授業コード | 42006500 | 単位数 | 2 |
科目名 | 情報経済学Ⅰ | クラス | |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 永岡 成人 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 情報と意思決定の経済分析 |
学修の概要 | この授業では、情報と意思決定のモデル分析を講義します。具体的には、まずは個人の意思決定理論として期待効用最大化モデルの解説を行います。次に、何らかの情報を得たときにその情報を用いて意思決定を行うためのベイズルールによる事後確率の計算方法を解説します。そして、この情報と意思決定のモデルを用いた経済分析の例をいくつか紹介します。 |
学修の到達目標 | 情報と意思決定のモデルを用いた経済学的分析を行うことができる。 |
授業計画 | 第1回 | はじめに: この授業でどのような内容を取り扱うかを把握する。 |
第2回 | ミクロ経済学の消費理論: 予算制約のもとでの効用最大化モデルの設定を理解し、数式や図でそれを表すことができる。 | |
第3回 | 最適消費の分析: 最適消費を計算や図を用いて分析できる。 | |
第4回 | 確率と確率分布: 偶然が結果を左右する状況を分析するための数学的準備として、確率の計算方法や基本的な公式などを習得する。 | |
第5回 | 平均と分散: 偶然が結果を左右する状況を分析するための数学的準備として、確率的期待値の考え方や計算方法を習得する。 | |
第6回 | 期待効用理論: 偶然が結果を左右する状況での意思決定を分析するための期待効用理論を習得する。 | |
第7回 | リスクと決定: 期待効用最大化モデルを用いて、リスクのある状況での意思決定を分析できる。 | |
第8回 | 経済分析への応用: これまでの内容を組み合わせて、リスクのある状況に関する経済分析を行う。 | |
第9回 | ベイズの定理: 情報と意思決定の分析を行うための数学的準備として、ベイズの定理を習得する。 | |
第10回 | 意思決定ツリー: 意思決定する状況を意思決定ツリーによって表現できるようになる。 | |
第11回 | 意思決定ツリーによる情報と意思決定の分析: 意思決定ツリーを用いた情報と意思決定の分析方法を習得する。 | |
第12回 | ゲーム理論への応用: 情報と意思決定のモデル分析の方法をゲーム理論に応用することで理解を深める。 | |
第13回 | 統計学への応用: 情報と意思決定のモデル分析の方法を統計学に応用することで理解を深める。 | |
第14回 | 発展的な話題: これまでの内容に対する発展的な話題や補足的な話題を取り扱う。 | |
第15回 | まとめ: 情報と意思決定のモデル分析を用いた経済学的分析を行うことができる。 |
授業外学習の課題 | 以下の事前学習と事後学習をあわせて週当たり4時間程度の授業時間外の学習時間を見込んでいます。 事前学習: 講義資料を事前にダウンロードして目を通すことで予習する。 事後学習: 授業で解説した分析を再現して復習する。 |
履修上の注意事項 | 公認欠席制度の配慮内容: 公認欠席した場合には、欠席した回の内容について質問を受け付けます。 |
成績評価の方法・基準 | 学期末に出題する課題によって評価します。 |
テキスト | 講義資料をMoodleで配布します。 |
参考文献 | 丸山雅祥・成生達彦『現代のミクロ経済学: 情報とゲームの応用ミクロ』創文社、1997年。 ハル・ヴァリアン『入門ミクロ経済学(原著第9版)』勁草書房、2015年。 宮川公男『意思決定論: 基礎とアプローチ』中央経済社、2010年。 松原望『意思決定の基礎』朝倉書店、2001年。 |
主な関連科目 | |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
オフィスアワーおよび授業終了後に個別に質問に対応します。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
経済科学部現代経済学科(A群) | FECE30111 | 2017~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
経済科学部現代経済学科(A群) | FECE30111 | 2023~2023 | 3・4 | ○ | ○ | - | ○ | - |
経済科学部経済情報学科(A群) | FEEI30111 | 2017~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
経済科学部経済情報学科(A群) | FEEI30111 | 2023~2023 | 3・4 | ○ | ○ | - | ○ | - |