授業コード 30055502 単位数 2
科目名 憲法原論 クラス 02
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 片上 孝洋 配当年次 *下表参考

授業の題目 憲法原論
学修の概要  憲法のテキストには〈憲法とは国の基本法・国の最高法規である〉と書かれています。しかし、この説明を読んだだけでは、憲法は国にとってどのような基本を定めており、なぜ憲法が最高法規なのか、わかりません。この講義では、憲法が国の基本法(最高法規)であることを理解するために、憲法が定める人権と統治機構の基本原理について学びます。また、主として、国家と憲法、立憲主義、人権と統治機構に関する基本的な知識・内容について、学説や基本的かつ重要な判例にも言及しながら解説します。
学修の到達目標 ① 人権と統治機構の基本原理を理解し、説明することができる。
② 人権規定と統治機構について、両者の関係と役割を理解し、説明することができる。
③ マスメディアで報道される、または社会で起きている憲法に関わる問題に興味・関心をもち、憲法上の争点・論点を説明することができる。
授業計画 第1回 ガイダンス
憲法と法律、国家とは何か
第2回 憲法とは何か(1)― 憲法の意味と種類
第3回 憲法とは何か(2)― 憲法の法源、憲法規範の特質
第4回 立憲主義の基本原理(1)― 近代立憲主義の成立と内容
第5回 立憲主義の基本原理(2)― 近代立憲主義の現代的変容、日本における立憲主義の継受と展開
第6回 国民主権と象徴天皇制
第7回 平和主義(1)― 日本国憲法の平和主義
第8回 平和主義(2)― 日本の安全保障と平和主義
第9回 基本的人権(1)― 人権の歴史、人権の観念
第10回 基本的人権(2)― 人権の類型、人権の主体
第11回 基本的人権(3)― 人権の適用範囲と限界
第12回 統治機構(1)― 国会
第13回 統治機構(2)― 内閣
第14回 統治機構(3)― 裁判所
第15回 統治機構(4)― 地方自治
授業外学習の課題 事前学修(2時間程度):指定されたテキストの該当箇所を事前に読んでおくこと。
事後学修(2時間程度):テキストと配付資料を読み直し、講義で学んだ知識を修得すること。ワークシート課題を提出すること。
履修上の注意事項 *授業計画の内容を一部変更する場合があります。
*テキストと六法を持参してください。
*小テストを実施します(学期中2回)。実施日は事前に通知します。
*ワークシート課題を提出してもらいます。
*公認欠席制度の配慮内容は以下の通りです。
・公認欠席時の資料は後日配付します。
・小テスト時やワークシートの提出時に公認欠席となる場合、追試または代替措置で対応します。
成績評価の方法・基準 基本的に期末試験(100点満点)で評価します。ただし、期末試験の成績が60点に満たない者は、小テスト(30点)とワークシート課題(20点)の成績のうちの40%を考慮し、その考慮した成績を期末試験の成績に60点まで加算して評価します。
テキスト 高橋和之『立憲主義と日本国憲法(第6版)』(有斐閣、2024年)
渋谷秀樹編著『憲法判例集(第12版)』(有斐閣、2022年)
参考文献 片上孝洋編著『現代憲法25講』(成文堂、2020年)
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業の前後で質問・相談に対応しますが、オフィスアワーでも対応できます。その際はメールにて予約を取ってください。
小テスト・期末試験等に対するフィードバックは、授業時間内またはMoodleで行います。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
法学部法律学科(公法) 2016~2016 2・3・4 - - - - -
法学部法律学科(公法) FLLA20303 2017~2017 2・3・4 - - - - -
法学部法律学科(公法) FLLA10401 2018~2022 2・3・4 - - - - -
法学部法律学科(公法) FLLA10401 2023~2023 2・3・4 - -
法学部国際政治学科(E群) 2015~2016 2・3・4 - - - - -
国際コミュニティ学部国際政治学科(政治・経済領域) FGGP20603 2018~2023 2・3・4 - - - - -
国際コミュニティ学部地域行政学科(法律領域) FGRA20601 2018~2022 2・3・4 - - - - -
国際コミュニティ学部地域行政学科(法律領域) FGRA20601 2023~2023 2・3・4 - -