授業コード 41032010 クラス 10
科目名 卒業論文 単位数 4
担当者 劉 亜静 履修期 年間授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 卒業論文の作成 How to write your graduation thesis?
授業の概要 本コースでは、金融分野における興味深いテーマを選定し、セミナーI、II、IIIで習得した理論的知識と分析スキルを応用して、卒業論文を策定し完成させます。学生は、自ら選んだテーマについて深い研究を行い、この過程で得た洞察と結論を卒業論文として形にします。論文作成プロセスは、自立した学習と研究の旅であり、初期段階でのテーマ選定から、リサーチ、データ分析、そして論文執筆に至るまで、一貫した指導のもとで進められます。

論文執筆過程では、学生は中間報告会を通じて進捗状況を共有し、教員からのフィードバックを受け取ります。これにより、研究プロジェクトの質を向上させると共に、研究テーマに対する理解を深めることができます。最終的には、完成した卒業論文を発表し、自身の研究成果として挙げられます。そして、このコースを通じて、学生は金融分野における専門知識を深めると共に、研究プロジェクトを自ら遂行するための重要なスキルを習得します。これらの経験は、学生が将来、学術界や業界で活躍するための強固な基盤を築くことに貢献します。
学習の到達目標 この卒業論文コースの学習目標は、セミナーI、II、IIIで習得した知識を統合し、各学生が自ら選定した研究トピックに関して、包括的な文献レビュー、定量的分析、そして研究結果のまとめを通じて、一貫した論文を執筆し完成させることにあります。学生は、選んだテーマに基づいて、徹底した研究を行い、そのプロセスで得られた洞察を論文として体系的に記述します。

また、このコースを通じて、学生は独立した研究プロジェクトを計画、実施、そして報告するための必要なスキルセットを発展させます。文献調査からデータの収集・分析、最終的な結論の導出に至るまで、研究プロセスの各段階で必要とされる能力を養い、批判的思考、問題解決、および学術的執筆スキルを向上させることが期待されます。最終的には、専門分野における新たな知見を提供する、質の高い卒業論文の完成を目指します。
授業計画 第1回 オリエンテーションとテーマ選定:研究テーマの選定プロセス紹介
第2回 卒業論文の書き方と文献検索方法、文献レビューの書き方について把握できるようになる
第3回 研究計画の作成、研究問題の定義、研究方法の選択について明確にできるようになる
第4回 先行研究の調査と報告をできるようになる
第5回 分析方法とテーマの選定①:データ収集の計画と実施をできるようになる
第6回 分析方法とテーマの選定②:研究実施方法を明確に確定できるようになる
第7回 論文指導1データ分析の結果発表をできるようになる
第8回 論文指導2データ分析の結果発表をできるようになる
第9回 論文指導3データ分析の結果発表をできるようになる
(Moodleコースでオンデマンド授業を実施する予定)
第10回 論文指導4中間発表の準備、中間報告をできるようになる
第11回 論文指導5中間発表の準備、中間報告をできるようになる
第12回 論文指導6中間発表の準備、中間報告をできるようになる
第13回 中間発表①学生の中間報告、フィードバックと質疑応答
第14回 中間発表②学生の中間報告、フィードバックと質疑応答
第15回 中間発表③学生の中間報告、フィードバックと質疑応答
第16回 研究の進捗確認① 個別指導、進捗確認と課題解決
第17回 研究の進捗確認② 個別指導、進捗確認と課題解決
第18回 研究の進捗確認③ 個別指導、進捗確認と課題解決
第19回 研究の進捗確認④ 個別指導、進捗確認と課題解決
(Moodleコースでオンデマンド授業を実施する予定)
第20回 研究の進捗確認⑤ 個別指導、進捗確認と課題解決
第21回 論文執筆の技術指導①学術的執筆スタイル、引用と参考文献の記載方法
第22回 論文執筆の技術指導②結論の書き方、研究結果のまとめ方、結論の効果的な提示
第23回 論文の最終チェック①校正と編集の重要性、論文提出前のチェックリスト
第24回 論文の最終チェック②論文提出前のチェックリスト
第25回 最終発表の準備①最終報告の構成、プレゼンテーションの練習
第26回 最終発表の準備②最終報告の構成、プレゼンテーションの練習
第27回 最終発表①学生の最終報告、フィードバックと質疑応答
第28回 最終発表②学生の最終報告、フィードバックと質疑応答
第29回 最終発表③学生の最終報告、フィードバックと質疑応答
第30回 コースの総括と論文提出:コースの振り返り、論文の提出と評価プロセス
授業外学習の課題 授業外学習課題として、各自が選定した研究トピックに関する分析を進める際には、以下の点に注意してください。
まず、先行研究を徹底的に調査し、その知見を自身の研究基盤として活用します。さらに、現実の経済状況や政策、新聞記事などの現実世界の情報も積極的に比較検討し、これらの情報を自身の分析に組み込むことが重要です。
これらの多角的な視点からの情報収集と比較分析を通じて、研究の深みを増し、より実証的で説得力のある分析結果を導き出すことを目指してください。このプロセスは、論文の信頼性と関連性を高めるために不可欠です。
履修上の注意事項 1この卒業論文コースは、学生が卒業論文を効果的に完成させるための支援を目的として設計されています。ゼミナールⅢ、Ⅳと並行して受講することが強く推奨されます。このコースでは、論文の構想から最終稿の完成に至るまで、段階的なガイダンスとフィードバックを提供し、学生の分析力、情報整理能力、および論文執筆スキルの向上を促します。学生は自らの研究成果を発表し、学生同士からの意見を受けることで、研究の深化と論文の質の向上を図ることができます。

2遅刻や無断欠席は厳しく禁止されています。このコースでは、単に講義を聞くだけではなく、積極的に議論に参加し、意見を交換することが期待されています。このような対話を通じて、学生は批判的思考を磨き、研究テーマに対する理解を深めます。したがって、すべての学生には、授業に積極的に参加し、互いに学び合うことで、より豊かな学習経験を享受するよう求められます。

・公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しないよう配慮します。
 ※単位認定要件または期末試験等の受験要件として、一定の出席回数を定める場合。
成績評価の方法・基準 卒業論文の作成、分析、中間報告及び提出された卒業論文の内容により評価する。
テキスト 使用しない。
参考文献 ゼミ生のそれぞれの卒業論文の作成状況によって、授業中に指示する。
主な関連科目 ゼミナールI・II・III・Ⅳ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
基本的に講義の前後に質問等を受け付けます。それ以外の時間では、事前に連絡すれば対応します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
経済科学部現代経済学科(D群) FECE40406 2017~2022 4 - - - - -
経済科学部現代経済学科(D群) FECE40406 2023~2023 4 -
経済科学部現代経済学科(D群) 41400 2024~2024 4 -