授業コード | 41005001 | 単位数 | 2 |
科目名 | ミクロ経済学Ⅱ | クラス | 01 |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 黒阪 健吾 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | ゲーム理論の基礎と不完全競争市場の分析 |
学修の概要 | この授業ではゲーム理論の基礎的な概念を正確に理解したうえで、不完全競争市場を中心とした現実問題の分析に応用できるようになることを目標とします。 授業の前半ではゲームのなかでも特に「戦略形ゲーム」と呼ばれるタイプのゲームを通じて、ゲーム理論の基礎的な概念について正確な理解を目指します。そのうえで、ミクロ経済学への応用例として寡占市場のモデルをいくつか紹介します。 授業の後半では「展開形ゲーム」「不完全情報ゲーム」「不完備情報ゲーム」と呼ばれるタイプのゲームについて理解したのち、寡占市場や逆選択、シグナリングゲームなどの応用例について紹介します。 |
学修の到達目標 | 1. さまざまなゲームについて、プレイヤー、戦略、利得の3要素を特定することができる。 2. さまざまな現実問題をモデル化する際に、適切なゲームの種類を選択することができる。 3. さまざまなゲームの均衡解を求めると共に、その経済学的な解釈を与えることができる。 |
授業計画 | 第1回 | 【対面授業】ガイダンス+戦略形ゲームとは(教科書第2章) ゲーム的状況、ゲームの3つの要素、戦略形ゲームを理解し、利得行列を用いた表現ができる。 |
第2回 | 【オンデマンド】支配される戦略の逐次消去(教科書第3章) 与えられたゲームの支配される戦略の逐次消去を求めることができる。 |
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第3回 | 【オンデマンド】ナッシュ均衡(教科書第4章)と囚人のジレンマ、支配戦略(教科書第5章) 与えられたゲームのナッシュ均衡を求めることができ、あわせて囚人のジレンマが持つ特徴を説明できる。 |
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第4回 | 【対面授業】第1回目から3回目までの課題についての解説+中間試験① 第1回目から3回目までに習った事項の理解度を客観的に把握することができる。 |
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第5回 | 【オンデマンド】純粋戦略と混合戦略(教科書第7章) 与えられたゲームの混合戦略ナッシュ均衡を求めることができる。 |
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第6回 | 【オンデマンド】利得行列で書き表せない戦略形ゲーム(教科書第8章) 連続的な戦略を持ついくつかのゲームについて、ナッシュ均衡を求めることができる。 |
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第7回 | 【オンデマンド】展開形ゲームと部分ゲーム完全均衡(教科書第9章) 与えられた展開形ゲームを戦略形に変換しナッシュ均衡を求めることができる。 |
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第8回 | 【対面授業】第5回目から7回目までの課題についての解説+中間試験② 第5回目から7回目までに習った事項の理解度を客観的に把握することができる。 |
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第9回 | 【オンデマンド】部分ゲーム完全均衡(教科書第10章) 与えられた展開形ゲームの部分ゲーム完全ナッシュ均衡を求めることができる。 |
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第10回 | 【オンデマンド】不完全情報ゲーム(教科書第12章) 不完全情報ゲームをゲームの木で表現することができ、部分ゲーム完全均衡を求めることができる。 |
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第11回 | 【オンデマンド】情報不完備ゲーム(教科書第13章) 与えられた情報不完備ゲームのベイジアンナッシュ均衡を求めることができる。 |
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第12回 | 【対面授業】第9回目から11回目までの課題についての解説+中間試験③ 第9回目から11回目までに習った事項の理解度を客観的に把握することができる。 |
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第13回 | 【オンデマンド】逆選択(教科書15章) 逆選択が生じる状況で次善解をもたらすメニューを求めることができる。 |
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第14回 | 【オンデマンド】シグナリングゲーム(教科書第16章) 与えられたシグナリングゲームにおける戦略プロファイルと信念が完全ベイジアン均衡であるか判定できる。 |
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第15回 | 【対面授業】第13回目、14回目の課題についての解説+中間試験④ 第13回目、14回目に習った事項の理解度を客観的に把握することができる。 |
授業外学習の課題 | 事前学習(2時間程度):オンデマンド授業の各回で課題を課します。 事後学習(2時間程度):全4回の中間試験に向けて課題の復習を行なってください。 |
履修上の注意事項 | ・ブレンド型授業(対面授業+Moodleを利用したオンデマンド授業)を実施します: - 第1回目、4第回目、第8回目、第12回目、第15回目に対面授業を行います。 - 上記以外の回についてはMoodleを利用したオンデマンド授業を行います。 ・公認欠席により中間試験が受けられない場合にはレポートで代替します。 |
成績評価の方法・基準 | 課題:40%、中間試験(計4回):60% |
テキスト | 土橋俊寛(2018)「ゲーム理論」日本評論社 |
参考文献 | まずは全体像をみたい場合:渡辺隆裕(2019)「ゲーム理論」日本経済新聞出版社 もっと問題を解きたい場合:奥野正寛(2018)「ミクロ経済学演習」東京大学出版会 |
主な関連科目 | ミクロ経済学I、産業経済学、公共経済学、数理経済学、情報経済学 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
・対面授業の内容や課題についての質問は講義終了後に受け付けます。 ・オンデマンド授業の内容や課題についての質問は講義時間(4限)にzoomで受け付けます。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
経済科学部現代経済学科(A群) | FECE20104 | 2017~2022 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
経済科学部現代経済学科(A群) | FECE20104 | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
経済科学部現代経済学科(A群) | 41300 | 2024~2024 | 2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
経済科学部経済情報学科(A群) | FEEI20104 | 2017~2022 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
経済科学部経済情報学科(A群) | FEEI20104 | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
経済科学部経済情報学科(A群) | 42300 | 2024~2024 | 2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
人間環境学部人間環境学科(関連科目) | FHES28103 | 2017~2022 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
人間環境学部人間環境学科(関連科目) | FHES28103 | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
人間環境学部人間環境学科(関連科目) | - | 2024~2024 | 2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |