授業コード | 40004110 | 単位数 | 2 |
科目名 | ゼミナールⅠ | クラス | 10 |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 劉 亜静 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 中小企業金融を理解するために Seminar I: SME Finance |
学修の概要 | このセミナーでは、中小企業金融に関する理論を核として学習を深めます。特に、中小企業における金融の基本的な概念を理解し、将来の職場で直接活用可能な知識の習得を目標としています。講義は、以下の三つの重要な視点を軸に展開します。 ①中小企業の成長と地域経済の活性化に寄与する要素の理解 ②中小企業に資金を提供する金融機関の役割とその運営についての洞察 ③セミナー参加者が将来、中小企業金融に関連する部門(例えば地方銀行や企業内の財務部門など)に進む際に必要とされる視点とスキルの獲得 このように、本セミナーは実践的な知識と理論的背景の両方を融合させ、参加者が中小企業金融の専門家としての基礎を固め、将来的にその分野で活躍できるような能力を身につけることを目指します。各講義を通じて、中小企業の資金調達と地域経済の相互作用に深い理解を持ち、金融機関の運営とその中小企業への影響を分析する能力を養います。 |
学修の到達目標 | 本講義では、中小企業金融の理論について学びつつ、その知識を日常生活とどのように関連づけることができるかに焦点を当てて理解を深めます。特に、将来中小企業に関わる経営活動に興味を持つ方や、地方銀行、信用金庫・信用組合、政府系金融機関など、中小企業金融の分野でのキャリアを目指す方々にとって、この講義で得られる知識は非常に重要です。 この講義の目的は、中小企業金融に関する基本的な理論だけでなく、それが実社会においてどのように応用されるかを理解し、実務で即戦力となる知識とスキルを身につけることにあります。中小企業を支援し、地域経済を活性化するための金融の役割と機能について学び、将来の職業生活に直結する実践的な知識を習得することができます。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス、報告者の決定 |
第2回 | 中小企業の役割と中小企業金融の特徴について分かるようになる | |
第3回 | 日本の中小企業金融の現状、中小企業向け融資の実態を把握できるようになる | |
第4回 | 日本経済と中小企業政策金融について理解できるようになる | |
第5回 | 中小企業の経営改善支援の実務と中小企業政策について分かるようになる | |
第6回 | 公的金融機関の役割と問題点、地域金融機関の課題について理解できるようになる | |
第7回 | 金融システムとリレーションシップバンキング について分かるようになる | |
第8回 | 財務諸表の見方及び基礎について分かるようになる | |
第9回 | 貸借対照表の見方&損益計算書の見方について理解できるようになる | |
第10回 | キャッシュ・フロー計算書の見方&会計方針の注記について分かるようになる | |
第11回 | 財務諸表分析の基礎:分析の視点と方法&収益性の分析について把握できるようになる | |
第12回 | 財務諸表分析の基礎:生産性の分析と安全性の分析について把握できるようになる | |
第13回 | 財務諸表分析の基礎:不確実性によるリスクの分析と成長性の分析について分かるようになる | |
第14回 | 投資意思決定有用性、株式価値評価モデルについて分かるようになる | |
第15回 | まとめ発表(全員):全員前期の授業で習得できた知識をまとめることができるようになる |
授業外学習の課題 | テキスト輪読のセッションでは、報告者は自身が理解した内容に基づいて発表を行う必要があります。不明点については、発表前に予習や調査を行い、適切な準備をすることが求められます。 |
履修上の注意事項 | 無断遅刻、無断欠席は認めない。3回以上の無断欠席は不可と判断する。報告者の発表を聞くだけではなく、積極的に議論に参加することを期待する。 ・公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しないよう配慮します。 ※単位認定要件または期末試験等の受験要件として、一定の出席回数を定める場合。 |
成績評価の方法・基準 | ゼミの履修する態度(40%)、プレゼンテーション(30%)、議論(30%)で評価する。 |
テキスト | テキストは指定しませんが、毎回必要に応じて講義資料を用意します。 |
参考文献 | 『信用中央金庫寄付講座ー中小企業金融論』,第1巻~第3巻,慶應義塾大学出版会,第1巻 2006年、 第2巻 2006年、第3巻 2007年 『中小企業・ベンチャー企業論』新版,植田浩史、桑原武志、本多哲夫、義永忠一、関智広、田中幹大、林幸治著、有斐閣コンパクト、 2014年 |
主な関連科目 | 「金融論Ⅰ」、「金融論Ⅱ」など関連科目の履修が望ましい。 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
基本的に講義の前後に質問等を受け付ける。それ以外の時間では、事前に連絡すれば対応する。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
経済科学部現代経済学科(D群) | FECE30402 | 2017~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
経済科学部現代経済学科(D群) | FECE30402 | 2023~2023 | 3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
経済科学部現代経済学科(D群) | 41400 | 2024~2024 | 3・4 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |