授業コード 40007800 単位数 2
科目名 システム設計 クラス
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 溝下 博 配当年次 *下表参考

授業の題目 情報システムの企画・設計・開発・運用
学修の概要 企業等の情報システムのライフサイクル(構想から稼働を終えるまで)には、企画、開発、運用、保守などのプロセスがあります。
これらのプロセスを理解することは、情報システムを開発(提供)する側だけでなく、情報システムを調達し、利用する側にとっても重要です。それは、情報システムのライフサイクルのなかで、関係者間の意思疎通を円滑にし、誤解や対立の防止に役立つからです。
この講義では、情報システムのライフサイクルのプロセス、つまりシステムの設計や運用、管理について講義や実習(課題の検討)をとおして理解を図ります。
学修の到達目標 情報システムのシステム設計やシステム運用、管理など、システムライフサイクル全体の概要を理解できるようになる。
授業計画 第1回 オリエンテーション
本授業の目的、スケジュール、進め方等について説明する。授業の対象とする情報システムについて概説する。
第2回 企画プロセス(1)
経営戦略やビジネスモデル策定など、情報システムを必要とする企業や組織の課題を理解する。
第3回 企画プロセス(2)
企業や組織の課題解決のためのアクションプランやITを活用した経営施策について理解する。
第4回 要件定義プロセス(1)
業務要件の定義(業務プロセス、業務フロー図、概念モデル、業務ルールなど)について理解する。
第5回 要件定義プロセス(2)
システム要件の定義(機能要件の定義と非機能要件の定義など)について理解する。
第6回 設計プロセス(1)
アーキテクチャ(システム構成やソフトウェアアーキテクチャなど)の設計について理解する。
第7回 設計プロセス(2)
アーキテクチャの具体例を紹介し、システムがどのようなアーキテクチャの組み合わせで実現されているかを理解する。
第8回 まとめ(中間)(オンデマンド)
企画プロセスから設計プロセスにおいて、利害関係者が理解しておくべき事項について、振り返りを行う。
第9回 開発プロセス(1)
外部設計と合意系形成、設計レビューとシステム信頼性の向上策について理解する。
第10回 開発プロセス(2)
テスト工程や本稼働移行工程での要件について理解する。
第11回 運用プロセス(1)
業務システムの運用業務の概要について理解する。
第12回 運用プロセス(2)
要件定義や設計段階で必要となる運用業務に関する要件について理解する。
第13回 保守プロセス(1)
業務システムの保守業務の概要について理解する。
第14回 保守プロセス(2)
要件定義や設計段階、契約前に必要となる保守業務に関する要件について理解する。
第15回 まとめ(オンデマンド)
システムライフサイクル全体を通してのプロセスについて、利害関係者が理解しておくべき事項について、包括的に振り返りを行う。
授業外学習の課題 事前学修(2時間程度):参考文献の該当箇所を読んで、分からなかった用語については各自で調べておくこと。
事後学修(2時間程度):Moodleに掲載する資料を復習し、小テストを提出すること。
履修上の注意事項 ブレンド型授業を実施する。Moodleを使用する。
企業等で利用されている情報システムの開発やIT業界に興味や関心を持っている人を対象とします。
公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件には影響しないよう配慮します。
テストは一定の実施期間を設けますので、公認欠席であっても提出可能です。提出期限を見逃さないようにMoodleを確認してください。
配布資料はMoodleに掲載しますので、自習に利用してください。
成績評価の方法・基準 8回目(40%)と15回目(60%)に行う2回のテストで評価する。
2回の課題の提出がなければ、評価を行いません。
テキスト テキストは利用しません。授業で使用するスライドはMoodleに掲載します。
参考文献 独立行政法人情報処理推進機構ソフトウェア・エンジニアリングセンター(2010)『実務に活かすIT化の原理原則17ヶ条~プロジェクトを成功に導く超上流の勘どころ~』独立行政法人情報処理推進機構.
情報処理推進機構ソフトウェアエンジニアリングセンター(2013)『共通フレーム2013~経営者、業務部門とともに取組む「使える」システムの実現~』オーム社.
独立行政法人情報処理推進機構社会基盤センター(2019)『ストーリーで学ぶ要件定義実践入門 ~仕出し弁当「グルメ亭」の大変革は、こうして始まった~』独立行政法人情報処理推進機構.
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問等はMoodleで受け付けます。
URLリンク 実務に活かすIT化の原理原則17ヶ条
URLリンク ストーリーで学ぶ要件定義実践入門

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
経済科学部現代経済学科(H群) FECE30819 2017~2022 3・4 - - - - -
経済科学部現代経済学科(H群) FECE30819 2023~2023 3・4 - -
経済科学部現代経済学科(H群) 41300 2024~2024 3・4 - -
経済科学部経済情報学科(B群) FEEI30216 2017~2022 3・4 - - - - -
経済科学部経済情報学科(B群) FEEI30216 2023~2023 3・4 - -
経済科学部経済情報学科(B群) 42300 2024~2024 3・4 - -