授業コード 30095607 単位数 2
科目名 ゼミナールⅠ(2024) クラス 07
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 古川 朋子 配当年次 *下表参考

授業の題目 会社法上の組織再編に関する事例を研究する
学修の概要 近年会社の組織再編が盛んになり、続々と蓄積されつつある事例に対する対策が講じられている。

企業の組織再編に係る制度の理解、具体的な事案の検討を中心に、受講者の報告を踏まえて議論を交わし、理解を深める予定である。併せて、関係規制および裁判例・判例の目的とするところ、および、それらの変遷とその理由にも踏み込んで検討したい。

内容は、受講者の希望により変更することもある。
学修の到達目標 ①企業再編に係る基本的な制度を、具体的な事案を踏まえて理解することができる。
②①をめぐる学説を理解することができる。
②①を資料にまとめて、報告することができる。
授業計画 第1回 企業の買収・結合・再編の意義と方法
第2回 友好的買収と敵対的買収
第3回 株式の取得による買収‐公開買付け
第4回 【オンデマンド】東京高決平成17年3月23日判示1899号56頁【百選98事件】
第5回 東京地決平成16年6月1日判時1873号159頁【百選24事件】
第6回 MBO
第7回 第三者割当増資
第8回 キャッシュ・アウト
第9回 キャッシュ・アウトにおける少数株主の保護
第10回 キャッシュ・アウトにおける取締役の責任
第11回 組織再編‐合併
第12回 会社分割
第13回 株式交換
第14回 株式移転
第15回 【オンデマンド】利害関係者間における組織再編の問題
授業外学習の課題 理解が容易とはいえない内容を扱う予定なので、自分で文献等を積極的に勉強することが求められる。
事前学修(2時間程度) : 教科書・判決書・資料等を利用して予習することが必要です。
事後学修(2時間程度) : 授業の内容を整理・理解するために、時には課題の作成を通じて復習することが必要です。
履修上の注意事項 *民法、会社法を履修済み、または履修している方の受講が望ましい。       
*ブレンド型授業を行います。授業は対面で行いますが、資料の提示や課題の提出に、google classroomを利用します。
*公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件には影響しないよう配慮します。
成績評価の方法・基準 報告内容(50%)および授業参加姿勢で(50%)評価します
テキスト 特に指定はしません。参考文献の中から任意に選んで下さい。
参考文献 江頭憲治郎『株式会社法〔第8版〕』(有斐閣、2021)
神田秀樹『会社法〔第25版〕』(弘文堂、2022)
田中亘『会社法〔第3版〕』(東京大学出版会、2021)
龍田節・前田雅弘『会社法大要 第2版』(有斐閣、2017)
髙橋美加ほか『会社法〔第3版〕』(弘文堂、2020)
伊藤靖史ほか『会社法〔第5版〕(リーガルクエスト)』(有斐閣、2021)
前田庸『会社法入門〔第13版〕』(有斐閣、2018)
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業中、および授業後に受け付けます。
レポート等の評価については、事前に連絡を下さればいつでも質問に応じます。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
法学部法律学科(演習) 2016~2019 3・4 - - - - -
法学部法律学科(演習) FLLA30801 2020~2022 3・4 - - - - -
法学部法律学科(演習) 2023~2023 3・4 - - - - -