授業コード 42030000 クラス
科目名 ソフトウェアⅡ 単位数 2
担当者 脇谷 直子 履修期 第4学期
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 ソフトウェアⅡ
授業の概要 ソフトウェアⅠで学んだ基礎的な知識を基に,より社会的で情報システムに関連するテーマ別の問題まで考える講義です.
ソフトウェアが社会においてどのような役割を果たしているか,その重要性について考えます.また,現実には情報システムを取り巻く環境や技術・形態がどのように変化し,どのような課題が生じるのかについて考え,問題解決ができるようソフトウェアに関連する社会的なテーマを広く紹介します.
★の回については,ゲストスピーカーの招聘を予定しています(変更の可能性あり).授業回によっては,内容はそのままに扱うテーマの順序を入れ替える可能性があります.第15回はオンデマンドで実施します.
学習の到達目標 情報システムとソフトウェアに関する諸問題について理解し,キーワードを説明することができる.
授業計画 第1回 情報システムとソフトウェア(大規模化と複雑化):
ガイダンスにより授業の進め方と概要を知り,ソフトウェアの規模や複雑さについて考える.
第2回 情報システムとソフトウェア(ネットワークの役割):
ネットワークの役割を考え,クラウドコンピューティングの概要を理解する.
第3回 サービスとセキュリティ(情報システムの保守と運用):
情報システムの保守と運用プロセスを知る.また,サービスマネジメントの概要を理解する.
第4回 サービスとセキュリティ(クラウドとセキュリティ):
情報セキュリティマネジメントシステムの概要を理解し,クラウドセキュリティについて考える.★
第5回 情報システムの導入・開発プロジェクト(情報システム調達の特徴):
情報システムの調達について考える.
第6回 情報システムの導入・開発プロジェクト(社会的影響とソフトウェア品質):
情報システムの社会的役割について考え,システムやソフトウェアに求められる品質の概要を知る.
第7回 多様なソフトウェアとプロジェクト(ITとマネジメント,産業の変化):
産業とソフトウェアの多様な役割について考え,プロジェクトマネジメントの概要を理解する.
第8回 多様なソフトウェアとプロジェクト(自動車産業とIT):
自動車産業を例に,ソフトウェアの役割と課題について考える.★
第9回 情報技術の発展(デジタル技術の発展):
デジタル社会で活用が期待される技術の概要を知る.
第10回 情報技術の発展(DXとデータ利活用):
デジタルトランスフォーメーションの概要を知り,求められる理由について考える.
第11回 ユーザとサービス(ユーザビリティ,アクセシビリティ):
ユーザビリティとアクセシビリティの概要を理解する.
第12回 ユーザとサービス(UX改善とWeb3):
ユーザエクスペリエンスについて理解し,変化するデジタル社会について考える.★
第13回 ビジネスとガバメントのデジタル化(ECとビジネスモデル):
商取引やビジネスモデルにおいて,情報技術がどのような役割を果たしてきたか考える.
第14回 ビジネスとガバメントのデジタル化(行政のデジタル化):
行政における情報システムと,デジタル社会における自治体の取り組み例を知る.★
第15回 全体のまとめ:
これまでの補足を行い,授業全体を振り返る.(オンデマンド)
授業外学習の課題 授業外で行う予習復習は,基本的に以下の内容を想定しています.なお,特別な場合は,授業中に説明します.
(予習)提示された次回授業のテーマについて考えてみてください.
(復習)理解が不足していると思われる点は,重点的に復習しておいてください.あらかじめ授業中には積極的にメモをとり,学んだことを記録に残すことによって,復習ができる環境を整えておくことをお勧めします.期末試験の前など重点的に復習を行う際は,学習目標やキーワード,取り組んだ課題を中心に,10時間程度かけることが望ましいです.
全体的には,授業前後に各2時間の学習を目安とします.
履修上の注意事項 ブレンド型授業を実施します.
履修にあたっては,コンピュータに関する一般的な知識を必要とします.ソフトウェアⅠを履修していることが望ましいです.自ら考え,理解することが重要になります.
全体を通してmoodleを利用します.最後に期末試験を実施します.
公認欠席については,総合評価時に平常点評価において配慮します.基本的な資料はmoodleコース上で提供しますので,できるだけ自習して課題に取り組んでください.
成績評価の方法・基準 授業参加後の確認テストなど課題提出による平常点50%,期末試験50%で総合的に評価します.

【参考】到達目標と成績評価基準との関係
到達目標は「情報システムとソフトウェアに関する諸問題についての理解」と「キーワードの説明」です.
成績評価においては,単元毎に扱うテーマの主要な学習目標について,毎回の授業を経て達成しているかどうかを,確認テストや課題の提出を通じて評価します.すなわち諸問題についての理解度の評価です.また,授業全体を通じて諸問題やキーワードの理解が説明可能なレベルで修得できているかどうかを,期末試験で評価します.
テキスト 必要な資料はmoodleにより提供します(その他の方法での提供は必要に応じて行います).ただし,ゲストスピーカー提供資料などの一部資料は除きます.
参考文献 テーマ毎に異なる複数の文献を参考にするため,参考にした文献,参考にしてもらいたい文献については適宜紹介します.
主な関連科目 ソフトウェアⅠ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
毎回,授業終了後に受け付けます.ただし,特別な事情がある場合は相談に応じます.
確認テストのフィードバックは,正答や解説を確認してください.

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
経済科学部現代経済学科(H群) FECE20812 2017~2022 2・3・4 - - - - -
経済科学部現代経済学科(H群) FECE20812 2023~2023 2・3・4 - -
経済科学部現代経済学科(H群) 41300 2024~2024 2・3・4 - -
経済科学部経済情報学科(C群) FEEI20310 2017~2022 2・3・4 - - - - -
経済科学部経済情報学科(C群) FEEI20310 2023~2023 2・3・4 - -
経済科学部経済情報学科(C群) 42300 2024~2024 2・3・4 - -