授業コード 40006102 クラス 02
科目名 ゼミナールⅠ 単位数 2
担当者 井寄 幸平 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 経済シミュレーションおよび実験経済学ゼミナールⅠ
授業の概要 経済システムを理解し、分析するための手法として、コンピュータ・シミュレーションや被験者実験による手法(実験経済学)がある。シミュレーションは経済理論が分析のためにやむを得ず採用している非現実的な仮定や厳密な条件設定を緩和し、より複雑で現実的な設定での分析を可能にする。
一方、被験者実験による手法は実際の人間の行動を観察・分析することにより、現実の人間行動の分析、理論解析やシミュレーション結果の妥当性の検証などに応用されている。

本ゼミナールではゲーム理論や意思決定論をもとに、経済システムにおける人間行動のシミュレーションと被験者実験による分析手法を実践を通じて学び、実際に自分達で簡単なシミュレーションおよび被験者実験の実施と分析をおこなうことを目標とする。
学習の到達目標 1.ゲーム理論および意思決定論の基礎的内容を理解し、説明することができる。
2.経済実験とシミュレーションの基礎的手法を理解し、実践することができる。
授業計画 第1回 ガイダンス
ゼミで取り扱う内容と進行について理解する
第2回 経済実験の基礎
経済実験の手法と意義を説明し、実際に実施する方法を修得する
第3回 シミュレーションの基礎
経済シミュレーションの手法と意義を説明し、実際に構築する方法を修得する
第4回 行動経済学の基礎
行動経済学について概説し、代表的な内容を理解する
第5回 【オンデマンド】実験経済学・行動経済学とシミュレーション
実験経済学、行動経済学、経済シミュレーションについて振り返り、理解を確かなものにする
第6回 ゲーム理論(1)ゲームと均衡
ゲーム理論の基礎と均衡概念を理解する
第7回 ゲーム理論(2)ゲームと意思決定
ゲーム理論と意思決定の関係を理解する
第8回 ゲーム理論とシミュレーション
ゲーム理論とシミュレーションによる行動分析について学ぶ
第9回 社会システムとシミュレーション
社会システムのモデル化およびシミュレーション構築について学ぶ
第10回 実験経済学・行動経済学に関する発表準備
グループに分かれて実験経済学および行動経済学の書籍を読み、発表の準備を行う
第11回 プレゼンテーションの基礎
プレゼンテーションの手法と注意点、発表準備を行う
第12回 発表とディスカッション(第1グループ)
実験経済学・行動経済学に関する発表を行う(第1グループ)
第13回 発表とディスカッション(第2グループ)
実験経済学・行動経済学に関する発表を行う(第2グループ)
第14回 発表とディスカッション(第3グループ)
実験経済学・行動経済学に関する発表を行う(第3グループ)
第15回 経済実験とシミュレーション:まとめ
発表内容に関する振り返り、講評等を行う
授業外学習の課題 第1~10回:講義内容の復習および関連する分野の資料調査をおこなう。また、講義中に作成したシミュレーションを発展させる。
第11~14回:講義内容の復習および輪講担当部分の予習・発表資料作成をおこなう。
第15回:講義内容全体の復習および課題レポートの作成をおこなう。
授業前後に2時間程度の予習・復習を目安とする。
履修上の注意事項 Moodleを使用したブレンド型授業を実施する(第5回をオンデマンド型とする)。
特段の理由がない限り講義にきちんと出席すること。
また、少人数グループでの作業が多くなるため他のゼミ生と連携して作業に当たれること。
公認欠席時はMoodleやメール等オンラインで対応する。
成績評価の方法・基準 講義課題への取り組み(60%)および課題レポート(40%)により総合的に評価する。
テキスト なし
参考文献 ポーポー・プロダクション「マンガでわかる行動経済学」(SBクリエイティブ)
主な関連科目 ゼミナールⅡ・Ⅲ・Ⅳ・卒業論文
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
講義前後および講義中に対応する。
上記で対応しきれない場合にはメール等で対応する。
成果報告および提出課題に対する講評はその都度おこなう。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
経済科学部経済情報学科(D群) FEEI30401 2017~2022 3・4 - - - - -
経済科学部経済情報学科(D群) FEEI30401 2023~2023 3・4
経済科学部経済情報学科(D群) 42400 2024~2024 3・4