授業コード | 30095707 | 単位数 | 2 |
科目名 | ゼミナールⅡ(2024) | クラス | 07 |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 古川 朋子 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 会社法上の組織再編に関する事例・ルールを検討し、理解を深める |
学修の概要 | 近年会社の組織再編が盛んになり、会社法および2014(平成26)年会社法改正で、続々と蓄積されつつある事例に対する対策が講じられている。 企業の組織再編に係る制度の理解、具体的な事案の検討を中心に、受講生の報告を踏まえて議論を交わし、理解を深める予定である。 後期は、最新の研究論文等の文献を読んで議論することにより、さらに理解を深めたい。 なお、受講生の希望により内容は変更する可能性がある。 |
学修の到達目標 | 企業再編に係る基本的な制度を、具体的な事案を踏まえて理解すること。また、これを報告することができること。 |
授業計画 | 第1回 | 班割り・報告事例の決定(提示された事例の中から選択) |
第2回 | 合併比率の不公正と合併無効事由(東京高判平成2年1月31日)①(合併・合併比率・無効訴訟) | |
第3回 | 合併比率の不公正と合併無効事由(東京高判平成2年1月31日)②(事例研究) | |
第4回 | 合併契約の錯誤無効と合併無効(名古屋地判平成19年11月21日)①(合併契約の締結手続き・会社法51条) | |
第5回 | 合併契約の錯誤無効と合併無効(名古屋地判平成19年11月21日)②(事例研究) | |
第6回 | 会社分割と詐害行為取消権(最判平成24年10月12日)①(会社分割・詐害行為取消権) | |
第7回 | 会社分割と詐害行為取消権(最判平成24年10月12日)②(書記官の解説を読む) | |
第8回 | 会社分割と詐害行為取消権(最判平成24年10月12日)③(事例研究・平成26年会社法改正) | |
第9回 | 会社分割と労働契約(最判平成22年7月12日)①(会社分割と労働契約の承継の効力) | |
第10回 | 会社分割と労働契約(最判平成22年7月12日)②(事例研究) | |
第11回 | キャッシュ・アウトによる株式の取得価格(最判平成28年7月1日)①(事案の理解・キャッシュ・アウト、公開買付け制度) | |
第12回 | キャッシュ・アウトによる株式の取得価格(最判平成28年7月1日)②(書記官の解説を読む) | |
第13回 | キャッシュ・アウトによる株式の取得価格(最判平成28年7月1日)③(事例研究) | |
第14回 | キャッシュ・アウトによる株式の取得価格(東京高決平成20年9月12日)①(MBOと利益相反関係) | |
第15回 | キャッシュ・アウトによる株式の取得価格(東京高決平成20年9月12日)②(事例研究) |
授業外学習の課題 | 理解が容易とはいえない内容を扱う予定なので、自分で文献等を積極的に勉強することが求められる。 事前学修(2時間程度) : 教科書・配布資料を利用して予習することが必要です。 事後学修(2時間程度) : 授業の内容を整理・理解するために、時には課題の作成を通じて復習することが必要です。 |
履修上の注意事項 | *民法、会社法を履修済み、または履修している方の受講が望ましい。資料の提示、課題の提出に **授業資料の配布、報告資料の作成にGoogle Classroomを利用します。 *公認欠席制度の配慮内容は以下の通りです。 ・公認欠席は欠席としてカウントされません。 ・公認欠席時の資料は後日配布します。 ・小テストやプレゼンテーション時に公認欠席となる場合、追試または代替措置で対応します。 ・期末試験時に公認欠席となる場合、追試または代替措置で対応します。 |
成績評価の方法・基準 | 報告内容(60%)、授業参加姿勢(40%)で評価します。 |
テキスト | 特に指定はしませんが、参考文献から任意に選択して下さい。 |
参考文献 | 江頭憲治郎『株式会社法〔第8版〕』(有斐閣、2021) 神田秀樹『会社法〔第25版〕』(弘文堂、2022) 田中亘『会社法〔第3版〕』(東京大学出版会、2021) 龍田節・前田雅弘『会社法大要 第2版』(有斐閣、2017) 髙橋美加ほか『会社法〔第3版〕』(弘文堂、2020) 伊藤靖史ほか『会社法〔第5版〕(リーガルクエスト)』(有斐閣、2021) 前田庸『会社法入門〔第13版〕』(有斐閣、2018) 『会社法判例百選〔第4版〕』(有斐閣、2021) |
主な関連科目 | |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
授業中、および授業後に対応します。 レポート等の評価については、連絡して下されば、いつでも質問に答えます。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
法学部法律学科(演習) | - | 2016~2019 | 3・4 | - | - | - | - | - |
法学部法律学科(演習) | FLLA30802 | 2020~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
法学部法律学科(演習) | - | 2023~2023 | 3・4 | - | - | - | - | - |