授業コード | 30028611 | 単位数 | 2 |
科目名 | 基礎演習 | クラス | 11 |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 山﨑 俊恵 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 法学部の学習の基礎力づくり |
学修の概要 | 1年次の修大基礎講座及び初年次セミナー等の授業において、法学部で法律を学ぶのに必要なリテラシーを身につけたはずですが、1年次の後期の法律専門科目の授業を難しいと感じたり、思うように成績が伸びなかったりして、2年次以降に本格的に法律専門科目が増えることに不安を感じている方もいるかもしれません。そこで、この基礎演習では、法学部での法律専門科目の学習のために必要な基礎的な力を、今一度、鍛えたいと思います。そのための方法はいろいろあると思いますが、裁判例の学習が最適であると考えています。そこで、この基礎演習では、刑事訴訟法(犯罪が行われたときに犯人及び証拠の捜査から始まり、起訴、公判を経て判決に至る刑事手続に関する法)分野の主要な裁判例を取り上げて、それを読み、その中での法的論点を発見し、その論点に関する裁判所の判断を理解するとともに、その論点をめぐる学説等の議論状況を分析し、最後に、自分の見解を他者に伝えられるようになる練習をします。 |
学修の到達目標 | 事案の中での法的論点を発見し、判例及び学説を踏まえて、自己の見解を口頭でも書面でも他者に伝えられるようになることを目標とします。(最終的には、法律専門科目の論述式試験に回答できる力を身につけることを目指します。) |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス |
第2回 | 判例や文献の検索の仕方 判例や文献検索の方法を学修する。 |
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第3回 | 強制捜査と任意捜査の区別 ①基本の学習 強制捜査と任意捜査の区別をめぐる学説を学修する。 |
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第4回 | 強制捜査と任意捜査の区別 ②判例(4月30日授業 オンデマンド) 強制捜査と任意捜査の区別に関する判例を学修する。 |
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第5回 | 強制捜査と任意捜査の区別 ③まとめ 強制捜査と任意捜査の区別に関する学説・判例の学修を通じて、自己の見解をまとめる。 |
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第6回 | GPS捜査 ①基本の学習 GPS捜査をめぐる学説を学修する。 |
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第7回 | GPS捜査 ②判例 GPS捜査に関する判例を学修する。 |
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第8回 | GPS捜査 ③まとめ GPS捜査に関する学説・判例の学修を通じて、自己の見解をまとめる。 |
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第9回 | 違法収集証拠排除法則 ①基本の学習 違法収集証拠排除法則をめぐる学説を学修する。 |
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第10回 | 違法収集証拠排除法則 ②判例 違法収集証拠排除法則に関する判例を学修する。 |
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第11回 | 違法収集証拠排除法則 ③まとめ 違法収集証拠排除法則に関する学説・判例の学修を通じて、自己の見解をまとめる。 |
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第12回 | 裁判員制度 ①基本の学習 裁判員制度の概要を学修する。 |
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第13回 | 裁判員制度 ②判例 裁判員制度に関する判例を学修する。 |
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第14回 | 裁判員制度 ③まとめ 裁判員制度についての自己の見解をまとめる。 |
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第15回 | まとめ |
授業外学習の課題 | ・事前に指定された判例を予習する。 ・授業中に配布するワークシート等 授業外学習時間の目安:3時間程度 |
履修上の注意事項 | ・ブレンド型授業を実施します。Moodleを使用します。 ・公認欠席時の資料は、後日、配付します。 ・授業に出席し、積極的に発言し、議論に参加してください。 |
成績評価の方法・基準 | 授業中に配布するワークシート等(70%)、授業への参加(議論への積極的な参加、発言内容等)(30%) |
テキスト | なし。ただし、テーマごとに学修する判例を指定します。 |
参考文献 | 「最高裁判所判例解説(刑事篇)」(法曹会)等 |
主な関連科目 | 扱う素材は「刑事訴訟法」に関連しますが、刑事訴訟法の科目を学習していなくとも履修できます。 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
授業中または授業後に対応します。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
法学部法律学科(演習) | FLLA20801 | 2018~2022 | 2 | - | - | - | - | - |
法学部法律学科(演習) | FLLA20801 | 2023~2023 | 2 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |