授業コード 30068207 単位数 2
科目名 ゼミナール基礎 クラス 07
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 前田 星 配当年次 *下表参考

授業の題目 ゼミナール基礎
学修の概要  この授業は、三年次の専門的なゼミナールに参加するための基礎的な力を身につけるための授業である。文献の読解能力、文献の調査能力、議論への参加能力などを鍛える。履修生には積極的に授業に参加していく姿勢が求められる。
 特にこの授業では、現行法の基盤である西洋法の成立した背景としての歴史的知識を、テキストの読解と報告などを通じて身につけることを目的とする。それにより、法について考える際に、基礎的な西洋史の知識を踏まえて考えることができるようになってもらう。
学修の到達目標 ①三年次以降のゼミナールで必要とされる能力の基礎(文献読解能力、文献調査能力、発表報告能力、議論能力、レポート作成能力)を身につける。
②西洋法の成立した歴史的背景についての知識を身につける。
授業計画 第1回 ガイダンス
第2回 裁判事例の検討① 「狼にくわえられた豚」
第3回 裁判事例の検討② 「ハインリヒ獅子公に対する訴訟」
第4回 裁判事例の検討③ 「哀しき王孫」
第5回 裁判事例の検討④ 「スウェーデンの銅」
第6回 裁判事例の検討⑤ 「ケルン電信事件」
第7回 裁判事例の検討⑥ 「私生児、庶子、取り替えっ子」
第8回 裁判事例の検討⑦ 「大審院で裁かれた電気窃盗」
第9回 裁判事例の検討⑧ 「メキシコのラス・カサス」
第10回 裁判事例の検討⑨ 「16世期後半のある魔女裁判」
第11回 裁判事例の検討⑩ 「私はあなた方にいう、あなた方は決して誓ってはならない」
第12回 裁判事例の検討⑪ 「忘れっぽい代弁人」
第13回 裁判事例の検討⑫ 「ロタール二世の婚姻紛争」
第14回 裁判事例の検討⑬ 「生まれながらの自由人か、それとも被解放自由人か」
第15回 全体のまとめ
授業外学習の課題 予習として、全員がテキストの該当箇所を読んでくること。報告担当者はレジュメ等の資料を準備すること。準備の際には、相応の調査を必要とする(1~2週間程度)。
授業後には、討議の内容を各人で振り返っておくこと(2時間程度)。
履修上の注意事項 ・初回のガイダンスにおいてテキスト、テーマ、報告順などを決定する。報告者は事前に資料を準備しておくこと。
・自分が報告担当の時には勿論、他の人が報告する際に欠席することのないように。出席ができない場合は事前に連絡をすること。
・なお、如上のシラバスはあくまでも予定であり、参加者の希望によって変更しうる。
・公認欠席時の資料はMoodle等で取得可能となるようにする。
成績評価の方法・基準 発表報告60%、レポート40%を目安に総合的に評価する。
テキスト
参考文献 U. ファルク、M. ルミナティ、M. シュメーケル編著(小川浩三、福田誠治、松本尚子監訳)『ヨーロッパ史のなかの裁判事例 ケースから学ぶ西洋法制史』ミネルヴァ書房、2014年。
主な関連科目 西洋法制史
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問や相談がある場合は、オフィスアワーに研究室に来ること。ただし、事前にアポイントメントをとること。
オフィスアワーは水曜13時~17時。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
法学部法律学科(演習) FLLA20802 2018~2022 2 - - - - -
法学部法律学科(演習) FLLA20802 2023~2023 2