境教育論 Environmental Education
学修の概要  「環境教育」は知識や教養の習得に終始することなく、環境とそれにかかわる問題へのセンスやマインドを身につけ、「持続可能な社会づくり」への参加と行動をもとめる新しい教育実践である。この授業では環境教育のさまざまな実践現場について取り上げ、その全体像について紹介する。またこの講義の受講を通じて一人ひとりが「人・自然・社会をつなぎ直す」人間となることを願っている。

【実務経験内容:担当者は1993年に環境教育の専門事務所「環境共育事務所カラーズ」を開業し、環境教育の現場の企画、パートナーシップ創出、実施に関わってきた。】
学修の到達目標 「環境教育」とは何かを理解し、またその教育実践について具体的に示し、それらの意義について論じることができるようになること。
授業計画 第1回 ガイダンスとイントロダグション
環境教育ならびに本科目の概要について知る
第2回 環境教育の目的・歴史・射程・理念
環境教育が求められてきた背景、環境教育の特徴やめざすものについて知る
第3回 自然体験活動と環境教育①
自然体験活動とは何か、実践とその意義について知る
第4回 自然体験活動と環境教育②
レイチェル・カーソンの著作から、その意義について知る
第5回 家庭生活と環境教育①
「エコチェック」を通じて自分の生活を環境面から検証する
第6回 家庭生活と環境教育②
「グリーンコンシューマー」の取り組みについて知る
第7回 まちづくりと環境教育①
ドイツの環境都市の取り組みを知る
第8回 まちづくりと環境教育②
日本の環境まちづくりの事例について知る
【オンライン授業】
第9回 「自然学校」における環境教育実践
「自然学校」とは何か、実践とその意義について知る
第10回 「もりのようちえん」における環境教育実践
「もりのようちえん・里山保育」とは何か、実践とその意義について知る
第11回 学校教育における環境教育
学校教育における環境教育の位置付け、実践について知る
第12回 現代における公害教育の動向と意義
「公害教育」とは何か、その歩みと意義について知る
第13回 地球系環境教育を考える
アマゾン源流地帯の先住民の暮らしから、あらためて地球との関わりを考える
【オンライン授業】
第14回 災害多発とCOVID-19の時代における環境教育
気候変動と気象災害にどのように対応するかを考える
第15回 まとめ・これからの環境教育
本科目の内容のまとめを行い、いまの時代における環境教育の使命と可能性について考える
授業外学習の課題 事前学習(2時間程度):次回講義のテーマについて、各自調べて予備知識を集めておくこと。
事後学習(2時間程度):各回テーマに関連した「問い」を含んだ提出課題を指示するので、講義資料をもちいて復習し、Moodle上で回答する。
履修上の注意事項 教材の配布、課題の提出にはMoodleを利用する
公認欠席は欠席として扱いますが、講義資料を確認し、課題を提出すること

【ブレンド型授業を実施します】
第8回(5/29)、第13回(7/3)はオンライン(オンデマンド型)で実施します。(動画配信とMoodleでの課題提出)

この科目は発展科目(基幹科目Ⅱ)「環境教育プランニング」の履修前提科目となっている。
成績評価の方法・基準 各回の課題やフィードバック(30%)+期末レポート(70%)から評価する。
全体の講評をMoodleに掲載する
テキスト 教科書は指定しない。講義資料はMoodleよりダウンロードすること。
参考文献 降旗信一・高橋正弘編著「現代環境教育入門」(筑波書房)
水山光春編著「よくわかる環境教育」(ミネルヴァ書房)
井上有一・今村光章編著「環境教育学ー社会的公正と存在の豊かさを求めて」(法律文化社)
今村光章編著「環境教育学の基礎理論: 再評価と新機軸」(法律文化社)
左巻健男ほか編著「地球環境の教科書10講」(東京書籍)
レイチェル・カーソン著「センス・オブ・ワンダー」(新潮社)
杦本育生著「グリーンコンシューマー―世界をエコにする買い物のススメ」(昭和堂)
日本環境教育学会編「環境教育」(教育出版)
日本環境教育フォーラム編著「日本型環境教育の提案」(小学館)
日本環境教育フォーラム編著「日本型環境教育の知恵」(小学館クリエイティブ)
阿部治・野田研一編著「あなたの暮らしが世界を変えるー持続可能な未来がわかる絵本」(山と渓谷社)
日本環境教育学会「アクティブ・ラーニングと環境教育」(小学館)
佐藤真久・田代直幸・蟹江憲史編著「SDGsと環境教育」(学文社)
その他、授業時にも指示する。
主な関連科目 「エコツーリズム論」
「環境教育プランニング」
「自然解説実習」
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問・相談は授業終了後の教室内で、もしくは担当者宛メールにて対応する。(hnishimu@shudo-u.ac.jp)

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人間環境学部人間環境学科(基礎科目) FHES23112 2018~2022 2・3・4 - - - - -
人間環境学部人間環境学科(基礎科目) FHES13110 2023~2023 1・2・3・4 - -
人間環境学部人間環境学科(基礎科目) 51200 2024~2024 1・2・3・4 - -