授業コード 20078800 単位数 2
科目名 社会学情報処理特殊講義Ⅴ クラス
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 広田 ともよ 配当年次 *下表参考

授業の題目 「日商PC検定試験 文書作成 1級」の検定合格を目指す科目(Aim to pass the PC certification exam by the Japan Chamber of Commerce and Industry, Documentation Level 1)
学修の概要 「日商PC検定試験 文書作成 1級」は、知識科目(30分・論述式)と実技科目(60分)の2科目ともが70%以上で合格、年2回実施(10月と2月)という検定である(下記リンク参照)。
主にWordを使用する。実技はまず基本操作をおさらいし、派生する操作スキルや時短テクニックなどを身につけていく。知識は教科書2冊と小冊子1冊の計3冊の内容を分野ごとに解説し理解を深めていく。時間制限と文字数制限がある中で文章をまとめる力を身につける必要もある。検定合格に向けた過程において、単に指示通り文書が作成できるというだけでなく、可読性にまつわる工夫、書体・カラー・レイアウトなどのデザイン、情報整理技術、ITの基礎知識、昨今の社会変化に至るまで幅広く学び「文書作成のトップスペシャリスト」を目指す。
学修後は、仕事の生産性の向上に貢献できるような人となり、エバンジェリストとして広く活躍することが期待される。
学修の到達目標 1.文章を適切に箇条化・図解化することができるようになる。
2.Word等の機能や知識を用いて、正確に、素早く、文書作成できるようになる。
3.簡潔でわかりやすいビジネス文書、業務の目的に応じた適切で説得力のある資料の作成ができるようになる。
4.情報のライフサイクルを理解し、データの取り扱い、利活用、管理などが、適切にできるようになる。
5.ますます情報化する社会において、デジタル5大パワーやデジタル仕事術など、知識とスキルを身につけることができる。
6.デジタル化のメリットだけでなくデメリットについても理解し、対策等を考案できるようになる。
授業計画 第1回 イントロダクション、授業使用ツールの確認、タイピング測定、Wordの基礎
授業の全体像・目標・現時点での自分の実力を理解する
第2回 ビジネス文書とは、効率の良い入力・編集、論述問題を解答する上での注意点
ビジネス文書の目的・特徴・種類を理解する
第3回 ビジネス文書のライティング技術(1)フォーマットと時短テクニック
文書作成時の時短テクニックを活用できるようになる
第4回 ビジネス文書のライティング技術(2)スタイル、箇条書き
箇条書き等のライティング技術を活用できるようになる
第5回 ビジネス文書のライティング技術(3)セクション関連機能、ファイル挿入
効率よくファイル操作できるテクニックを活用できるようになる
第6回 ビジュアル表現、書体、カラー、図解表現(1)図形描画
文書デザインや図解に関する知識を理解する
第7回 図解表現(2)図解の基本ルール、SmartArtグラフィック等
実際に図解で表現できるようになる
第8回 別アプリケーションのデータ利用(1)テキスト系
テキスト系のデータの効率的な利活用ができるようになる
第9回 別アプリケーションのデータ利用(2)表計算系、タブのさまざまな活用
表データの効率的な利活用ができるようになる
第10回 参考資料に関する機能
上記を操作・活用できるようになる
第11回 実技試験対策(1)2級レベルの実習、個別対応
過去問を用いて時間測定しながら実際に解答してみる
第12回 実技試験対策(2)2級レベルの解説、まとめ
改善点等の有無をチェックし、以降に活かすことができるようになる
第13回 実技試験対策(3)1級レベルの実習、個別対応
過去問を用いて時間測定しながら実際に解答してみる
第14回 実技試験対策(4)1級レベルの解説、まとめ
改善点等の有無をチェックし、以降に活かすことができるようになる
第15回 期末試験(実技)
実技能力を測定する
授業外学習の課題 1.事前学修(2時間程度):講義の最後もしくはmoodleにて次回の講義のテーマや範囲を発表するので、各自で教科書の該当する範囲を読み込んだり、実技の場合は1度実際にPC操作を行ってみたりして、自分の不明点をあらかじめ把握しておくこと。不明な用語や周辺知識などについてできる限り調べて予備知識を集めておくこと。
2.事後学修(2時間程度):授業で学んだ知識や操作等について再確認をし、曖昧な点は各自で調べたり、人に聞くなどして、次回までにしっかり身につけてくること。また知識科目対策として授業で解説した題目に対し300字程度の論述課題をほぼ毎回出す。
