授業コード | 20078202 | 単位数 | 2 |
科目名 | 社会学概論 | クラス | 02 |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 伊藤 泰郎 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 社会学の基礎を学ぶ |
学修の概要 | 社会学の各領域を紹介しつつ、基礎的な用語や概念、理論などを学びます。また、そうした学習を通して、社会学のものの見方をつかんでほしいと思います。講義形式で行いますが、映像資料なども積極的に活用したいと考えています。 |
学修の到達目標 | ・自分なりに社会を読み解く視角や発想を得る。 ・社会学の基礎的な用語や概念、理論について理解する。 ・社会学の言葉で社会について論じることができる。 ・社会において見過ごされがちな論点を議論の俎上にのせることができる。 |
授業計画 | 第1回 | 社会学の基礎概念:地位と役割、規範、社会化、逸脱とサンクション 社会学の基本的な用語を使えるようになる。 |
第2回 | 社会と「私」:主我と客我、ドラマトゥルギー、印象操作、アイデンティティ、モラトリアム 社会と自己の関係について多様な視点から考えられるようになる。 |
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第3回 | 集団と組織:古典的な集団類型、準拠集団、中間集団、官僚制、インフォーマル・グループ 集団を分析するための基本的な着眼点を身につける。 |
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第4回 | 家族分析の基本:核家族、生殖家族・定位家族、拡大家族、未婚化・晩婚化、ステップファミリー 家族をとらえるための基本的な概念を使えるようになる。 |
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第5回 | 社会と家族の変容:近代家族、ライフサイクルとライフコース、APC効果、コーホート、世代論 現代の家族を分析するために必要な視角を身につける。 |
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第6回 | 格差の拡大と現代の貧困:機会の不平等、相対的貧困率、属性主義・業績主義、子どもの貧困 社会における不平等をとらえるための基本的な視角を身につける。 |
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第7回 | 社会階層と社会移動:階級・階層、世代間移動、職業威信、産業化命題、地位の非一貫性 社会における不平等を分析する上で必要な方法を理解できるようになる。 |
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第8回 | 教育達成と学歴社会:メリトクラシー、学歴社会化、文化資本、ローカルトラック 社会における不平等を生み出す様々な要因とそのメカニズムについて理解できるようになる。 |
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第9回 | 都市と地域の社会学:都市問題、アーバニズム論、地域移動、過疎化、グローバル都市 都市や地域について考えるための基本的な概念や視角を身につける。 |
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第10回 | ジェンダー:フェミニズム、性別役割分業、シャドウワーク、M字型曲線、隠れたカリキュラム、 ジェンダーについて考えるための基本的な概念や視角を身につける。 |
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第11回 | 社会問題の構築主義:ラベリング理論、予言の自己成就、クレイム申し立て活動 社会のできごとや社会問題が生み出されるメカニズムについて理解できるようになる。 |
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第12回 | 社会運動:相対的剥奪、資源動員論、新しい社会運動論、セルフヘルプグループ 社会運動について考えるための基本的な概念や視角を身につける。 |
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第13回 | エスニシティ:エスニック・リバイバル、国民国家、同化と統合、原初主義と手段主義 民族や移民について考えるための基本的な概念や視角を身につける。 |
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第14回 | 社会的ネットワーク:スモールワールド、弱い紐帯の強さ、コミュニティ問題 「つながり」について分析するために必要な概念や方法を使えるようになる。 |
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第15回 | 社会について考えるということ:授業全体の復習 これまで取り上げた内容について相互に関連させてとらえられるようになる。 |
授業外学習の課題 | 授業の復習をした上で次回の授業にのぞむこと。また、授業外の課題として指示したものは期限までに必ず提出すること。 |
履修上の注意事項 | ・公認欠席は出席にはならない。 ・一定の出席を満たさなければ単位修得はできない。 ・公認欠席時の資料は後日配布する。 |
成績評価の方法・基準 | 定期試験:50%、授業で毎回行う小レポート:50% |
テキスト | 使用しない。授業において参考文献やその中での該当箇所を適宜指示する。 |
参考文献 | 長谷川公一・浜日出夫・藤村正之・町村敬志『社会学(新版)』有斐閣(2019) 盛山和夫・金明秀・佐藤哲彦・難波 功士編『社会学入門』ミネルヴァ書房(2017) 松田健『テキスト現代社会学[第4版]』ミネルヴァ書房(2022) 間淵領吾・酒井千絵・古川誠編『基礎社会学[新訂第5版]』世界思想社(2022) |
主な関連科目 | 現代社会学 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
授業中や授業後に受け付けます。メールでも対応します。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
人文学部人間関係学科社会学専攻(人間関係学科科目) | FHHS11001 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部人間関係学科社会学専攻(人間関係学科科目) | FHHS11001 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | - | - | - |
人文学部社会学科(理論・方法に関する科目) | 24200 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | - | - | - |