授業コード | 31016000 | 単位数 | 2 |
科目名 | 国際私法 | クラス | |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 中林 啓一 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 国際私法(集中講義) |
学修の概要 | 【前年度と評価方法を変更しています】 日本での日本人同士の結婚や売買には日本の法律が適用される。それでは、日本人が外国人と結婚(国際結婚)・物品の売買(国際取引)などをおこなう場合にはいずれの国の法律が適用されるのだろうか。国際私法ではこのような国境を越える私法上の諸問題を解決するための法律について学ぶ。 本講義では、わが国における国際私法の主たる法源である「法の適用に関する通則法」を中心に解説し、民事訴訟法・国籍法など、関連分野についても適宜言及する。講義では、適宜レジュメを配布し、判例や設例の解説を交えながら、一見複雑とされる国際私法理論を可能な限りわかりやすく提示したい。 |
学修の到達目標 | 国境を越える私法上の問題について理解し、問題の解決法を理解することができるようになること。 |
授業計画 | 第1回 | 国際私法の意義および必要性 |
第2回 | 準拠法の決定-法性決定および連結点の決定 | |
第3回 | 準拠法の確定-反致および公序 | |
第4回 | 国際家族法総論-国際家族法の現状と国籍 | |
第5回 | 婚姻の準拠法 | |
第6回 | 離婚の準拠法 | |
第7回 | 親子関係・氏の準拠法 | |
第8回 | 相続・遺言の準拠法 | |
第9回 | 自然人・法人 | |
第10回 | 契約の準拠法 | |
第11回 | 不法行為の準拠法 | |
第12回 | 国際家事事件と国際裁判管轄 | |
第13回 | 国際財産関係事件と国際裁判管轄 | |
第14回 | 外国判決の承認執行 | |
第15回 | 国際私法の今後の展望 |
授業外学習の課題 | 授業1回につき合計3時間程度の事前事後学修を求めます。具体的内容としては事前にはレジュメを中心とした読解、事後には授業中に取り組んだ具体的問題の解答についての復習が中心となります。これらを通して国際私法をめぐる正確な知識や問題解決の方法を身につけてください。 |
履修上の注意事項 | 授業中、他人(私も含む)の迷惑となる行動を慎みましょう。誰の得にもなりません。 レジュメの配布、確認テストや期末レポートのお知らせ、それらの提出などで適宜Moodleなどを活用する予定です。 ※授業内課題実施時に公認欠席となる場合、代替措置で対応します。 |
成績評価の方法・基準 | 集中講義のため、授業時に複数回実施する課題(合計100%)によります。期末試験はおこないません。 |
テキスト | レジュメを配布する(Moodleで配布する)。全体で100頁近くになるので、印刷して配布することはせず、Moodle上で配布する(受講生もMoodle上のレジュメを紙媒体で印刷することは必ずしも必要ではなく、PCなどで参照してもよい)。 |
参考文献 | 野村美明ほか編『新・ケースで学ぶ国際私法』(法律文化社、2020年) |
主な関連科目 | 国際取引法、民法(すべての科目)、民事訴訟法、国際法 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
メールや授業の前後に対応する。期末レポートに対するフィードバックは個別に対応する。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
法学部法律学科(国際関係法) | FLLA30301 | 2018~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
法学部法律学科(国際関係法) | FLLA30301 | 2023~2023 | 3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |