授業コード 50002700 単位数 2
科目名 環境法入門 クラス
履修期 前期授業 カリキュラム ＊下表参考
担当者 下村　英嗣 配当年次 ＊下表参考
授業の題目 環境法の基礎知識
学修の概要 　人間環境学部の１年次から２年次で学習する環境問題の知識があることを前提に授業を進める。
　法律は、環境保護に関する市民、企業、政府の行動規範を決める。循環型社会や持続可能な社会、環境にやさしい社会を家とするならば、環境法は、その家の柱、骨組みにあたるといえる。
　この講義では、環境法の入門編として、環境法を学ぶ上で必要不可欠な基礎知識について、環境基本法を中心に概説する。「環境法」では個別環境法を取り上げるため、本講義では、数ある環境法全般に共通する概念や原則、構造、手法について学ぶ。
　したがって、「環境法」「比較環境法」の履修を予定している者は、本講義を履修することが強く望まれる。
学修の到達目標 環境法の原理、原則、手法を理解できるようになる。
授業計画 第１回 前半：シラバス確認テスト(シラバスを読んでいるか否かの確認)
後半：概要～環境と法律
第２回 環境法の史的展開～環境基本法ができるまで
第３回 (オンデマンド)環境基本法と環境法体系
第４回 環境法の理念と主体
第５回 環境権①：環境権の法的性質
第６回 環境権②：手続と配慮
第７回 環境法の諸原則①：未然防止原則、予防原則
第８回 前半：環境法の諸原則②：汚染者負担、原因者負担、受益者負担
後半：前半まとめテスト
第９回 環境基準と規制基準：法的性質と機能
第１０回 規制的手法①：事前規制・是正措置・制裁
第１１回 規制的手法②：規制的手法の法律例
第１２回 非規制的手法：経済的手法、情報的手法
第１３回 環境影響評価法：環境配慮と横断条項
第１４回 公害被害者救済制度
第１５回 前半：重要キーワードの整理
後半：後半まとめテスト
授業外学習の課題 ＜予習：２時間＞
○環境省HP等で、次回講義で取り上げる法律の施策、現状などに目を通してくること。
○環境六法などで、次回講義で取り上げる法律の「目的」「定義」に目を通してくること。

＜復習：２時間＞
○講義で取り上げた内容に関連する条文を環境六法でチェックすること。
○教科書を使い、講義で扱った内容部分を読むこと。
履修上の注意事項 【ブレンド型授業を実施します】
＊オンデマンドはMoodleを使用
①内容レベルから２年次からの履修を強くすすめる。
②まとめテストは講義内容を理解しない限り解けない応用問題を出すため、真摯に受講すること。
③毎回「ベーシック環境六法」で条文を参照すること。
④毎回、授業中に受講生の中から任意で数名を指名し意見を求めることが多いので、指名された人は、意見を必ず述べること。

※公認欠席制度に関する欠席時の対応は、以下の通りとする。
・資料は後日配布
・シラバステストおよびまとめテストは代替措置で対応
成績評価の方法・基準 授業への取り組み(第1回のシラバス確認テスト)１０％
まとめテスト(2回)９０％(記述・論述式)
テキスト 大塚直(編)『18歳からはじめる環境法(第2版)』(法律文化社)
『ベーシック環境六法』(第一法規)
参考文献 講義の中で適宜紹介する
主な関連科目 環境事例入門、環境法、暮らしの中の環境法、比較環境法、気候変動と環境法
オフィスアワー及び
質問・相談への対応		 質問等は、授業中に積極的にしてください。
■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人間環境学部人間環境学科（基礎科目） FHES13101 2017～2017 1・2・3 - - - - -
人間環境学部人間環境学科（入門科目） FHES11103 2018～2022 1・2・3・4 - - - - -
人間環境学部人間環境学科（入門科目） FHES11103 2023～2023 1・2・3・4 ○ ○ - - -
人間環境学部人間環境学科（入門科目） 51200 2024～2024 1・2・3・4 ○ ○ - - -