授業コード 20079100 クラス
科目名 アニメ社会学 単位数 2
担当者 山里 裕一 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 アニメの文化的存在感
授業の概要 今日、クール・ジャパンの代表として位置づけられているアニメについて文化的なあり方ついて学び・考える。

【実務経験内容:民間シンクタンク研究員・マーケティング会社社員(調査企画等に関わる業務)】
学習の到達目標 今日、クール・ジャパンの代表として位置づけられているアニメについて文化的なあり方ついて理解し、享受することができる。
授業計画 第1回 導入:授業の進め方、アニメーション/アニメ研究について
授業の進め方、作品の消費ではなく、作品の研究の視点について基礎的な知識を得る。
第2回 アニメーション/アニメとは:動画の誕生と映画の発明
本来は、アニメーションを動画と呼び、画像が動いて見える基本的な仕組みについて基礎的な知識を得る。
第3回 アニメの歴史と表現−0a:アニメーション映画とミッキーマウスの誕生
映画に遅れて誕生したアニメ映画の歴史と初期アニメーションについて基礎的な知識を得る。
第4回 アニメの歴史と表現−0b:ディズニーと商業アニメーションの確立
単なる魔術的な見世物から、商業アニメーションとして発展の緒について基礎的な知識を得る。
第5回 アニメの歴史と表現−0c:ディズニーの長編劇場用アニメーションの誕生
ディズニーの長編劇場用アニメーションの誕生とその技術について基礎的な知識を得る。
第6回 アニメの歴史と表現−1a:戦前国産漫画映画の誕生
アニメーション技術の輸入と初期作品について基礎的な知識を得る。
第7回 アニメの歴史と表現−1b:戦中国産漫画映画の深化:戦争
戦争により戦意高揚メディアとして長編アニメーションが作成され、技術が大きく進展したことについて基礎的な知識を得る。
第8回 アニメの歴史と表現−1c:戦中国産漫画映画の深化:ミュージカル
戦時中に戦意高揚メディア以外の長編アニメーションが作成され、技術が大きく進展したことについて基礎的な知識を得る。
第9回 アニメの歴史と表現−2a:戦後商業まんが映画の始動
戦後にはまんが映画が世界へ向けて製作された。その歴史と技術について基礎的な知識を得る。
第10回 アニメの歴史と表現−2b:戦後商業まんが映画の発展
まんが映画はディズニーに引けを取らない技術を獲得しようとしたことについて基礎的な知識を得る。
第11回 アニメの歴史と表現−3a:国産テレビまんがの誕生
テレビで帯番組としてアニメが放送され、量産されていく歴史について基礎的な知識を得る。
第12回 アニメの歴史と表現−3b:国産テレビまんがの展開
テレビまんがは徐々に技術を向上し、独自の表現様式を獲得しはじめたことについて基礎的な知識を得る。
第13回 アニメの歴史と表現−3c:ロボットアニメの躍動
商業的な大成功と世界規模への拡がりをもたらしたロボットアニメについて基礎的な知識を得る。
第14回 アニメの歴史と表現−4:「アニメ」の登場
前代未聞のアニメムーブにより、アニメーション・まんが映画・テレビまんがから、「アニメ」への進化について基礎的な知識を得る。
第15回 まとめ 【平常試験予定】【レポート課題発表】
アニメがクールジャパンとして認知される基礎的発達について基礎的な知識を得る。
授業外学習の課題 事前学修(2時間程度):シラバスを確認し、次回授業テーマに関して、基礎的な知識をできる限り調べること。

事後学修(2時間程度)各回の授業の要点をまとめた上で、自らの考えを論理展開し、文章化する。
授業終了後、上記をもとに試験の課題に対して、考察し論述すること。
履修上の注意事項 *初回授業には【必ず出席】すること。
 授業に関する重要な注意事項の説明等を行う。

*10回以上の出席、平常試験3回の受験・期末レポートの提出、授業運営への協力が必須である。
**【公認欠席は、単位修得に必要な10回以上の出席に影響させない。】
  公認欠席は出席としてあつかわない。【公認欠席以外は全て欠席】としてあつかう。
***平常試験日に公認欠席となる場合、【追試験は実施しない】ので、理解の上履修すること。

*映像等さまざまな利用を提示する予定である。
著作権等への配慮から、録画・録音等厳禁である。

*Moodleのコースを開設する。レポートの提出等確実に利用すること。
 適宜確認し、資料等は全て熟読の上、指示に従うこと。
成績評価の方法・基準 平常試験3回(90%)・期末レポート(10%)を目安に、授業への参加状況など総合的に評価する。
遅刻・早退は減点。

【追試験は実施しない】公認欠席の場合も同様に扱うので、注意すること。

授業時間内に複数回の平常試験を行う。第5回・第10回・第15回を予定
期末レポート(Moodleへの提出)を行う。第15回に出題予定
遅刻・欠席等は減点。【追試験は実施しない】
テキスト 使用しない。
参考文献 ・岡田斗司夫、2000、『オタク学入門』新潮社、714円(税別)。
・阿部潔・難波功士、2004、『メディア文化を読み解く技法──カルチュラル・スタディー ズ・ジャパン』世界思想社、1,800円(税別)。
・福間良明・ほか編、2009、『博覧の世紀──消費/ナショナリティ/メディア』梓出版 社、3,400円(税別)。
・工藤保則・ほか編、2016、『質的調査の方法〔第2 版〕──都市・文化・メディアの感じ 方』法律文化社、2,600円(税別)。
・工藤保則・ほか編、2022、『質的調査の方法〔第3版〕──都市・文化・メディアの感じ 方』法律文化社、2,600円(税別)。
・その他、適宜指示する。
主な関連科目 アニメ社会学演習、クールジャパン現象研究演習、クールジャパン現象研究
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問等は授業中・授業終了前に教室で時間を設け受け付ける。

オフィスアワーは、火・水曜日に研究室で行う。
原則、Yes/Noで対応できる質問以外、【メールでの質問には応じない】。
事前に、アポイントメントを取れば、確実に時間を確保する。
その他は、直接研究室を訪れることもよしとする。
また、状況に応じて非対面の対応(Zoom)も行う。

アポイントメント等は、学籍番号・氏名・用件、を明記の上、
下記へメールにて連絡・確認のこと。
連絡先:yamasato@shudo-u.ac.jp
添付ファイル 24試験_レポートrublic.pdf 説明 主に授業の理解を問うものである。授業内容に従って記述すること。参考文献は必要としないと同時に記入する余裕はない。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人文学部人間関係学科社会学専攻(社会学専門科目) FHHS23204 2017~2022 2・3・4 - - - - -
人文学部人間関係学科社会学専攻(社会学専門科目) FHHS23204 2023~2023 2・3・4 - - -
人文学部社会学科(社会の諸領域に関する科目) 24300 2024~2024 2・3・4 - - -