授業コード | 24014800 | 単位数 | 2 |
科目名 | 社会学特殊演習Ⅰ(再帰的近代と社会不安) | クラス | |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 中根 光敏 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 再帰的近代と社会不安 |
学修の概要 | A.ギデンスやU.ベックは、現代社会=後期モダニティにおいて「個々人が社会構造から切り離され、自らの生活やアイデンティティに関して、常に自省的reflexiveであることを強いられている」と論じ、そうした社会形態を〝再帰的 近代化Reflexive Modernization〝と呼びました。再帰性を特徴とする社会で、個々人は多くの情報を獲得することで、従来の意識・価値観・行為を反省的に変更する可能性を有する一方、予測できない将来・未来のリスクに対して「社会不安」が常態化した生活世界を生きることとなります。本演習では、「再帰的近代と社会不安」という視角から、現代社会における生活世界の多様化がもたらす問題について、議論していきます。現代社会では、社会構造はドラスティックな変動を迎え、人々の価値(社会意識)も劇的な変容を経験している。本演習では、社会構造の変動と価値変容に伴って生じてくる現代社会における社会的課題に関して、社会学的視角から理解・対処するための方策をさぐる。 |
学修の到達目標 | 社会構造の変動と価値変容に伴って生じる現代社会における諸問題を社会学的な視角から発見できる。 |
授業計画 | 第1回 | イントロダクション:演習の進め方 講義の進め方を理解する |
第2回 | 再帰的近代化と何か 再帰的近代化を理解する |
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第3回 | 再帰的近代における社会意識(オンデマンド) 社会意識を理解する |
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第4回 | 再帰的近代における価値意識 価値意識を理解する |
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第5回 | 再帰的近代における社会的行為 社会的行為を理解する |
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第6回 | 社会不安とは何か 社会不安を理解する |
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第7回 | 再帰的近代と社会不安 社会不安を理解する |
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第8回 | 再帰的近代とリスク社会 リスク社会を理解する |
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第9回 | 再帰的近代と生活世界の多様化(オンデマンド) 生活世界の多様化を理解する |
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第10回 | リキッド・モダニティ リキッド・モダニティを理解する |
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第11回 | 再帰的近代とリキッドモダニティ 再帰的近代とリキッド・モダニティを理解する |
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第12回 | リキッド・モダニティと社会不安 リキッド・モダニティと社会不安を理解する |
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第13回 | 再帰的近代における自己アイデンティティ 自己アイデンティティを理解する |
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第14回 | 現代社会において社会不安に抗する 「社会不安に抗する」ことを知る |
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第15回 | 総括討議 再帰的近代と社会不安について理解する |
授業外学習の課題 | 2時間程度の事前学習:指定された課題を読んで臨むこと 2時間程度の事後学修:指定された課題への取組 |
履修上の注意事項 | ブレンド型授業を実施します。 使用するソフトは、PowerPointですが、教材を視聴するためにPowerPointの最新バージョンを情報センターの指示に従って入手し、パソコンにインストールしておく必要があります。 公認欠席は出席にはならない。一定の出席を満たなければ単位修得はできない。公認欠席時の資料は後日配布する。 |
成績評価の方法・基準 | 講義への参加度・報告・レポートを100点満点で総合的に評価する |
テキスト | 未定 |
参考文献 | 講義中適宜支持する |
主な関連科目 | 社会学得演習Ⅱ |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
講義終了後・メールでも受け付ける |
添付ファイル | 講義ルーブリック.pdf | 説明 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
人文学部人間関係学科社会学専攻(特殊演習科目) | FHHS36220 | 2017~2022 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部人間関係学科社会学専攻(特殊演習科目) | FHHS36220 | 2023~2023 | 2・3・4 | - | ○ | - | ○ | ○ |