授業コード 30029900 単位数 2
科目名 特別講義B(ADR:裁判外紛争処理) クラス
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 濱野 真樹 配当年次 *下表参考

授業の題目 裁判外紛争解決(ADR)
学修の概要  社会で紛争が発生する原因と紛争解決のために人が合意を形成するメカニズムを考えるとともに、裁判以外での紛争解決方法、特に、第三者が介入して当事者の自主交渉を援助する調停の社会的機能を考えます。講師は、対話促進型調停(Mediation)研究者兼調停技法トレーナーの濱野真樹(司法書士)が担当します。なお、講義内容は変更することがあります。
学修の到達目標  本講義を受講することで、対人コミュニケーション能力が向上する。そして、社会で体験する紛争やもめごとに、当事者や第三者として対応できる能力が身につく。
授業計画 第1回 第1講 ADR概論
第2回 第2講 交渉
第3回 第3講 当事者の気持ち
第4回 第4講 聴く
第5回 第5講 聴くためのトレーニング
第6回 第6講 聴くとは(1)言い換えの技法
第7回 第7講 聴くとは(2)質問の技法
第8回 第8講 技法を使ってみる
第9回 第9講 調停の段階(1)調停の開始(調停人の挨拶)
第10回 第10講 調停の段階(2)話し合いの開始(利害・本音を探る)
第11回 第11講 調停の段階(3)利害に基づく課題の設定
第12回 第12講 調停の段階(4)課題解決案の検討
第13回 第13講 調停の段階(5)別席・合意・終結
第14回 第14講 調停ロールプレイ(1)事例:フローリングの張替え
第15回 第15講 調停ロールプレイ(2)事例:解雇予告手当
授業外学習の課題  本講義をより深く理解できるように、人と人との間に、「もめごと(紛争)」がなぜ発生するのか、その「もめごと(紛争)」を、人はどのようにして解決(合意を形成)していくのか、ということについて、法律科目以外の分野においても、視野を広げて、関連があることに注視し、探究していくようにしてください。(目安時間は特にありません)
履修上の注意事項  対面授業により、社会心理学、カウンセリング、コーチング、異文化コミュニケーション、ゲーム理論、民俗学、脳神経科学、法社会学、法哲学等の諸科学の知見を応用した調停技法トレーニングのプログラムを実施します。
 レジュメ等の講義資料は授業で配布しますが、Moodle にも掲載しておきます。公認欠席者及び欠席者分の講義資料は教学センターのボックス内に入れておきます。なお、Moodle には、連絡事項も掲載します。
 受講者数は20名とします。
 授業への欠席及び遅刻が、やむを得ない理由(就職活動は含まれません。)によるものと思われる場合には、教員に申し出て下さい。
成績評価の方法・基準  授業への取り組み姿勢(受講態度を含む。)70%、(試験に代わる)課題レポート30%により評価します。
 授業への欠席及び遅刻は減点となります。(公認欠席時は、減点の配慮をします)
テキスト  講義毎にレジュメを配布します。
参考文献 司法書士ADR実践の手引(日本司法書士会連合会ADR対策部/新日本法規)
ADR理論と実践(和田仁孝/有斐閣)
コンフリクト・マネジメント入門(鈴木有香/自由国民社)
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問は、授業中(随時)及び授業外(授業終了後、メール、電話等)で受け付けます。
相談は、授業外(授業終了後、メール、電話等)で受け付けます。
講義レジュメに、メールアドレスと電話番号を記載してあります。
課題レポートに対する「重点解説」をMoodle に掲載しておきます。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
法学部法律学科(発展科目) 2016~2016 3・4 - - - - -
法学部法律学科 FLLA30923 2017~2017 3・4 - - - - -
法学部法律学科(発展科目) FLLA30902 2018~2022 3・4 - - - - -
法学部法律学科(発展科目) FLLA30902 2023~2023 3・4 -
法学部法律学科(特別科目) 31300 2024~2024 3・4 -