授業コード | 40004507 | 単位数 | 2 |
科目名 | プレゼミナール | クラス | 07 |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 田中 藍子 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 行動経済学入門 |
学修の概要 | このゼミでは行動経済学について主要理論が体系化されたテキストを読みます。 行動経済学は心理学と経済学が融合した分野です。従来の経済学では「合理的な」意思決定メカニズムをもとに理論が展開されてきました。しかしながら、現実ではしばしば人々が「非合理的な」意思決定をすることが観察されます。従来の経済理論における意思決定メカニズムに心理学の知見を加え、より現実と整合的な意思決定メカニズムを説明しようとするのが行動経済学です。 行動心理学の内容そのものだけではなく、理論同士のつながりや位置づけを学ぶことで研究の基礎を身につけることも期待できます。 |
学修の到達目標 | 1. テキストを読み、疑問点などを適切にメモできる 2. メモをまとめディスカッションに対応できるようにノートを準備することができる 3. ディスカッションへ積極的に参加ができる 4. 調べた内容について、聞き手が80%以上理解できるように報告することができる |
授業計画 | 第1回 | イントロダクション |
第2回 | プロローグ、序章 | |
第3回 | 第1章 認知のクセ 認知のクセを生む「大元」は何か? システム1が「さらなる認知のクセ」を生み出す |
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第4回 | 第1章 認知のクセ 「五感」も認知のクセになる 「時間」も認知のクセになる |
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第5回 | 第1章 まとめ | |
第6回 | 第2章 状況 人は状況に「決定させられている」 「多すぎる情報」が人の判断を狂わせる |
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第7回 | 第2章 状況 「多すぎる選択肢」でどれも選べなくなる 「何」を「どう」提示するかで人の判断が変わる: 前半p.211まで |
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第8回 | 第2章 状況 「何」を「どう」提示するかで人の判断が変わる: 後半p.211から 「いつ」を変えるだけで人の判断が変わる |
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第9回 | 第2章 まとめ | |
第10回 | 第3章 感情 そもそも「感情」とは何か? 「ポジティブな感情」は人の判断にどう影響するか? |
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第11回 | 第3章 感情 「ネガティブな感情」は人の判断にどう影響するか? 感情が「お金の使い方」にも影響を与える |
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第12回 | 第3章 感情 「コントロール感」も人の判断に影響を与える 「不確実性」も人の判断に影響を与える |
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第13回 | 第3章 まとめ | |
第14回 | エピローグ | |
第15回 | 全体のまとめ |
授業外学習の課題 | 事前学修(2時間程度) 報告担当者は十分な準備をしてください 事後学修(2時間程度) 次週ゼミでディスカッションできるように十分な準備をしてください |
履修上の注意事項 | ・この授業は対面形式で行います。 ・ゼミの時間に全員でテキストを読みます。読みながら疑問や掘り下げたい部分が出てきたら各自でメモを取ります。メモの内容をノートなどにまとめてディスカッションできるように準備します。ディスカッションを行った結果、希望または担当に応じて必要なことを図書館などで調べます。担当者は調べたことについて次回のゼミで報告します。 ・報告担当者は、事前に調べた内容をまとめたノートなどからホワイトボードに必要な情報を板書しながら報告してください。レジュメは不要です。 ・参加者はゼミ時間内にいつでも質問できます。質問するには勇気が必要かもしれませんが、わからないところをそのままにせず、ゼミの皆さんと共有して生産的な時間を過ごせるようにしましょう。 ・公認欠席時の成績評価については代替措置で対応します。 ・公認欠席を含め已むを得ず欠席する場合は、可能な限り事前に教員までご連絡ください。 ・遅刻・欠席は減点します。無断欠席は厳しく減点します。 |
成績評価の方法・基準 | ・報告(報告者の内容理解度、聞き手への配慮、質疑応答の的確さ): 50% ・ディスカッションへの貢献(メモ→ディスカッション準備、議論への参加):50% |
テキスト | 相良奈美香「行動経済学が最強の学問である」SBクリエイティブ、2023年 |
参考文献 | 必要に応じて別途指示します |
主な関連科目 | ゼミナールⅠⅡⅢⅣ |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
報告準備段階で不明な点があるときは「どこまでどのように調べて、どのようなことがわからなかったのか」担当教員へ事前に質問してください 報告を聞いていてわからないところがあるときはすぐにその場で質問してください 報告へのフィードバックは授業内に行います |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
経済科学部現代経済学科(D群) | FECE20401 | 2017~2022 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
経済科学部現代経済学科(D群) | FECE20401 | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
経済科学部現代経済学科(D群) | 41300 | 2024~2024 | 2・3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |