授業コード | 20079700 | 単位数 | 2 |
科目名 | 感情社会学 | クラス | |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 田中 慶子 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 現代社会における感情表出と相互作用 |
学修の概要 | 現代社会においては状況に応じた適切な感情の表出が求められる。また人々の感情は喜怒哀楽にとどまらず、社会的文脈によって様々な感情へと変化し、意思疎通がうまくいかずトラブルに発展することがある。 本講義では、感情が社会的に作られていく過程と感情によって構築される人間関係のあり方について、社会学的視点から考察する。 |
学修の到達目標 | 感情が社会的に作られていく過程と喚起される感情によって構築される人間関係ならびにトラブルについて、社会学的視点から理解・分析できるようになる。 |
授業計画 | 第1回 | イントロダクション(講義概要、履修上の注意点について) |
第2回 | 感情社会学の学問的性格 | |
第3回 | 感情と行動の要素1──生理的変化物 | |
第4回 | 感情と行動の要素2──社会構築物としての感情 | |
第5回 | 感情と行動の要素3──社会的トラブル | |
第6回 | 他者と自己の理解1──信頼をめぐる感情 | |
第7回 | 他者と自己の理解2──当事者をめぐる感情 | |
第8回 | 他者と自己の理解3──制度体系をめぐる感情 | |
第9回 | 感情のドラマツルギー1──自己呈示 | |
第10回 | 感情のドラマツルギー2──役割演技 | |
第11回 | 感情のドラマツルギー3──感情表出 | |
第12回 | 生理的変化物と社会構築物としての感情・役割期待・役割演技 | |
第13回 | 感情と消費行動1──階層と選択 | |
第14回 | 感情と消費行動2──印象操作と選択 | |
第15回 | 総括 |
授業外学習の課題 | 講義中に指示された文献・資料を読んで、授業に臨むこと。 授業に関連した課題(小テスト、レポート)を実施するため、準備を怠らないこと。 (事前学修 2時間程度)講義内で示された用語や事例と関連する事柄・現象について調べること (事後学修 2時間程度)講義内で分からなかった用語や事例について調べること |
履修上の注意事項 | (1)本講義には、精神疾患・性・暴力などに関する描写や情報も含まれる。精神疾患・性・暴力に関する情報に苦手意識や嫌悪感、アレルギーのある人は、絶対に履修しないよう注意すること。 (2)本講義は連続で受講することによって理解を深めていくため、毎回出席をとる。公認欠席は出席として扱わない。 また出席確認のため、授業開始前にICカードリーダーに学生証をかざすこと。 (3)他の受講生の邪魔になる授業中の私語やスマートフォンの使用は禁止。減点となるため注意すること。 (4)数回のレポート・小テストを講義時間内外において実施する。提出期限厳守。締め切り後は受け付けない。 (5)状況によって、シラバスの授業計画が前後・若干の変更があります。 (6)受講態度・状況によって履修上の注意事項が増えることがあります。 |
成績評価の方法・基準 | 講義内で出される複数回の課題を総合して100点で評価する。受講態度によって減点があるので注意すること。 |
テキスト | 特に使用しない。必要に応じて、適宜資料およびレジュメを配布する。 |
参考文献 | アーリー・ホックシールド『管理される心──感情が商品になるとき』世界思想社 田中慶子『どんなムチャぶりにも、いつも笑顔で?!』松籟社 また講義内で適宜紹介する。 |
主な関連科目 | 感情社会学演習、感情労働論演習 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
授業終了後に受け付ける。 |
添付ファイル | ☆シラバス用ルーブリック.pdf | 説明 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
人文学部人間関係学科社会学専攻(社会学専門科目) | FHHS23226 | 2017~2022 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部人間関係学科社会学専攻(社会学専門科目) | FHHS23226 | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | ○ | - | - | - |
人文学部社会学科(理論・方法に関する科目) | 24300 | 2024~2024 | 2・3・4 | ○ | ○ | - | - | - |