授業コード | 20101300 | 単位数 | 2 |
科目名 | 社会教育経営論Ⅱ | クラス | |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 山川 肖美 他 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 社会教育における経営的・戦略的視点に立脚した持続可能な地域社会の構築に資する学習プロジェクトのデザイン |
学修の概要 | 社会教育・生涯学習における経営的・戦略的視点とは何かということと、持続可能な地域社会の構築につながる学習プロジェクトのデザインに関してその考え方と技法を理解したのち、実際に学習プロジェクトのデザインを試みる。学習プロジェクトをデザインする際には、経営的・戦略的視点を常に意識し、見える化していくとともに、地域人材の発掘や育成・支援、ネットワーク化の具現化を志向する。 |
学修の到達目標 | 多様な主体が連携・協働しながら持続可能な地域社会を構築していくために、経営的・戦略的視点の下で次の2つを到達目標とする。 1 社会教育として取り組むべき地域課題、地域課題を解決するための地域資源の把握、そして、関わる人のネットワーク化の方法を実践的に把握できる 2 地域課題解決のための学習と実践に実効性を持たせ、地域内外の多様な人との未来像の共有・連携・協働を広げていくために、学習プロジェクトのデザインの考え方と手法を修得できる。 |
授業計画 | 第1回 | オリエンテーション(山川・三浦) ・本授業の到達目標と概要を聴き、各自で学習目標を考える。 |
第2回 | 経営的・戦略的視点から学習プロジェクトを考える(山川・三浦) ・経営的・戦略的視点と学習プロジェクトとの関係性を理解する。 |
|
第3回 | 持続可能な地域社会の構築に資する学習プロジェクトのデザインの考え方と事例(山川・三浦) ・学習プロジェクトの要件と事例を学ぶ。 |
|
第4回 | 持続可能な地域社会の構築に資する学習プロジェクトのデザイン(1) 地域分析と事例の収集(山川・三浦) ・地域分析シートを作成し、構想してみたい学習プロジェクトに参考になる事例を収集する。 |
|
第5回 | 持続可能な地域社会の構築に資する学習プロジェクトのデザイン(2)(山川・三浦) ・各自で収集した事例をもとに意見交換をし、学習プロジェクトへの理解を深めつつ、デザインに着手する。 |
|
第6回 | 持続可能な社会の構築に資する学習プロジェクトの実際―KIITOの理念と実践―(永田:デザイン・クリエイティブセンター神戸 センター長)(変則授業日程) | |
第7回 | 持続可能な社会の構築に資する学習プロジェクトの実際―多世代・多文化共生のための学習プログラムの開発ワーク(1)(永田:デザイン・クリエイティブセンター神戸 センター長)(変則授業日程) | |
第8回 | 持続可能な社会の構築に資する学習プロジェクトの実際―多世代・多文化共生のための学習プログラムの開発ワーク(2)((永田:デザイン・クリエイティブセンター神戸 センター長)(変則授業日程) | |
第9回 | 持続可能な地域社会の構築に資する学習プロジェクトのデザイン(3) プロジェクトの精査(山川・三浦) ・これまでの授業を受けて、プロジェクトのテーマ・デザインを精査する。 |
|
第10回 | 開発した持続可能な地域社会の構築に資する学習プロジェクトの自己点検・リデザイン(山川・三浦) ・自己点検シートを用いて、プロジェクトのデザインを点検し、改善する。 |
|
第11回 | 開発した持続可能な地域社会の構築に資する学習プロジェクトの共有と相互評価(山川・三浦) ・自己点検により改善したプロジェクトを共有し、さらなる改善に向けての意見交換をする。 |
|
第12回 | 改善した持続可能な地域社会の構築に資する学習プロジェクトの共有と相互評価(山川・三浦) ・相互点検により改善したプロジェクトを共有し、さらなる改善をする。 |
|
第13回 | 開発した持続可能な地域社会の構築に資する学習プロジェクトの共有と専門家評価(山川・三浦) ・教員からのフィードバックにより完成を目指す。 |
|
第14回 | 学習プロジェクトのリデザイン(山川・三浦) ・これまでの改善の視点を総合してよりよい学習プロジェクトを作成する。 |
|
第15回 | 総括課題と総括(山川・三浦) ・これまでの授業と作成した学習プロジェクトの意義を振り返るとともに総括課題の説明をする。 |
授業外学習の課題 | 1 関連資料(学習プロジェクトの事例、広報媒体等)の収集・分類・理解に努めること 2 授業を通して取り組み対象とする地域が決まったら、地域情報を集めたり地域を踏歩したりするなどして地域理解に務めること 3 社会で行われている学校以外での様々な学びの場に積極的に参加をし、情報を得ること 4 1~3を通して、事前・事後に2時間程度の学びに取り組むこと。 |
履修上の注意事項 | 1 2020年度より新しくなった社会教育主事課程(称号:社会教育士)に必修科目である。 2 より効果的な授業となるよう、日本をリードする社会教育を推進・創造しているデザインクリエイティブセンター神戸(KIITO)の永田センター長にも講義を担当していただく。この講義は、土曜日に集中的に実施する(2024年11月の土曜日1時限~3時限を予定)ので予定をしておいていただきたい。 3 聴くだけでなく、対話をする・成果を生むことを重視する授業である。 4 生涯学習論Ⅰ・Ⅱや社会教育経営論Ⅰ、生涯学習支援論Ⅰ・Ⅱ、行政特論B(公共空間創造論)やまちづくりに関連する科目(他学部含む)について既習あるいは並行して履修することが望ましい。 5 グループワークを取り入れる。グループワークに際しては、責任をもって役割を担い、授業内外の学びに積極的に参加すること。 6 授業に関する連絡等にはMoodleおよびGoogle Classroomを活用する。授業資料の配布、課題の提示と提出等もMoodleおよびGoogle Classroomを活用する。紙媒体での授業資料等の配布は行わないため、授業に臨む前に、各自で資料等を準備していただきたい。 7 公認欠席時の資料は通常授業と同様にMoodleよりダウンロード可能である。なお、公欠期間中に課された課題は公欠後に鋭意取り組むこと。 ※国際コミュニティ学部地域行政学科の学生が、この科目を履修するには、選考手続きがあります。ガイダンスのほか、学年別Moodleにアップされる手続き情報を確認して、申し込んでください。 |
成績評価の方法・基準 | 1 授業に対する主体的・協働的な姿勢 20% (対話への参画やリアクションペーパーにもとづく) 2 開発した学習プロジェクト案とプレゼン(グループ課題) 30% 3 総括課題(個人課題) 50% |
テキスト | ・使用せず。授業中に必要な資料を配布する。 |
参考文献 | ・授業中に、適宜紹介する。 |
主な関連科目 | ・生涯学習論Ⅰ・Ⅱ、生涯学習支援論Ⅰ・Ⅱ、社会教育経営論Ⅰ、社会教育演習、行政特論B(公共空間創造論)、ソーシャルイノベーション論 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
・メール(alpha)で随時受け付ける。 ・課題については授業期間中にフィードバックをする。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
人文学部教育学科(専攻科目A群) | - | 2017~2019 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部教育学科(専攻科目A群) | FHED12116 | 2020~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部教育学科(専攻科目A群) | FHED12116 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | - | ○ | - |
国際コミュニティ学部地域行政学科(学部関連科目) | FGRA11014 | 2022~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
国際コミュニティ学部地域行政学科(学部関連科目) | FGRA11014 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | - | ○ | - |
国際コミュニティ学部地域行政学科(学部関連科目) | 72200 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | - | ○ | - |