授業コード 30026600 単位数 2
科目名 社会保障法 クラス
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 山田 晋 配当年次 *下表参考

授業の題目 社会保障法 Social Security Law
学修の概要 社会保障の法概念、要保障事故など基礎概念を学び、社会保障の給付事故体系を基に、社会保障法を学ぶ。
ただし個別制度の説明は授業では可能な限り行わず、基本原理、構造、関連判例、課題などを中心に授業を構成する。
個別制度は各人が学習するように。
学修の到達目標 社会保障の法概念、要保障事故など基礎概念を学び、社会保障の給付事故体系を基に、社会保障法・制度を理解するできるようになること。
授業計画 第1回 ガイダンス・社会保障の対象・社会保障の体系
第2回 社会保障の機能
第3回 社会保障の原理と意義
第4回 社会保障の歴史
第5回 憲法25条・国際基準・ILO条約
第6回 社会保障の財政
第7回 医療保障の法1ー医療保険法
第8回 医療保障の法2―高齢者医療制度
第9回 所得保障法1-老齢期の生活保障
第10回 所得保障法2-障害の生活保障、遺族の生活保障年金
第11回 所得保障法3-児童手当・社会手当
第12回 労使関係と社会保障法1:労災補償
第13回 労使関係と社会保障法2:失業保障
第14回 低所得層支援1
第15回 低所得層支援2
授業外学習の課題 1,指定文献などを十分熟読すること。
2,予習に当たっては、制度の概要を理解し、論点、疑問点の発見につとめること。
3,復習に当たっては、講義で提示された問題点、論点などについて調べ、かつ、自分なりの見解を持つこと。
授業外学習の時間の目安は、受講生の知力、学力、意欲により30分~90分程度。
履修上の注意事項 1.教科書等、指定文献は事前に十分、予習・熟読して講義に臨むこと。
2.関連条文には目を通すこと。
3.課題などの提出物は指定された期日、様式などを厳守すること。


本授業は「ブレンド型授業」。基本的には対面授業で実施するが、一部、Moodleを利用する-詳細は初回講義で説明する。

公認欠席は、欠席であるが、欠席の理由、授業の進捗状況などに応じて個別に対応する。必ずしも公認欠席者の有利に作用するものばかりではない。

*将来的に福祉職の公務員(広島市福祉職、国家公務員・人間科学など)や家裁調査官試験、労働基準監督官、社会保険労務士を目指すあるいは関心のある人は相談に乗ります。
成績評価の方法・基準 学期試験(レポートによる代替もある)(80%)および各提出物(課題レポートなど)(20%)。
様式・期日などを無視したレポート等は評価対象から除外する。課題・レポート等については適宜講評する。
テキスト 神尾・増田・山田編著『原理で学ぶ社会保障法』法律文化社(2022年)
参考文献 小西啓文『社会保障法(第3版)』信山社(2024年)
キム・ヨンスン(金・松江訳)『韓国福祉国家はいかにつくられたか』明石書店(2024年)
浅倉むつ子『新しい労働世界とジェンダー平等』かもがわ出版(2022年)
山田晋・西田和弘・石田道彦・平部康子・丸谷浩介編 『新たな時代の社会保障法 』法律文化社(2022年)
長沼建一郎『ソーシャルプロブレム入門』信山者(2021年)
矢嶋・田中・石田・高田・鈴木編著『社会保障裁判研究』ミネルヴァ書房(2021年)



山田晋「低所得対策・最低生活保障と自立」菊池馨実編著『自立支援と社会保障 主体性を尊重する福祉、医療、
加藤智章編『世界の病院・介護施設』法律文化社(2020年)
山田晋「戦後社会保障法学における体系論」『(学会誌)社会保障法34号 障害のある人・家族・にない手の人権/社会保障法学の展開』(2018年)127~142頁。
その他は必要に応じて授業中に指示する。
主な関連科目 社会福祉法、労働法、憲法
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
問題意識を全受講生で共有するため、質問は講義中・後に行う。
質問・相談はsyamada@shudo-u.ac.jpまで。
オフィスアワーは特に設定しない。各種相談には随時応じるので、研究棟受付から内線電話でアポイントメントを取られたい。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
法学部法律学科(公法) 2016~2016 2・3・4 - - - - -
法学部法律学科(公法) FLLA20304 2017~2017 2・3・4 - - - - -
法学部法律学科(公法) FLLA30401 2018~2022 3・4 - - - - -
法学部法律学科(公法) FLLA30401 2023~2023 3・4 -
法学部法律学科(発展科目) 31300 2024~2024 3・4 -
法学部国際政治学科(E群) 2015~2016 3・4 - - - - -