授業コード 30068202 単位数 2
科目名 ゼミナール基礎 クラス 02
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 片上 孝洋 配当年次 *下表参考

授業の題目 憲法の基本判例から人権に関する理論や解釈を学ぶ
学修の概要  この演習は、憲法が好きで、憲法を学びたいという意欲がある学生の皆さんが憲法についてより深く学ぶためにあります。この演習では、基礎演習で利用したテキストを使い、その中で取り上げなかった事件を使って、人権に関する理論や解釈について学びます。
 演習形式の授業では、学生が主体となって学ぶことに〈価値〉や〈面白さ〉があります。この演習では、グループを編成して憲法について学びます。
 グループに報告テーマの選定・報告資料の作成・報告の進行役を任せたうえで、グループの報告後、受講生全員で討議します。受講生は、自分の考えや意見を発言することができるように予習して授業に出席します。
学修の到達目標 ① 憲法の定める人権に関する理解を深めることができる。
② マスメディアで報道される、または社会で起きている憲法に関わる問題に興味・関心をもつことができる。
③ 3年次以降のゼミナールで専門性を深めるために不可欠な、文献の調査力・読解力、法的(論理的)思考力、報告資料の作成力、報告・討議の運営力などを身につけることができる。
授業計画 第1回 ガイダンス
グループ分け
テキスト〔〈事件3(母親となる権利)、事件7(治療拒否の自由)、事件19(信教の自由・政教分離)、事件21(営業の自由)〕の中から、各グループで報告したい事件の候補について話し合います。
各グループの報告を担当する事件を決定します。
第2回 担当する事件の報告準備(1)
 各グループで担当する事件のテキストの該当箇所の輪読を行います。
第3回 担当する事件の報告準備(2)
 各グループで担当する事件について考察と意見交換を行います。
第4回 担当する事件の報告準備(3)
 各グループで報告の内容について意見交換を行い、報告資料を作成します。
第5回 担当する事件の報告準備(4)
 各グループで報告の内容・報告資料を確認し、討議の運営について意見交換を行います。
第6回 Aグループが担当する事件について報告した後、全員で討議します。
Bグループが担当する事件について報告した後、全員で討議します。
第7回 Cグループが担当する事件について報告した後、全員で討議します。
Dグループが担当する事件について報告した後、全員で討議します。
第8回 前半の振り返り
新たにグループ分け
テキスト〔事件4(同性婚の権利)、事件17(平等権)、事件20(表現の自由)、事件24(参政権)〕の中から、各グループで報告したい事件の候補について話し合います。
各グループの報告を担当する事件を決定します。
第9回 担当する事件の報告準備(1)
 各グループで担当する事件のテキストの該当箇所の輪読を行います。
第10回 担当する事件の報告準備(2)
 各グループで担当する事件について考察と意見交換を行います。
第11回 担当する事件の報告準備(3)
 各グループで報告の内容について意見交換を行い、報告資料を作成します。
第12回 担当する事件の報告準備(4)
 各グループで報告の内容・報告資料を確認し、討議の運営について意見交換を行います。
第13回 Aグループが担当する事件について報告した後、全員で討議します。
Bグループが担当する事件について報告した後、全員で討議します。
第14回 Cグループが担当する事件について報告した後、全員で討議します。
Dグループが担当する事件について報告した後、全員で討議します。
第15回 前半の振り返り
全体のまとめ
授業外学習の課題 事前・事後学修(各2時間程度)
・報告の事件に関するテキストの該当箇所を事前に読んでおくこと。
・グループで協力し責任をもって報告の準備をすること。
・報告と討議を踏まえて、報告内容を整理し、学んだ知識を修得すること。
履修上の注意事項 *〈学びたい〉・〈知りたい〉という意欲を持ち続けることの大切さを理解し、主体的・積極的な姿勢で報告と討議に取り組んでください。
*授業計画の内容を一部変更する場合があります。
*テキストと六法を持参してください。
*報告担当のグループは、責任をもって報告の準備をしてください。
*報告担当のグループ以外の受講生は、自分の考えや意見を発言することができるように予習して授業に出席してください。
*活動報告書と評価シートを作成してもらいます。
*毎回出席することが前提です。やむを得ず欠席する場合は、事前にグループのメンバーと教員に連絡してください。
*公認欠席制度の配慮内容は以下の通りです。
・公認欠席時の資料は後日配付します。
・グループの報告を担当する時に公認欠席となる場合、代替措置で対応します。
成績評価の方法・基準 報告資料(30%)、報告の内容・討議の運営等(50%)、討議への参加度・貢献度(20%)で評価します。
テキスト 棟居快行ほか『基本的人権の事件簿(第7版)』(有斐閣、2024年)
参考文献 上田健介ほか『憲法判例50!(第3版)』(有斐閣、2023年)
長谷部恭男ほか編『憲法判例百選Ⅰ(第7版)』(有斐閣、2019年)
長谷部恭男ほか編『憲法判例百選Ⅱ(第7版)』(有斐閣、2019年)
主な関連科目 憲法原論、基本的人権
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業の前後で質問・相談に対応しますが、オフィスアワーでも対応できます。その際はメールにて予約を取ってください。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
法学部法律学科(演習) FLLA20802 2018~2022 2 - - - - -
法学部法律学科(演習) FLLA20802 2023~2023 2