授業コード 24016900 単位数 2
科目名 現代社会学特殊講義(音楽と社会) クラス
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 矢吹 護 配当年次 *下表参考

授業の題目 西洋音楽と社会
学修の概要 西洋世界で中世から近代にかけて「音楽」と「社会」の関わりがどのように変化し、相互に影響をあたえてきたか、西洋音楽の変遷を歴史的背景・社会的背景と結びつけて考察する。また、これまでにどのような主義・思想が生まれたのかを音楽鑑賞をとおして見識を深める。学期半ばではプロフェッショナルの演奏家を招いて「演奏会」の実態を探る。最終回は学生によるプレゼンテーション(演奏、歌、ダンス、作品研究発表等)で統括する。

・小さなディスカッション(討論)を授業内でしばしば行う予定です。授業終わりに課題を発表するので必ず下調べをして次回の授業に臨んでください。
・授業内容や順番については、進捗状況により変更する場合があります。
・時折、授業内で小テストを行います。
学修の到達目標 1.音楽を通して移り行く世相を考察し、作品鑑賞によって先代を生きた人々の感情に触れる。
2.異なる文化、主義・思想、社会を理解し、多様性を受け入れることができる柔軟な感性を育む。
授業計画 第1回 イントロダクション  序章 古代ギリシャとローマ時代の音楽
音楽の起源について学ぶ
第2回 中世の音楽 宗教音楽
中世がどのような時代だったかを学び、音楽がどのような役割を担っていたのか考える
当時の世相を音楽を通して体験する
第3回 ルネサンスの音楽 世俗音楽
ルネサンスの意味を再確認する
ルネサンス期の音楽が目指していたものは何か考察する
第4回 バロック音楽 王侯貴族の音楽と宗教音楽
バロック期に起きた歴史事項の確認と主要な作品を概観する
著名な作曲家・作品の列挙ができるようになる
第5回 古典派I 王侯貴族からブルジョワ階級へ
18世紀半ばから19世紀初期にかけてのヨーロッパ情勢の確認と主要な作品を概観する
古典派の著名な作曲家・作品の列挙ができるようになる
第6回 古典派II 王侯貴族からブルジョワ階級へ
古典派音楽の作品解釈
作曲手法・表現しようとした物に関するの知識を得る
作品解釈ができるようになる
第7回 ロマン派I 市民階級へ広がる音楽
市民革命・産業革命で目まぐるしく移り変わる世相を、音楽はどのように反映したか考察する
当時活躍した作曲家・作品を列挙できるようになる
第8回 ロマン派II 市民階級へ広がる音楽
ロマン主義が表現しようとしたものを理解し、作品鑑賞を通してその時代の世相・思想を感得する
第9回 オペラ 総合芸術
総合芸術と言われる所以を考察し、オペラ鑑賞の知識を得て作品解釈を自う力を養う
第10回 プロフェッショナルの演奏会を招いて「演奏会」の実態を探る
第11回 作品研究 オペラ
オペラを鑑賞し、その作品が何を描こうとしたのか考察できる(オンデマンド)
第12回 国民学派 国民主義音楽
19世紀半ばから後半にかけてのヨーロッパの地理的・歴史的知識を得て、当時活躍した作曲家を列挙できるようになる
国民学派と呼ばれる作曲家達が目指した音楽の形について考える
第13回 印象主義音楽  ドビュッシーとラベル
印象主義が起こった19世紀末の時代背景・思想等を結び付けてどのような芸術運動か理解する
第14回 総まとめ
授業で行ったことを振り返り、学んだことを整理する
第15回 プレゼンテーション 
演奏、歌、ダンス、好きな歌に関する解説等、学生のプレゼンテーションで統括する
授業外学習の課題 知識の定着をはかる。
事前学習:毎講義の終わりに次回の講義予定を伝えるので、事前に2時間程度の時間を設けて各自で予備知識を集めて、講義に関係する事柄を調べておくこと。
事後学習:講義内容について2時間程度復習をし、知識の定着をはかる。
履修上の注意事項 受講にあたり基本ルール・マナーを守ること。
意見交換を数多く行う予定です。積極的な発言を推奨します。
公認欠席は欠席扱いとなりますが、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しないよう配慮します。
成績評価の方法・基準 1100点満点で試験(60%)、授業内に課すレポート・小テスト(30%)、発言(10%)を総合して評価する。授業態度、欠席状況も考慮します。
テキスト 授業の際に適宜指示する。
参考文献
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業終了前の5分間を質問・相談コーナーとします。紙面でも質問受けます

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人文学部社会学科(社会の諸領域に関する科目) 24200 2024~2024 1・2・3・4 - - -