授業コード | 30095703 | 単位数 | 2 |
科目名 | ゼミナールⅡ(2024) | クラス | 03 |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 片上 孝洋 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 事件・判例から憲法を学ぶ |
学修の概要 | 日本国憲法は、その制定から70余年が経っており、皆さんがよく知る法規範でしょう。では、皆さんに《日本国憲法は、誰のために、そして何のためにあるのでしょうか》という問いを投げかけてみたいと思います。 上記の問いに対してどのように答えるのかを考えるために、このゼミナールでは、憲法原論や基本的人権の講義で学んだ内容と修得した知識を基礎として、憲法に関する事件についてよく考えたり、重要な憲法判例を丁寧に読んだりすることで、憲法に関する理論や解釈など、憲法の知識をより深めていきます。 このゼミナールでは、グループを編成して憲法の学修に取り組みます。グループに報告する事件・判例の選定・報告資料の作成・報告の進行役を任せたうえで、グループの報告後、受講生全員で討議します。 |
学修の到達目標 | ① 文献の調査・読解力、報告資料の作成力、意見の集約力を身につけることができる。 ② 討議の運営力、自身の意見を発言する力、他者の意見を聴く力、法的(論理的)思考力のみならず、自身と他者の意見を比較し、多様な視点に立って物事を見る力を身につけることができる。 ③ マスメディアで報道される、または社会で起きている憲法に関する問題に関心をもち、その問題について、争点・論点を整理したうえで、自分の意見を、論拠を示しながら発言することができる。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス グループ分け 各グループでテキストの中から報告したい事件・判例について話し合ったあと、各グループの報告を担当する事件・判例を決定します。 |
第2回 | 担当する事件・判例の文献調査 各グループで担当する事件・判例について文献調査を行います。 |
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第3回 | 担当する事件・判例の報告準備(1) 各グループで担当する事件・判例について考察と意見交換を行います。 |
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第4回 | 担当する事件・判例の報告準備(2) 各グループで報告の内容について意見交換を行い、報告資料を作成します。 |
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第5回 | 担当する事件・判例の報告準備(3) 各グループで報告の内容・報告資料を確認し、討議の運営について意見交換を行います。 |
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第6回 | Aグループが担当する事件・判例について報告した後、全員で討議します。 Bグループが担当する事件・判例について報告した後、全員で討議します。 |
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第7回 | Cグループが担当する事件・判例について報告した後、全員で討議します。 Dグループが担当する事件・判例について報告した後、全員で討議します。 |
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第8回 | 前半の振り返り 新たにグループ分け 各グループでテキストの中から報告したい事件・判例について話し合ったあと、各グループの報告を担当する事件・判例を決定します。 |
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第9回 | 担当する事件・判例の文献調査 各グループで担当する事件・判例について文献調査を行います。 |
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第10回 | 担当する事件・判例の報告準備(1) 各グループで担当する事件・判例について考察と意見交換を行います。 |
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第11回 | 担当する事件・判例の報告準備(2) 各グループで報告の内容について意見交換を行い、報告資料を作成します。 |
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第12回 | 担当する事件・判例の報告準備(3) 各グループで報告の内容・報告資料を確認し、討議の運営について意見交換を行います。 |
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第13回 | Aグループが担当する事件・判例について報告した後、全員で討議します。 Bグループが担当する事件・判例について報告した後、全員で討議します。 |
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第14回 | Cグループが担当する事件・判例について報告した後、全員で討議します。 Dグループが担当する事件・判例について報告した後、全員で討議します。 |
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第15回 | 後半振り返り 全体のまとめ |
授業外学習の課題 | 事前・事後学修(各2時間程度) ・報告判例・事件に関するテキスト・参考文献の該当箇所や新聞記事などを事前に読んでおくこと。 ・グループで協力し責任をもって報告の準備をすること。 ・報告と討議を踏まえて、報告内容を整理し、学んだ知識を修得すること。 |
履修上の注意事項 | *このゼミナールは、3年・4年合同で実施します。 *〈学びたい〉・〈知りたい〉という意欲を持ち続けることの大切さを理解し、主体的・積極的な姿勢で報告と討議に取り組んでください。また、ゼミの活動に主体的・積極的に取り組んでください。 *テキストと六法を持参してください。 *グループで協力し責任をもって報告の準備をしてください。 *自分の考えや意見を発言することができるように予習して授業に出席してください。 *毎回出席することが前提です。やむを得ず欠席する場合は、事前にグループのメンバーと教員に連絡してください。 *活動報告書と評価シートを作成してもらいます。 *授業計画の内容を一部変更する場合があります。 *公認欠席制度の配慮内容は以下の通りです。 ・公認欠席時の資料は後日配付します。 ・グループの報告を担当する時に公認欠席となる場合、代替措置で対応します。 |
成績評価の方法・基準 | 報告への取り組み(報告の内容・報告資料、討議の運営等)〈70%〉および討議への参加度・貢献度〈30%〉で評価します。 |
テキスト | 上田健介ほか『憲法判例50!(第3版)』(有斐閣、2023年) |
参考文献 | 芦部信喜・高橋和之補訂『憲法(第8版)』(岩波書店、2023年) 高橋和之『立憲主義と日本国憲法(第6版)』(有斐閣、2024年) 長谷部恭男ほか編『憲法判例百選Ⅰ(第7版)』(有斐閣、2019年) 長谷部恭男ほか編『憲法判例百選Ⅱ(第7版)』(有斐閣、2019年) |
主な関連科目 | 憲法原論、基本的人権、特別講義A(統治機構) |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
授業の前後で質問・相談に対応しますが、オフィスアワーでも対応できます。その際はメールにて予約を取ってください。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
法学部法律学科(演習) | - | 2016~2019 | 3・4 | - | - | - | - | - |
法学部法律学科(演習) | FLLA30802 | 2020~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
法学部法律学科(演習) | - | 2023~2023 | 3・4 | - | - | - | - | - |