授業コード | 20095000 | 単位数 | 2 |
科目名 | 通訳演習Ⅲ(同時通訳) | クラス | |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 石塚 浩之 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 通訳演習III(同時通訳) |
学修の概要 | この授業は通訳プログラムのStep 3に位置付けられる。Step 2で培った知識とスキルを活用し、実務を想定した通訳演習を行う。授業では、実務に必要な最低限の表現を習得すると同時に、日本語・英語での音声コミュニケーション能力の向上を目指す。通訳の方式としては、逐次通訳を基本とするが、並行して同時通訳の演習も行う。 今年度は、健康科学部栄養学科との合同で、セブ島の貧困層救済活動を行う。授業内容は、このプロジェクトを中心に進め、通訳コース生はこのプロジェクトにおいて通訳翻訳を担当する。プロジェクトを通じ、通訳者としての立場からSDGsへの貢献を果たす。授業の性質上、正規の時間割以外の時間に活動を行う場合もある。(オンラインでの活動は、極力、Zoomミーティングで行い、アーカイブ化するので、後日の視聴も可能。)履修者には実力に応じた役割をあてるが、実際に人々の健康・生命に関わる活動であるので、そのつもりで履修すること。 |
学修の到達目標 | 1. 通訳訓練を取り入れた自律的な学習を継続する。 2. 実務で必要とされる基本的な知識を英語・日本語の双方で習得する。 3. 実務を想定した簡単な逐次通訳を実践する。 4. 同時通訳の訓練を継続する。 5. SDGsの理念と言語の役割を理解する。 |
授業計画 | 第1回 | 導入と基礎訓練 セブ島貧困救済プロジェクトについて |
第2回 | 通訳演習I 通訳演習I:セブ島の貧困層1 クイックレスポンス シャドーイング 同時通訳(英日) |
|
第3回 | 通訳演習I:セブ島の貧困層2 シャドーイング リプロダクション 同時通訳(英日) |
|
第4回 | 通訳演習II:商品企画1 クイックレスポンス シャドーイング 同時通訳(英日) |
|
第5回 | 通訳演習II:商品企画2 シャドーイング リプロダクション 同時通訳(英日) |
|
第6回 | 通訳演習II:商品企画3 模擬通訳 同時通訳(日英) |
|
第7回 | 通訳演習II:商品企画4 模擬通訳 同時通訳(日英) |
|
第8回 | 通訳演習III セブ島貧困救済プロジェクト準備1 栄養調査の概要 役割分担と模擬演習 |
|
第9回 | 通訳演習III セブ島貧困救済プロジェクト準備2 オンライン会議での遠隔同時通訳を想定した模擬演習 |
|
第10回 | 通訳演習IV 式典通訳:概要とインプット 逐次通訳(日英) |
|
第11回 | 通訳演習IV 式典通訳:基礎練習 逐次通訳(日英) |
|
第12回 | サイトラの基本(オンデマンド) | |
第13回 | サイトラと実務(オンデマンド) | |
第14回 | 原稿付き同時通訳 | |
第15回 | 総合演習と振り返り |
授業外学習の課題 | この授業では、教室は各自の学習・訓練の発表の場として位置づける。したがって、予習・復習は極めて重要である。具体的には以下のような活動を求める。授業外の学習は最低2時間は必要。 1. 授業で扱うテーマの背景情報について下調べを行い、日本語・英語の両方で口頭での説明が可能な状態を準備する。 2. 用語集を作成し、クイックレスポンスの練習を行う。 3. 授業で扱った教材を復習し、シャドーイング、リプロダクション、パラフレージング、サマライジングなどの訓練を行う。 4. 授業で扱った教材を繰り返し通訳し、より良いパフォーマンスを目指す。 5. 模擬通訳ではテーマに合わせてプレゼンテーションの準備と同じテーマでの通訳の準備を行う。 提出課題としてAudacityなどを使用する録音課題を課す。学内のPCにはすべてAudacityをインストール済みであるが、自宅等で課題を行う場合、各自で環境を準備すること。詳細は授業内で指示する。 また、本年度はオンライン国際支援を予定しているため、このための準備や活動も求める。 |
履修上の注意事項 | *この科目の履修可能人数は12名です。原則として「通訳演習II(基礎)」(Step2) の単位取得を要件としますが、「通訳演習I(入門)」(Step1) との並行履修も認めます。ただし、授業内容はTOEIC650以上の学力を前提とします。履修希望者は事前アンケートでTOEICスコアを申告してください。履修希望者が定員を超えた場合、「通訳演習II(基礎)」(Step2) の単位取得者を優先し、残席はTOEICスコアに基づき調整します。 原則として4回を超えた欠席(公認欠席を含む)をした場合、単位は認められません。 また、欠席については事前に連絡をすること。 |
成績評価の方法・基準 | 授業への取り組み(60%)、最終課題(40%)。 |
テキスト | 石塚浩之『ビジネスパーソンのための英語発信力強化演習-通訳訓練法でプレゼンテーションを成功させる』(理論社) |
参考文献 | 『トレンド日米表現辞典 第4版』小学館 その他、必要に応じて紹介する。 |
主な関連科目 | 通訳演習I(入門)、通訳演習II(基礎) |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問・相談は、基本的に授業内に応じる。授業は演習を中心に構成するので、ぜひ積極的に質問してほしい。時間を要する個人的な質問・相談については、その都度調整する。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
人文学部英語英文学科(通訳・翻訳プログラム) | FHEN40401 | 2017~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部英語英文学科(通訳・翻訳プログラム) | FHEN40401 | 2023~2023 | 3・4 | ○ | - | ○ | ○ | ○ |
人文学部英語英文学科(通訳・翻訳プログラム) | 22300 | 2024~2024 | 3・4 | ○ | - | ○ | ○ | ○ |