3.文字入力速度は、遅くても10分550字以上できれば800字以上になるよう各自必要なトレーニングをする。
履修上の注意事項 1.授業計画は状況に応じて順序を入れ替えたり適宜調整することがある。
2.公認欠席への配慮について:Moodleや教科書等を見て各自でリカバリーすることが基本となります。配布資料は基本的にMoodleにUPしてありますが、UPできないものがあった場合は後日配布します。欠席減点はしませんが、授業への取り組みが重要となる講義の性質上、出席と同等とみなすことはできません。単位認定要件に影響しないよう配慮できるか否かは、他の一般出席学生との公平・公正性の観点をふまえ、公認欠席回以外の受講状況やリカバリーの遂行状況などから判断します。
3.この科目は「Word実技の力が既にある程度ある人」という履修条件を設けます。具体的には、1)社会学情報処理特殊講義 I (Word検定1級をめざす科目)の単位取得者 2)社会学情報処理特殊講義 III (日商PC検定 文書作成1級をめざす集中講義)の単位取得者 3)情報処理入門II_情報と表現(修道スタンダードの科目)の単位取得者 4)Word検定2級レベル以上のスキルがあると思われる者(実際の合格は問わない) のいずれかに該当する人を履修対象とします。これは扱う範囲の広さ、合格に必要なスキル、求められる作業スピード等から逆算すると、ひとつずつ基礎から手順を踏んでゆっくり確認するプロセスをたどっていると到底15コマでは間に合わないという事情からです。知識や操作慣れ不足を感じる部分については授業外学習においてしっかり自分で調べたり操作してみたりして自己カバーに努めてください。別途学習方法など個別に相談してもらえれば個別にアドバイスすることはできますが、全員対象の授業時間をこれに大きく割いたり、スピードを極端に緩めることはできないということを理解した上で履修して下さい。それは不親切だ、不安だ、不満だと思う方は、先に1)〜3)の講義を受講するなど土台をしっかり作ってから履修することをおすすめします。
4.検定受験は任意。検定料自己負担。外部会場に各自が申し込み受験する。受験するか否かが授業評価に影響を及ぼすことはありませんが、それに特化した授業ですのでできるだけ受験しましょう。合格すれば別途、1)資格認定のほうの単位が2単位AA認定 2)キャリア表彰 を獲得することができます(自己申請要)。
成績評価の方法・基準 100点満点で、授業への取り組み(提出物含む)50%、期末試験(実技と知識)50%を目安に総合的に評価する
テキスト 1.『よく分かるマスター 日商PC検定試験 文書作成2級 公式テキスト&問題集(Word2019/2016対応)』FOM出版
2.『よくわかるマスター 日商PC検定試験 文書作成 3級 公式テキスト&問題集(Word2019/2016対応)』FOM出版(1年次前期必修の「社会学情報処理 I」で既に購入済なのでそれを持参すれば良い。無くした人のみ再購入となる)
3.『ネット社会のデジタル仕事術〜日商PC検定知識科目公式テキスト~』日本商工会議所編(Webに無料公開されている非売品。プリント配布予定)
参考文献 必要に応じて紹介する
主な関連科目 社会学情報処理特殊講義I、社会学情報処理特殊講義III、
社会学情報処理I、社会学情報処理II、情報リテラシー
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
1.直接、授業前後の時間に対応することを基本とします。
2.登校日の火・金曜(講師控室か授業教室あたり)であれば対応できる場合もあります。
3.毎回Moodle上で記述するミニッツペーパー課題があるので、こちらに追記することができます。次回授業時等に回答します。
URLリンク https://www.kentei.ne.jp/documentation
URLリンク 『ネット社会のデジタル仕事術〜日商PC検定知識科目公式テキスト~』日本商工会議所

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人文学部人間関係学科社会学専攻(社会学情報処理系科目) FHHS32205 2017~2022 2・3・4 - - - - -
人文学部人間関係学科社会学専攻(社会学情報処理系科目) FHHS32205 2023~2023 2・3・4 - - - -
人文学部社会学科(社会学情報処理科目) 24300 2024~2024 2・3・4 - - - -