授業コード 20094800 単位数 2
科目名 通訳演習Ⅰ(入門) クラス
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 石塚 浩之 配当年次 *下表参考

授業の題目 通訳入門 Introduction to interpreting
学修の概要 この授業は通訳コースのStep 1に位置付けられる。通訳コースの履修希望者はこの授業から履修すること。この授業では、通訳とはどのような作業であるかについて概説し、2言語を介したコミュニケーションの基本的な考え方を学ぶ。さらにクイックレスポンス、リプロダクション、シャドーイング、サイトトランスレーションなどの通訳訓練法に取り組み、通訳とはどのような行為であるかを体験し、セルフトレーニングの習慣を確立する。
学修の到達目標 1. 基本的な通訳訓練法を習得し、自律的な学習習慣を身につける。
2. 基本的な逐次通訳に挑戦する。
3. 同時通訳に必要な力についてのイメージをつかむ。
授業計画 第1回 通訳とは
通訳の種類:方式による分類と現場による分類
通訳の目的:メッセージを伝える(言語形式と伝達内容)
基礎訓練:日本語の伝達
第2回 基礎訓練:
日本語の伝達
メンタルモデルの活用(リプロダクション)
第3回 基礎訓練:
メンタルモデルの活用(空間情報処理)
逐次通訳(英日:ノートなし)
数字の変換について
第4回 通訳演習I
短めの逐次通訳(英日:ノートなし)1
数字訓練:十万まで
第5回 シャドーイングについて
通訳演習I
短めの逐次通訳(英日:ノートなし)2
数字訓練:百万まで
第6回 通訳演習I
ノートテーキング
短めの逐次通訳(英日:ノートなし)3
数字訓練:千万まで
第7回 通訳演習II
ノートテーキング入門
逐次通訳(英日)1
数字訓練:億まで
第8回 通訳演習II
ノートテーキング:デモと演習
逐次通訳(英日)
数字訓練:十億まで
第9回 通訳演習III
ノートテーキング:分析と実践
逐次通訳(日英)2
数字訓練:百億まで
第10回 通訳演習III
逐次通訳(日英)3
クイックレスポンスについて
数字訓練:千億まで
第11回 通訳演習IV
長めの逐次通訳(英日)
数字訓練:兆まで
第12回 サイトラの基本
シャドーイング
第13回 サイトラの実践
シャドーイング
第14回 通訳演習IV
ノートテーキング
長めの逐次通訳(日英)3
同じ素材での同時通訳
数字訓練:総復習
第15回 総合演習:実践と振り返り
授業外学習の課題 この授業では、教室は各自の学習・訓練の発表の場として位置づける。したがって、予習・復習は極めて重要である。通訳訓練の準備クラスであり、それほど難易度の高い教材は使用しない予定だが、具体的には以下のような活動を求める。授業外の学習は最低2時間は必要。

1. 授業で扱うテーマの背景情報について下調べを行い、日本語・英語の両方で口頭での説明が可能な状態を準備する。
2. 用語集を作成し、クイックレスポンスの練習を行う。
3. 授業で扱った教材を復習し、シャドーイング、リプロダクションなどの訓練を行う。
4. 授業で扱った教材を繰り返し通訳し、より良いパフォーマンスを目指す。
履修上の注意事項 *この授業は、TOEFL-ITP450点以上、TOEIC500点以上、英検2級以上の英語力を前提として行います。
*この授業の履修人数は上限30名です。履修希望者がこれを超えた場合,TOEICスコアで履修者を選考します。初回授業では,TOEICスコアを証明する書類を持参してください。
*この授業の履修者は7月のTOEIC IP受験が必須となります。
*原則として4回を超えた欠席(公認欠席を含む)をした場合、単位は認められません。また、欠席については事前に連絡をすること。
成績評価の方法・基準 授業への取り組み(30%)、小テスト(30%)、提出課題(40%)により評価する。
テキスト 指定しない。
参考文献
主な関連科目 通訳演習II(基礎)、通訳演習III(同時通訳)
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問・相談は、基本的に授業内に応じる。授業は演習を中心に構成するので、ぜひ積極的に質問してほしい。時間を要する個人的な質問・相談については、その都度調整する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人文学部英語英文学科(通訳・翻訳プログラム) FHEN20401 2017~2022 2・3・4 - - - - -
人文学部英語英文学科(通訳・翻訳プログラム) FHEN20401 2023~2023 2・3・4 - - -
人文学部英語英文学科(通訳・翻訳プログラム) 22300 2024~2024 2・3・4 - - -