授業コード 41008500 単位数 2
科目名 計量経済学Ⅰ クラス
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 塗師本 彩 配当年次 *下表参考

授業の題目 計量経済学 I/ Econometrics I
学修の概要  計量経済学とは、経済データから因果関係を読み解くための分析方法を扱う学問です。例えば、「勉強時間を増やせばテストの成績はよくなるのか?」といった身近な関心・疑問に対して、データを使って答える方法を学びます。授業では、データ分析の方法を学ぶだけでなく実践的な力を身に着けるためにExcelを用いた演習も予定しています。
 計量経済学を学べば、日常にあふれる様々な関心・疑問について、自分でデータを用いて答えることができるようになります。また、日常にあふれるデータ分析の結果を批判的にみる力も養うことができます。
学修の到達目標 ・データを適切にまとめて解釈できる
・相関関係と因果関係を区別できる
・関心のある問題について簡単な計量分析を行うことができる
授業計画 第1回 イントロダクション
第2回 統計学の復習(1):1変数のデータの特徴の捉え方
keywords: データの種類/ 記述統計/ 度数分布表/ 代表値
第3回 統計学の復習(2):2変数のデータの特徴の捉え方
keywords: 共分散/ 相関係数/ 散布図/ 因果関係
第4回 統計学の復習(3):確率と統計的推論の考え方
keywords: 確率変数/ 確率分布/ 期待値/ 仮説検定
第5回 Excel演習:データの特徴を捉える
keywords: Excel基礎/ 関数/ 記述統計
第6回 単回帰モデルの定式化
keywords: 一次関数/ 回帰関数/ 被説明変数/ 説明変数
第7回 単回帰モデルの推定
keywords: 最小二乗法/ 推定量の導出/ 係数の意味/ 予測値
第8回 Excel演習:単回帰分析の実践
keywords: データ分析/ 単回帰分析
第9回 OLS推定量の統計的性質
keywords: 不偏性/ 一致性/ 必要な仮定
第10回 回帰分析における因果関係
keywords: 相関関係と因果関係/ 条件付き期待値/ 脱落変数
第11回 仮説検定
keywords: 帰無仮説/ 検定統計量/ 臨界値/ t分布
第12回 重回帰分析
keywords: 重回帰モデル/ 自由度修正済み決定係数
第13回 いろいろなモデル(1)
keywords: 非線形関係/ 二乗項/ 自然対数/ ダミー変数
第14回 いろいろなモデル(2)とExcel演習
keywords: 交差項/ 重回帰分析
第15回 授業のまとめ
keywords: 講義の振り返り/ データ分析を行う上での注意点
授業外学習の課題 事前学習(2時間程度):講義計画に基づいて参考文献等を用いて予習を行う。
事後学習(2時間程度):講義内容の復習およびわからなかった部分について各自で学習する。
履修上の注意事項 ・計量経済学では統計学的手法を用いるため、「確率・統計入門」を履修済みであることが望ましい
・公認欠席時の授業内容について質問等がある場合は個別に対応する
・受講者の理解度により授業計画を変更することがある
成績評価の方法・基準 数回程度の課題(30%)・期末試験(70%)
テキスト レジュメを配布し、それをもとに授業を進める
参考文献 ・田中隆一『計量経済学の第一歩:実証分析のススメ』有斐閣
・山本拓・竹内明香『入門計量経済学:Excelによる実証分析へのガイド』新世社
・森田果『実証分析入門:データから「因果関係」を読み解く作法』日本評論社
その他、適宜授業内で紹介します
主な関連科目 確率・統計入門/経済数学入門I・II/経済統計学I・II/計量経済学II
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
・各課題、期末試験についてはMoodle上でフィードバックを公開する
・質問や相談は、授業前後やメール等で随時受け付ける

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
経済科学部現代経済学科(A群) FECE30109 2017~2022 3・4 - - - - -
経済科学部現代経済学科(A群) FECE30109 2023~2023 3・4 - -
経済科学部現代経済学科(A群) 41300 2024~2024 3・4 - -
経済科学部経済情報学科(A群) FEEI30109 2017~2022 3・4 - - - - -
経済科学部経済情報学科(A群) FEEI30109 2023~2023 3・4 - -
経済科学部経済情報学科(A群) 42300 2024~2024 3・4 - -