授業コード | 42007000 | 単位数 | 2 |
科目名 | 情報経済学Ⅱ | クラス | |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 永岡 成人 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 情報と意思決定の経済分析 |
学修の概要 | この授業では、情報と意思決定のモデル分析を講義します。具体的には、市場や組織における情報の問題に注目して、情報の非対称性が引き起こす問題や経済主体間の情報を巡る駆け引きをゲーム理論を用いて分析します。 |
学修の到達目標 | 情報と意思決定のモデルを用いた経済学的分析を行うことができる。 |
授業計画 | 第1回 | はじめに: この授業でどのような内容を取り扱うかを把握する。 |
第2回 | ゲーム理論の分析方法: 意思決定する状況を展開形ゲームや戦略形ゲームとして定式化して分析できるようになる。 | |
第3回 | ゲームと情報: ゲーム理論のナッシュ均衡の分析方法を習得する。 | |
第4回 | 情報の非対称性: 情報の非対称性がある状況をゲーム理論のモデルとして定式化できる。 | |
第5回 | 逆選択: 情報の非対称性がある状況での取引において、逆選択が発生することを分析する。 | |
第6回 | 部分ゲーム完全均衡の理論: ゲーム理論の部分ゲーム完全均衡の分析方法を習得する。 | |
第7回 | プリンシパル・エージェント問題: プリンシパル・エージェント関係をゲーム理論のモデルとして定式化できる。 | |
第8回 | モラルハザード: プリンシパル・エージェント間の情報の非対称性によってモラルハザードが発生することを分析する。 | |
第9回 | 完全ベイジアン均衡の理論: ゲーム理論の完全ベイジアン均衡の分析方法を習得する。 | |
第10回 | 行動と情報: ゲームのプレーヤーの行動が他のプレーヤーにどのような情報をもたらすかを分析できるようになる。 | |
第11回 | シグナリング: 情報の非対称性がある状況において、シグナリングが発生することを分析する。 | |
第12回 | 戦略的情報伝達: 情報の非対称性がある状況における戦略的な情報伝達を分析する。 | |
第13回 | 情報を巡る駆け引き: 情報の非対称性がある状況において、情報を巡る駆け引きを分析できるようになる。 | |
第14回 | 発展的な話題: これまでの内容に対する発展的な話題や補足的な話題を取り扱う。 | |
第15回 | まとめ: 情報と意思決定のモデル分析を用いた経済学的分析を行うことができる。 |
授業外学習の課題 | 以下の事前学習と事後学習をあわせて週当たり4時間程度の授業時間外の学習時間を見込んでいます。 事前学習: 講義資料を事前にダウンロードして目を通すことで予習する。 事後学習: 授業で解説した分析を再現して復習する。 |
履修上の注意事項 | 公認欠席制度の配慮内容: 公認欠席した場合には、欠席した回の内容について質問を受け付けます。 |
成績評価の方法・基準 | 学期末に出題する課題によって評価します。 |
テキスト | 講義資料をMoodleで配布します。 |
参考文献 | 神戸伸輔『入門 ゲーム理論と情報の経済学』日本評論社、2004年。 岡田章『ゲーム理論・入門(新版)』有斐閣、2014年。 梶井厚志・松井彰彦『ミクロ経済学 戦略的アプローチ』日本評論社、2000年。 伊藤秀史・小林創・宮原泰之『組織の経済学』有斐閣、2019年。 |
主な関連科目 | |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
オフィスアワーおよび授業終了後に個別に質問に対応します。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
経済科学部現代経済学科(A群) | FECE30112 | 2017~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
経済科学部現代経済学科(A群) | FECE30112 | 2023~2023 | 3・4 | ○ | ○ | - | ○ | - |
経済科学部経済情報学科(A群) | FEEI30112 | 2017~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
経済科学部経済情報学科(A群) | FEEI30112 | 2023~2023 | 3・4 | ○ | ○ | - | ○ | - |