授業コード 30068000 クラス
科目名 刑事訴訟法Ⅱ 単位数 2
担当者 山﨑 俊恵 履修期 第2学期
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 刑事訴訟の発展的理解
授業の概要  履修者が刑事訴訟法Ⅰを履修して刑事訴訟の基本を理解していることを前提に、刑事訴訟法上の争点を取り上げて、それを深く理解できるよう、争点をめぐる判例及び学説等を中心に講義する。
学習の到達目標 (刑事訴訟法Ⅰを履修し、刑事訴訟の基礎知識を習得し、基本原理及び手続の流れを理解した上で、)刑事訴訟法上の争点をめぐる判例及び学説を理解し、いずれの見解が妥当かを、基本原理等に照らしながら検討したうえで、自己の見解をまとめ、論述指揮試験の答案を作成できるようになる。
授業計画 第1回 ガイダンス
第2回 捜査(1)捜査の端緒、任意捜査と強制捜査の区別
捜査の端緒及び任意捜査と強制捜査の区別について学修する。
第3回 捜査(2)逮捕・勾留、捜索・差押え、検証、鑑定、通信傍受
捜査のうち、強制処分について学修する。
第4回 捜査(3)逮捕に伴う無令状の捜索・差押え
逮捕に伴う無令状の捜索・差押え・検証について学修する。
第5回 捜査(4)新しい捜査手法
GPS捜査、写真・ビデオ撮影等の新しい捜査手法について学修する。
第6回 被疑者・被告人の権利
被疑者・被告人の権利を学修する。
第7回 中間まとめ(授業前半の復習)
ここまでの授業回を復習する。
第8回 公訴の提起
公訴の提起について学修する。
第9回 公判
公判について学修する。
第10回 訴因変更
訴因変更について学修する。
第11回 証拠法(1)違法収集証拠排除法則
証拠法の総則及び違法収集証拠排除法則について学修する。
第12回 証拠法(2)自白法則
自白法則を学修する。
第13回 証拠法(3)伝聞法則
伝聞法則を学修する。
第14回 裁判、上訴、非常救済手続
公判の裁判、上訴及び非常救済手続について学修する。
第15回 まとめ
論述式試験の答案の作成練習を行う。
授業外学習の課題 ・授業で扱う判例を指示するので、各自、判例集や判例データベースで判例を探し、予習して授業に臨む。
・レジュメを用いて復習する。
学修時間の目安:3時間程度
履修上の注意事項 ・この科目の基礎となる科目である刑事訴訟法Ⅰを履修済みであることを前提として講義を進めるので、刑事訴訟法Ⅰを履修することを強く勧める。刑事訴訟法Ⅰを履修していない場合、この科目を履修して理解するのに困難を感じると思われる。
・公認欠席時の資料は、後日、配付します。
成績評価の方法・基準 定期試験(論述式)100%
テキスト なし
参考文献 刑事訴訟法Ⅰのシラバス記載のほか、大澤裕=川出敏裕編『刑事訴訟法判例百選(第11版)』(有斐閣、2024年)
主な関連科目 刑事訴訟法Ⅰ、刑法総論・各論、憲法の基本的人権・統治機構
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
・定期のオフィスアワーで対応する。それ以外の期間も随時対応するが、その場合は、第2研究棟の受付で電話により在室を確認の上、来室されたい。
・成績疑義については、正式に教学センターを通じて手続を取ること。それ以外の定期試験についての質問(学修の方法や良い答案作成のためのアドバイス等)は、個別に受付け、メール等で回答する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
法学部法律学科(刑事法) 2016~2016 3・4 - - - - -
法学部法律学科(刑事法) FLLA20408 2017~2017 3・4 - - - - -
法学部法律学科(刑事法) FLLA30502 2018~2022 3・4 - - - - -
法学部法律学科(刑事法) FLLA30502 2023~2023 3・4 -
法学部法律学科(発展科目) 31300 2024~2024 3・4 -