授業コード | 42008002 | 単位数 | 2 |
科目名 | 数理経済学Ⅱ | クラス | 02 |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 前田 純一 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | ミクロ経済学の基礎知識の確認、および、その応用 |
学修の概要 | ミクロ経済学の理論(消費行動の分析、生産行動の分析、市場の分析)の基礎的な知識を確認したうえで、その応用分野(不完全競争市場の分析、市場の失敗)について学修を進めていきます。また、基礎的な演習問題の解き方を解説しながら、その知識をもとに応用的な問題演習も行っていきます。その後、図による分析を基礎知識としながら、数学的手法による消費行動分析、生産行動分析についても学修を進め、問題演習を行います。 |
学修の到達目標 | ミクロ経済学の基礎理論(消費行動の分析、生産行動の分析、市場の分析)を確認し、同時に、その応用理論(不完全競争市場の分析、市場の失敗)について理解することを目標とします。また、数学的手法による消費行動分析、生産行動分析について、数学的手法を理解することを目標とします。 |
授業計画 | 第1回 | 講義概要および授業の進め方について説明します。 |
第2回 | ミクロ経済学の基礎知識および応用分野の確認: 消費行動分析、生産行動分析、市場分析の基礎理論が不完全競争市場の分析、市場の失敗などと、どのように関連しているかを理解します。 |
|
第3回 | 市場の失敗①:外部経済、外部不経済 外部性をもたらす財の需要と供給、社会的費用、社会的便益などについて理解します。 |
|
第4回 | 市場の失敗②:外部不経済と環境税 私的限界費用、社会的限界費用、厚生損失、ピグー的課税などについて理解します。 |
|
第5回 | 問題演習①:市場の失敗に関する演習 公務員試験の過去問などを使って、外部経済、外部不経済、厚生損失、ピグー的課税などに関連した演習を行い、理解を深めます。 |
|
第6回 | 市場の失敗③:公共財の概念 非競合性、非排除性、ただ乗りなどについて理解します。 |
|
第7回 | 市場の失敗④:公共財の供給 公共財の供給と費用委負担、価格設定などについて理解します。 |
|
第8回 | 問題演習②:公共財に関する演習 公務員試験の過去問などを使って、非競合性、非排除性、公共財の供給などに関連した演習を行い、理解を深めます。 |
|
第9回 | 数学的手法による消費行動分析①:限界効用、効用関数、限界代替率 限界効用の考え方、関数を用いた効用関数の概念、無差別曲線を用いた限界代替率などについて理解します。 |
|
第10回 | 数学的手法による消費行動分析②:最適消費点で成立する条件、限界効用均等の法則 最適消費点で成立している条件を、図による考察にもとづいて数学的に表現することについて理解します。 |
|
第11回 | 問題演習③:限界効用、限界代替率、限界効用均等の法則に関する演習 公務員試験の過去問などを使って、限界効用、限界代替率、限界効用均等の法則などに関連した演習を行い、理解を深めます。 |
|
第12回 | 数学的手法による生産行動分析①:生産関数、規模に関する収穫、限界生産力 生産関数、規模に関する収穫、限界生産力などについて理解します。 |
|
第13回 | 数学的手法による生産行動分析②:等生産量曲線、等費用曲線、費用最小化 等生産量曲線、等費用曲線、費用最小化の考え方などについて理解します。 |
|
第14回 | 数学的手法による生産行動分析③:技術的限界代替率、費用最小点で成立する条件、 技術的限界代替率、限界生産力均等の法則などについて理解します。 |
|
第15回 | 14回の授業内容の振り返り:不完全競争市場の分類と分析方法、市場の失敗の考え方と分析方法、消費行動、生産行動の数学的手法による分析などについて再確認を行い、理解度を確認します。 |
授業外学習の課題 | 事前学修:授業計画に記載されいる毎回の講義内容に対応する教科書の内容について目を通し、予習を行っておくこと。 事後学修:毎回の授業内容を振り返り、理解できなかった部分については、次回の授業で質問できるよう準備をしておくこと。 |
履修上の注意事項 | テキストに書き込みを行いながら授業を進めますので、毎回の授業にテキストを持参してください。また、毎回の授業でパワーポイントのスライドのコピーを資料として配布します。試験時に持ち込み資料としますので、各自で保存してください。出席については、公認欠席となる場合は欠席としてはカウントしません。期末試験時に公認欠席となる場合は追試験あるいは代替措置で対応します。 |
成績評価の方法・基準 | 定期試験(100%)で評価します |
テキスト | 前田純一『改訂版:経済分析入門Ⅰ-ミクロ経済学への誘い-』晃洋書房 |
参考文献 | 必要な場合は授業中に紹介します。 |
主な関連科目 | 「経済分析入門Ⅰ」、「経済分析入門Ⅱ」 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問・相談は、原則として授業終了後に受け付けますが、メールでの質問・相談にも対応します。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
経済科学部経済情報学科(A群) | FEEI30108 | 2017~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
経済科学部経済情報学科(A群) | FEEI30108 | 2023~2023 | 3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
経済科学部経済情報学科(A群) | 42300 | 2024~2024 | 3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |