授業コード 30095610 単位数 2
科目名 ゼミナールⅠ(2024) クラス 10
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 松本 奈津希 配当年次 *下表参考

授業の題目 憲法判例を読もう!
学修の概要  わたしたちの身近には、実はたくさんの憲法問題が存在しています。とはいえ、憲法原論や基本的人権などの講義を通じて、憲法を一通り学習したけれど、実際どのように扱えばいいのか分からない、という人は少なくないでしょう。それはきっと、憲法がまだ「遠い」存在だからです。
本ゼミナールでは、重要判例の精読を通じて、憲法の知識をより深めていきます。また、時事問題を適時扱いながら、活きた憲法論に触れていきます。

 講義で扱う判例は第一回目の講義にて、ゼミ生と相談して決定します。授業計画のテーマは目安です。
 毎回報告担当者には、判例やその評釈、参考文献等を読んで報告資料を作成してきてもらい、発表してもらいます。担当者による報告後、全員でディスカッションを行います。
その際、原告・被告(+裁判官)それぞれの立場になったつもりで、議論を展開していきます。わからないことはその場で調べましょう。また、裁判所の判断を丸ごと正しいと受け入れるのではなく、様々な角度から検討してみることをオススメします。
将来の色々な可能性を考えながら、皆さんでゼミナールを作りあげていきましょう。

※この授業は、対面授業とオンライン授業を組み合わせて行う【ブレンド型授業】です。詳細は「履修上の注意」を確認してください。
学修の到達目標 ゼミナールを通じて、文献調査や報告、討議のために必要な能力を身に着けるだけではなく、憲法答案の書き方や、卒業論文作成に必要な法的思考力が養われるように配慮します。
最終目標は、わたしたちの身近にある憲法問題を見つけ出し、自身の見解を論理的に説明し、他者の様々な意見にも触れながら、議論できる能力を獲得することです。
授業計画 第1回 ガイダンス
報告者・報告判例の決定
第2回 人権総論・新しい人権についての判例報告⑴
第3回 人権総論・新しい人権についての判例報告⑵
第4回 法の下の平等についての判例報告⑴
第5回 【オンデマンド講義】
法の下の平等についての判例報告⑵
第6回 思想良心の自由についての判例報告
第7回 信教の自由についての判例報告
第8回 表現の自由についての判例報告⑴ 検閲・事前抑制
第9回 表現の自由についての判例報告⑵ 表現内容規制
第10回 表現の自由についての判例報告⑶ プライバシー
第11回 表現の自由についての判例報告⑷ 情報公開と知る権利
第12回 職業の自由についての判例報告⑴ 薬事法判決
第13回 職業の自由についての判例報告⑵ 小売市場事件
第14回 財産権についての判例報告
第15回 まとめ
授業外学習の課題 報告担当者は、報告準備をお願いします(準備時間:4時間程度)。
担当者以外の受講生も、判例を一読し、どこに憲法問題があるのかを考えてきてください(事前学習:毎週1時間程度)。
時事問題も扱いますので、普段から新聞やニュースに目を通しておきましょう。
履修上の注意事項 公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件には影響しないよう配慮します。


【ブレンド型授業について】
・この授業では、対面授業とオンライン授業(オンデマンド形式)を組み合わたブレンド型授業を実施します。オンライン授業回とその内容は、授業計画を参照してください。
・オンライン授業は、下記手順で行います。
 ①Moodle上にアップロードされた授業動画を見て学修する。
 ②課題を期間内に提出する。
・ブレンド型授業については、第一回の授業でも説明します。
成績評価の方法・基準 出席を前提とした、ゼミへの参加度・貢献度で評価します。
報告準備及び内容(50%)、発言や質問等ゼミへの積極的姿勢(50%)
毎回の講義で自身の意見を述べ、議論に積極的に参加してください。
テキスト
参考文献 長谷部恭男ほか編『憲法判例百選Ⅰ・Ⅱ〔第7版〕』(有斐閣・2019年)
その他、適時紹介します。
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
ゼミで扱った内容についての質問は、授業時間内または授業終了後にお願いします。オフィスアワーをご活用ください。また、公務員試験などの各種資格試験対策についても遠慮なくご相談ください。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
法学部法律学科(演習) 2016~2019 3・4 - - - - -
法学部法律学科(演習) FLLA30801 2020~2022 3・4 - - - - -
法学部法律学科(演習) 2023~2023 3・4 - - - - -