授業コード 26000500 単位数 2
科目名 英語学・英語教育学ゼミナールC(レキシコン研究) クラス
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 石田 崇 配当年次 *下表参考

授業の題目 レキシコン研究(The Study of the Lexicon)
学修の概要 本ゼミナールでは、英語母語話者のレキシコン(Lexicon)、つまり頭の中の辞書の構造について考えていきます。辞書とは言っても、語彙だけではありません。句や節レベル、あるいはそれを超えたあらゆるレベルにおいて、英語母語話者がどのような原理や規則に基づいて、英語という言語を理解しているのかを考えていきます。
学修の到達目標 ①英語のレキシコンの仕組みについて、具体的なデータに基づいて比較・検討できる。
②英語で書かれた内容を正確に理解し、適切な日本語で説明することができる。
③担当箇所をハンドアウトにまとめ、レビューすることができる。
授業計画 第1回 ガイダンス(授業の進め方についての説明)
第2回 What is the Lexicon?①(基礎)
レキシコンとは何かを考える。
第3回 What is the Lexicon?②(応用)
レキシコンの性質およびこれまでの研究でわかっていることを学ぶ。
第4回 What is the Lexicon?③(発展)
レキシコン研究において判明していない部分を考え、議論する。
第5回 The Role of Empirical Data in Lexicon Research
レキシコン研究において経験的データがなぜ重要なのかを知る。
第6回 Lexicon and Syntax①(基礎)
レキシコンと統語論の関係を学ぶ。
第7回 Lexicon and Syntax②(応用)(オンデマンド)
統語論でわかっている原理原則がレキシコンにおいてどのような意義を持つかを学ぶ。
第8回 Lexicon and Syntax③(発展)
レキシコンと統語論に関わる他の理論的視点を学ぶ。
第9回 Lexicon and Semantics①(基礎)
レキシコンと意味論の関係を学ぶ。
第10回 Lexicon and Semantics②(応用)
意味論で判明した規則から語彙の体系を考える。
第11回 Lexicon and Semantics③(発展)
レキシコンと意味論の関係に関わる他の理論的視点を学ぶ。
第12回 The Structure of a Lexical Entry①(基礎)(オンデマンド)
語彙項目の構造とは何かを概観する。
第13回 The Structure of a Lexical Entry②(応用)
語彙項目構造の表し方および意味関数を学ぶ。
第14回 The Structure of a Lexical Entry③(発展)
レキシコンにおける語彙項目の位置づけについて考える。
第15回 前期の振り返りと期末レポートについて
授業外学習の課題 事前学修(2時間程度):学修には、英和辞典だけではなく英英辞典も積極的に利用すること(Oxford Learner's DictionaryやCollins Online Dictionaryなど)。
事後学修(2時間程度):その日の講義内容について十分に復習をすること。
履修上の注意事項 ※ブレンド型授業を実施します(Moodleを使用。オンデマンド回について変更する場合は、事前にアナウンスします)。
※公認欠席も含め、いかなる理由であれ、欠席は4回までとする。欠席時の資料は、後日moodle上に掲載する。
成績評価の方法・基準 平常点(20%)及び期末レポート(80%)を目安に総合的に評価する。
テキスト プリントを配布するので、テキストを購入する必要はありません。
参考文献 Pustejovsky, James and Olga Batiukova (2019) "The Lexicon," Cambridge University Press, Cambridge.
他の文献は必要に応じて紹介します。
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
・質問・相談等は授業の前後に対応します(他の可能な対応については初回授業時に説明します)。
・期末レポートに関するフィードバックは個別に行いますのでメールで予約を取るようにしてください。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人文学部英語英文学科(英語学・英語教育学) FHEN30324 2017~2022 3・4 - - - - -
人文学部英語英文学科(英語学・英語教育学) FHEN30324 2023~2023 3・4
人文学部英語英文学科(英語学・英語教育学) 22400 2024~2024 3・4