授業コード | 40004210 | 単位数 | 2 |
科目名 | ゼミナールⅡ | クラス | 10 |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 劉 亜静 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 企業の財務データの読み方・実証分析(ミクロデータの応用分析)Seminar II: Basic data analysis by using stata |
学修の概要 | セミナーIで習得した内容を復習し、中小企業の金融と地域経済の活性化に焦点を当てることで、理論的知識の深化と同時に企業財務データの収集及び分析能力を実践的に養うことを目指します。このプロセスを通じて、実証分析のスキルを身につけることができます。さらに、セミナー参加者はそれぞれが興味を持つトピックについて深く掘り下げ、その成果を報告書としてまとめ上げる機会を得ます。具体的な分析手法に関しては、計量経済学の分析にSTATAソフトウェアの使用方法を基礎から応用まで学ぶことができる実践的な演習を通して、データ分析の技術を習得します。この充実したカリキュラムは、理論と実践の両方において、参加者が中小企業金融と地域経済の振興に貢献できる専門知識と技術を磨き上げることを目指しています。 |
学修の到達目標 | 本講義の目的は、中小企業金融の現状とその問題点を理解することと同時に、学生が自ら興味を持つトピックに関する調査を通じて、データ収集とレポート作成のスキルを高めることにあります。学生は、企業データの分析に限らず、金融に関連する他のトピックについてもデータ収集や分析を行うことができます。このアプローチにより、学生は実際のデータを用いて分析を行う実践的な能力を身につけることができるとともに、金融分野における幅広い知識を深めることが可能になります。また、興味のある分野における独自の調査を通じて、批判的思考力や問題解決能力を養うことも期待されます。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス、発表スケジュール決定 |
第2回 | 中小企業金融の復習及び企業の財務データの読み方・活かし方について分かるようになる | |
第3回 | 先行研究・データの調査報告①:調査した先行研究の内容を発表することができる | |
第4回 | 先行研究・データの調査報告②:調査した先行研究の内容をまとめることができる (Moodleコースでの課題など資料により、オンデマンド形式で実施する予定) |
|
第5回 | データの活用と分析① stata初めの一歩(復習):stataの起動方法、データの読み込み、保存などのコメントを実施できるようになる | |
第6回 | データの活用と分析② データベースの作成:データ収集のコツ、stataによりデータベースの導入、保存、分析の準備を行うことができるようになる | |
第7回 | データの活用と分析③ 記述統計:統計的な基礎を復習しながら、記述統計をstata作業できるようになる | |
第8回 | データの活用と分析④ 回帰分析(1)単回帰のstata作業できるようになる | |
第9回 | データの活用と分析⑤ 回帰分析(2)重回帰のstata作業できるようになる | |
第10回 | データの活用と分析⑥ 分析結果の整理stata作業、ととレポートの書き方を把握できるようになる | |
第11回 | プレゼンテーション① 分析結果報告:データ分析の成果を発表できるようになる | |
第12回 | プレゼンテーション② 分析結果報告:データ分析の成果を発表できるようになる | |
第13回 | プレゼンテーション③ 分析結果報告:全学期の学習成果をまとめるようになる | |
第14回 | プレゼンテーション④ 分析結果報告:全学期の学習成果をまとめるようになる (Moodleコースでの課題など資料により、オンデマンド形式で実施する予定) |
|
第15回 | 期末レポートの報告会、次年度に向けてまとめ |
授業外学習の課題 | 講義で学んだ理論と知識を活用して、現実の経済に関する調査とデータの収集が重要です。実証分析を行う際には、初めのうちに間違いがあっても問題ありません。重要なのは、自ら積極的に演習を繰り返し、実践を通じて学び、スキルを向上させることです。 |
履修上の注意事項 | 無断での遅刻や欠席は許可されません。無断で3回以上欠席した場合は、不合格となります。本講義では毎回、パソコンを使用して計量分析ソフトウェアの操作方法を指導します。そのため、遅刻や欠席をすると、授業の内容についていけなくなる可能性があります。講義には時間通りに出席することを厳守してください。また、授業の進行はセミナー参加者の理解度に応じて調整されることがありますので、積極的な参加をお願いします。 ・公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しないよう配慮します。 ※単位認定要件または期末試験等の受験要件として、一定の出席回数を定める場合。 |
成績評価の方法・基準 | データ調査と発表(30%)、STATA演習(30%)、期末レポート(40%)により評価します |
テキスト | 『Stataによるデータ分析入門~経済分析の基礎から因果推論まで 』第3版,松浦寿幸著,2021年, 東京図書 |
参考文献 | 『信用中央金庫寄付講座ー中小企業金融論』,第1巻~第3巻,慶應義塾大学出版会,第1巻 2006年、第2巻 2006年、第3巻 2007年 『管理職が使いこなす経営数字,「財務データ」45の読み方・活かし方』,花岡幸子著,1998年 『ミクロ計量経済学入門』,北村行伸,2009年 |
主な関連科目 | ゼミナールⅠ、情報処理応用、金融論Ⅰ・Ⅱ、経済統計学Ⅰ・Ⅱ、計量経済学Ⅰ・Ⅱ |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
基本的に講義の前後に質問等を受け付ける。それ以外の時間では、事前に連絡すれば対応する。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
経済科学部現代経済学科(D群) | FECE30403 | 2017~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
経済科学部現代経済学科(D群) | FECE30403 | 2023~2023 | 3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
経済科学部現代経済学科(D群) | 41400 | 2024~2024 | 3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |