授業コード 40003700 単位数 2
科目名 日本経済論Ⅰ クラス
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 迫 一光 配当年次 *下表参考

授業の題目 日本経済論Ⅰ
学修の概要 我が国の経済は,困難な問題を抱えている.少子化・高齢化により,現役世代が減少し、退職世代が増加することで様々な分野において従来のやり方がうまくいかなくなることが指摘されている。たとえば、社会保障の分野では、高齢化によるコストの上昇を少子化により少なくなった現役世代で支えていく賦課方式を中心とする制度維持の困難が指摘されている。さらに、こうした人口バランスの変化は、労働市場における需給のアンバランスを生じさせたり、財・サービスの市場の需給にも大きな影響を及ぼす.受講生の諸君がこのような問題に対して,自分なりの意見を持てるように講義したい.日本経済論Ⅰでは、日本経済の戦後から平成不況までの歴史を中心に学習し、後期の日本経済論Ⅱに繋げる。
学修の到達目標 日本経済に生じた種々の現象を経済学の枠組みで理解できるようになる。
授業計画 第1回 イントロダクション:授業概要の説明
第2回 日本経済の歩み(1):戦前・戦時経済と日本経済システムへの影響
第3回 日本経済の歩み(2):戦後改革と復興(1):GHQの改革
第4回 日本経済の歩み(3):戦後改革と復興(2):日本政府の対応
第5回 日本経済の歩み(4):高度経済成長(1):総論
第6回 日本経済の歩み(5):高度経済成長(2):1955~1960年代
第7回 日本経済の歩み(6):高度経済成長(3):1960年代~1973年
第8回 日本経済の歩み(7):70年代の混乱と安定成長への移行
第9回 日本経済の歩み(8):バブル期の総論
第10回 日本経済の歩み(9):バブルの生成とバブル景気
第11回 日本経済の歩み(10):バブルの崩壊
第12回 日本経済の歩み(11):平成不況:総論
第13回 日本経済の歩み(12):平成不況Ⅰ期
第14回 日本経済の歩み(13):平成不況Ⅱ期
第15回 まとめ
授業外学習の課題 事前学習:講義で教授する範囲の教科書該当部分を読んでおくこと
事後学習:講義ノートを取り、その中で分からない用語を教科書・参考文献などを用いて復習をすること。不明な点は図書館で他の文献も併せて自ら調べること。担当教員への質問も歓迎する。
履修上の注意事項 この講義は対面で開講する。講義の予習・復習は必須である。授業は必ず出席すること。なお、公認欠席は欠席として扱うが、単位認定要件には影響しないよう配慮する。
成績評価の方法・基準 毎回の確認テスト(30%)及び試験(70%)にて評価する
テキスト 神野・安岡編著『日本の経済政策』、ただし教科書通りに講義するわけではないので講義ノートをきちんととること。
参考文献 ・宮川努ほか『日本経済論』中央経済社
・小塩隆士『社会保障の経済学[第4版]』日本評論社
・矢口和宏ほか『経済学概論』(株)みらい
・八田達夫『ミクロ経済学I』東洋経済新報社
・N・グレゴリー・マンキュー『マンキュー経済学Iミクロ編 [第3版]』東洋経済新報社             
・八代尚宏『日本経済・入門 (新版) 戦後復興からアベノミクスまで』有斐閣
主な関連科目 ミクロ経済学Ⅰ・Ⅱ,公共経済学Ⅰ・Ⅱ,財政学Ⅰ・Ⅱ,経済政策Ⅰ、Ⅱなど
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
講義の前後に時間を設けるので不明な点は随時質問する事。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
経済科学部現代経済学科(B群) FECE20215 2017~2022 2・3・4 - - - - -
経済科学部現代経済学科(B群) FECE20215 2023~2023 2・3・4 - -
経済科学部現代経済学科(B群) 41300 2024~2024 2・3・4 - -
経済科学部経済情報学科(H群) FEEI20825 2019~2022 2・3・4 - - - - -
経済科学部経済情報学科(H群) FEEI20825 2023~2023 2・3・4 - -
経済科学部経済情報学科(H群) 42300 2024~2024 2・3・4 - -