授業コード | 30095601 | 単位数 | 2 |
科目名 | ゼミナールⅠ(2024) | クラス | 01 |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 伊藤 嘉亮 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | ゼミナールⅠ:現代社会における刑法 |
学修の概要 | 池田修=金山薫編『新実例刑法[総論][各論]』(青林書院・2014年、2011年)を教材にし、講義形式の「刑法総論・各論」では扱えなかったテーマや深掘りできなかったテーマを学習します。まず、各事例では何が問題になるのか、その問題を解決するには何を議論しなければならないのかを皆で共有し、次に、いくつかのグループに分かれて議題を検討します。自由に意見を述べてもらう形式の場合もあれば、検察側・弁護側に分け、それぞれの主張を展開してもらう形式の場合もあります。 *後期には刑務所見学を実施します。 |
学修の到達目標 | ①現代社会が抱える問題を発見し、他の人と問題意識を共有できるようになること。 ②刑法の重要問題について、自分の考え方を裏付ける資料や論拠を示しながら、その趣旨を誤解なく相手に伝えられるようになること。 ③自分の立場とは異なる意見を正確に理解し、時には的確に批判し、時にはそうした意見を取り入れ、自説を修正できるようになること。 |
授業計画 | 第1回 | イントロダクション:自己紹介、模擬裁判①(事案・配役の確認) 模擬裁判の事案を確認した上で、裁判官、検察官、弁護人、被告人、証人などの配役を決める |
第2回 | 報告準備期間:模擬裁判②(主張の検討) それぞれの主張内容や被告人質問、証人尋問の内容を検討する |
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第3回 | 報告準備期間:模擬裁判③(論告・最終弁論、判決) 自分たちの意見を正確に伝え、相手の意見を理解・批判できるようになる |
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第4回 | 被害者の同意 刑法における同意の意義を理解した上で、その有効性の判断方法を習得できる |
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第5回 | 正当防衛と第三者 防衛行為が第三者に及んでしまった事例を解決できるようになる |
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第6回 | 薬物輸入罪の故意、事実の錯誤 刑法における錯誤の全体像を理解した上で、薬物輸入の際の錯誤事例を解決できるようになる |
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第7回 | 事実の錯誤と違法性の錯誤 事実の錯誤と違法性の錯誤の区別が難しい事例を素材に、両者を判別できるようになる |
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第8回 | 中止犯 中止犯の効果・根拠を理解した上で、具体的な事例を解決できるようになる |
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第9回 | 不作為の共同正犯・幇助 不作為を通じて事件に関与した被告人の罪責を考えられるようになる |
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第10回 | 共犯からの離脱 共犯関係から離脱しようとした被告人の罪責を考えられるようになる |
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第11回 | 自首の成否 自主制度の趣旨を理解した上で、具体的な事例を解決できるようになる |
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第12回 | メダルの不正取得と窃盗罪 いわゆる「ゴト行為」によってメダルを不正取得する事例を解決できるようになる |
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第13回 | 仮設店舗の改造と不動産侵奪罪 不動産侵奪罪の趣旨を理解した上で、具体的な事例を解決できるようになる |
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第14回 | クレジットカード等の不正使用 クレジットカードの仕組みや詐欺罪の構造を理解できるようになる |
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第15回 | 前期のまとめ(または裁判傍聴) スケジュールの調整ができたら、裁判傍聴を実施する |
授業外学習の課題 | 授業時間外でも一緒に勉強できる場や機会を設けます。図書館の書籍だけでなく、私の研究室にある書籍等も適宜貸し出しますので、利用して下さい。 *事前学修(3時間):報告担当者は、報告準備に相応の時間がかかると思います。図書館や教員の研究室も活用しながら準備をして下さい。報告担当者以外も、GoogleDriveにアップされる資料やレジュメに目を通して予習して下さい。 |
履修上の注意事項 | なお、他の人が報告している間は静かに(真摯に)聴く必要がありますが、議論の段階ではむしろ“がやがや”するくらいの雰囲気になって欲しいと思います。報告者に対して質問するだけでなく、教員やその他のゼミ生とも自由に討論して下さい。 *公認欠席制度の配慮内容は以下の通りです。 ・公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定には影響しないよう配慮します。 ・公認欠席時の資料は、GoogleDriveにアップしてあるので、各自でダウンロードして下さい。 |
成績評価の方法・基準 | 報告(50%)、議論への参加・寄与度(50%)で評価します。 |
テキスト | 池田修=金山薫編『新実例刑法[総論][各論]』(青林書院・2014年、2011年) *購入する必要はありません。 |
参考文献 | 特に指定はしません。 |
主な関連科目 | 刑法総論、刑法各論、刑事政策 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
アポイントを取って頂ければ、質問や相談等には随時対応します。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
法学部法律学科(演習) | - | 2016~2019 | 3・4 | - | - | - | - | - |
法学部法律学科(演習) | FLLA30801 | 2020~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
法学部法律学科(演習) | - | 2023~2023 | 3・4 | - | - | - | - | - |