授業コード 30095803 単位数 2
科目名 法律基礎B(初年次セミナー) クラス 03
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 三阪 佳弘 配当年次 *下表参考

授業の題目 歴史的な視点からの日本の法制度の特殊なあり方の探求
学修の概要 日本の法制度の中には、国際的に見てかなり異なる特徴を持つものが意外と多く存在します。すぐに思いつくものとして、死刑制度の存続、日産ゴーン事件で注目された刑事事件における被疑者の処遇、最高裁で合憲とされた夫婦同姓制度などがあります。いずれも21世紀の世界の大きな潮流からは「異端」ともいえる特殊なあり方です。この講義では、皆さんの関心に即して、こうした問題をいくつかとりあげて、皆さんが主体となって、なぜそうなっているのか、どう考えるべきなのか、を探求してもらいます。
授業は最初に私の方から教材を提示して、レジュメのつくりかた、発表の仕方などを学びます。それから、申『国際人権入門  現場から考える』岩波新書などの講読を通じて、国際的な人権のあり方と異なる日本の法制度のあり方を学び、なぜそうなのかをグループ学習で深めていきます。
学修の到達目標 1.ものごとを客観的な根拠に基づき、客観的に把握することができる。
2.理解や意見の異なる者との間で意思疎通、意見交換、問題の共有、冷静な議論をすることができる。
3.自分の理解や意見を口頭または文書でわかりやすく伝えることができる。
授業計画 第1回 イントロダクション 講義の概要、方法等の説明
第2回 教員によるテーマ事例1のイントロダクション  レジュメのつくりかた 問題提示、考えるために必要な知識・情報の提供、議論してほしい論点の提示
第3回 前回テーマ事例1に関するディスカッション 示された論点についての議論
第4回 教員によるテーマ事例2の提示
第5回 前回テーマ事例2に関するディスカッション
第6回 学生による関心のあるテーマの設定のための文献講読 申『国際人権入門』序章
第7回 学生による関心のあるテーマの設定のための文献講読 申『国際人権入門』から選択した部分
第8回 学生による関心のあるテーマの設定のための文献講読 申『国際人権入門』から選択した部分
第9回 図書館ガイダンス
第10回 グループ学習に基づく報告とディスカッション(立憲主義)
第11回 グループ学習に基づく報告とディスカッション(刑事裁判と人権)
第12回 グループ学習に基づく報告とディスカッション(家族法とジェンダー)
第13回 グループ学習に基づく報告とディスカッション(日本社会と法意識)
第14回 グループ学習に基づく報告とディスカッション(日本社会と人権)
第15回 まとめ
授業外学習の課題 1.教員が指示した教材があるときにはそれを熟読して講義に臨む。
2.自らの関心に基づいてテーマを立てて、それについて、資料を収集検討する。
3.そのテーマに関する自己の主張を、根拠を持って伝えられるように、レジュメやパワーポイントにまとめる。
4.授業での議論をふまえて、その授業回の内容やテーマについての自分の意見をまとめる。
以上の授業外学習時間は4時間程度を予定している。
履修上の注意事項 授業の際には、当日指定された文献を読んでおいてください。
皆さんが報告する際に守るべき事柄(レジュメの作成、提出方法等)は授業の際に説明します。
議論には積極的に参加してください。
無断欠席、とくに発表があたっている授業回の無断欠席は厳禁です。
授業計画は、図書館ガイダンスの日程、また、参加者の数や進行度合いに応じて変更することがあります。その詳細については、第1回の授業で説明します。
公欠制度の欠席と発表回が重ならないように配慮します。
成績評価の方法・基準 授業での報告や随時指示した提出物への取り組み(70点)、授業での発言の積極性(30点)によって評価します。なお、欠席回については減点します。
テキスト
参考文献
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業終了時に対応します。そのほか、説明に時間を要したりややこみいった質問・相談・成績評価に関しては、研究室で対応します。この場合は事前にアポイントメントをとってください。
メールでも対応します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
法学部法律学科(基本科目) 31200 2024~2024 1・2・3・4 - -