授業コード 40007011 クラス 11
科目名 基礎解析Ⅰ 単位数 2
担当者 田神 慶士 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 解析学の基礎 Basic analysis I
授業の概要 この授業では経済学で必要となる基本的な数学概念である二次方程式、指数法則と指数関数、対数法則と対数関数、三角比と三角関数等を扱う。特に、指数関数は経済現象の記述だけでなく、統計学で使われる分布関数として頻繁に登場する関数であるため基礎事項までさかのぼって学習していく。授業では教員が一方的に解説するだけではなく、受講生にも演習問題に取り組んでもらい、一つ一つ理解できているか確認しながら進めていく。講義は連続した15回の授業であるため、授業計画が前後することがある。
学習の到達目標 二次方程式の解法、指数関数、対数関数、三角関数等の基本事項を身に着ける。
行動目標:分数式の加減乗除が計算できるようになる。二次方程式の解を複素数の範囲で求められる。指数法則・対数法則を暗唱できる。またそれらを用いて式を簡単にできる。指数関数・対数関数・三角関数のグラフを描ける。
授業計画 第1回 分数式の計算:
分数式の四則演算に関する基本的な計算が解けるようになる。
第2回 複素数:
複素数の四則演算に関する基本的な計算が解けるようになる。
第3回 二次方程式の解の公式、判別式:
二次方程式の解の公式を複素数の範囲まで広げて扱い、その解の公式や判別式を用いて解の個数やそれが実か複素か判定できるようになる。
第4回 二次方程式の解と係数の関係:
二次方程式の解の公式から、解と方程式の係数の関係を記述できるようになる。
第5回 分数式、複素数、二次方程式のまとめ:
分数式、複素数、二次方程式に関するまとめの試験とその解説を行う。それを通じて、理解が足りていない学習内容を把握し、復習できるようになる。
第6回 指数の定義と指数法則:
指数の定義を知り、そこから指数法則が導かれることを説明できるようになる。
第7回 指数関数とそのグラフ:
指数関数のグラフの特徴を説明できるようになる。
第8回 指数関数のまとめ:
指数関数に関するまとめの試験とその解説を行う。それを通じて、理解が足りていない学習内容を把握し、復習できるようになる。
第9回 対数の定義と対数法則、底の変換公式:
対数の定義を知り、そこから対数法則が導かれることを知る。さらに底の変換公式を用いて対数の底を変換できることを説明できるようになる。
第10回 対数関数とそのグラフ:
対数関数のグラフの特徴を説明できるようになる。
第11回 対数関数のまとめ:
対数関数に関するまとめの試験とその解説を行う。それを通じて、理解が足りていない学習内容を把握し、復習できるようになる。
第12回 弧度法と三角比:
角度の新しい概念として、弧度法を習得する。また、三角比の定義を説明できるようになる。
第13回 三角関数とその相互関係:
三角比を拡張した三角関数とそれらの相互関係を説明できるようになる。
第14回 三角関数のグラフとまとめ:
三角関数のグラフの特徴を知る。三角関数に関するまとめの試験とその解説を行う。それを通じて、理解が足りていない学習内容を把握し、復習できるようになる。
第15回 授業内試験と総まとめ:
講義で扱ってきた内容の総まとめの試験とその解説をする。それを通じて、理解が足りていない学習内容を再度把握し、復習できるようになる。
授業外学習の課題 事後学習(4時間程度):講義で扱った内容を復習すること。授業中に解ききれなかった演習問題があれば解きなおしておくこと。
履修上の注意事項 授業中の動画撮影は禁止する。
本科目は原則、基礎解析コースの学生のみ受講できる。解析学コースの学生が受講を希望する場合は必ず相談すること。
※公認欠席制度の取り扱いは以下の通りとする
・公認欠席は単位認定要件に影響しないよう配慮する
成績評価の方法・基準 授業中に行う小テスト(40%)
授業内試験(60%)
なお、講義の1/3以上欠席した場合は単位認定を行わない場合がある。
テキスト テキストは指定しない。必要に応じてプリントを配布する。参考文献を挙げているが無理に購入する必要はない。
参考文献 岡本和夫「新版 基礎数学」実教出版
主な関連科目 基礎解析II、情報数学I、情報数学II
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問は授業の前後・オフィスアワー・メールで随時受け付ける。
小テストへのフィードバックは回答・解説・返却時にそれぞれ必要に応じて行う。

■ルーブリック情報
  AA A B C D X
知識 分数式、複素数、二次方程式、指数、対数に関する基本的な性質をすべて自分の言葉で説明できる。 分数式、複素数、二次方程式、指数、対数に関する基本問題を全て解ける。 二次方程式の解を複素数の範囲で求めることができる。指数法則、対数法則を使って式を簡単にできる。また指数関数、対数関数のグラフを描くことができる。 分数式、複素数、二次方程式、指数、対数に関する基本問題を半分以上解ける。 分数式、複素数、二次方程式、指数、対数に関する基本問題をほとんど解けない。 1/3を超えて欠席するなど、必要な勉強量をこなしていない。
態度 教員の解説を資料と照らし合わせて理解できる。必要に応じて資料にメモを取ることができる。 教員の解説を資料と照らし合わせて理解できる。 教員の指示に従って、資料記載の問題に取り組むことができる。 受講生同士で協力することで、資料記載の問題に取り組むことができる。 提示された問題に取り組むことができない。 1/3を超えて欠席するなど、十分に講義に参加できてない。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
経済科学部経済情報学科(F群) FEEI10604 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
経済科学部経済情報学科(F群) FEEI10604 2023~2023 1・2・3・4 - -
経済科学部経済情報学科(F群) 42200 2024~2024 1・2・3・4 - -