授業コード 20076800 単位数 2
科目名 地域文化研究特講(アメリカの社会と精神) クラス
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 山本 貴裕 配当年次 *下表参考

授業の題目 地域文化研究特講(アメリカの社会と精神)
学修の概要 一般的に、アメリカは世界で最も世俗化が進んだ国というイメージがありますが、実は、先進国の中では他に類を見ない「宗教的」な国家でもあります。その宗教性を理解せずして、アメリカ人を理解することはできない、と言っても過言ではありません。この授業では、「リフォーム」をキーワードとして、アメリカ人の宗教的伝統を検証しつつ、それが現在のポピュラー・カルチャーや政治社会の分野においてどのように表れているかを確認します。
学修の到達目標 ある人間の現在を理解しようとする時、その人間の過去を知ることは非常に有効な方法です。この授業では現在のアメリカ人の世界観・価値観を理解するために、彼らの過去にさかのぼり、それがどのように形成されてきたかを考察します。メディアの情報を通じて得られる一面的・表面的なアメリカ理解に留まることなく、アメリカをより深く歴史的に理解することが、この授業の到達目標です。
授業計画 第1回 ガイダンス
第2回 プロテスタント、カトリック、イングランド国教会、ピューリタン
第3回 クリスチャン・ユニオンからユナイテッド・ステイツへ
第4回 伝道集会から政党政治へ
第5回 千年王国説と社会改革
第6回 パーフェクト・ボディの追及
第7回 奴隷制をめぐる論争
第8回 スコットランド系アイルランド人
第9回 アメリカ人と陰謀説
第10回 ビジネスマンと社会進化論
第11回 革新主義とハワイ併合
第12回 禁酒法とサル裁判
第13回 マッカーシズムと魔女狩り
第14回 黒人と若者と女性の反乱
第15回 ハリウッドと文化戦争
授業外学習の課題 授業で配布するプリントやノートを参照しつつ、関連テーマについて本やインターネットでさらに調べてみてください。アメリカの映画やテレビドラマ、音楽などを鑑賞したり、アメリカ関連のニュースに触れることも有効です。
履修上の注意事項 欠席回数が5回に達した場合、期末試験が受けられません。公認欠席は欠席としてカウントしません。公認欠席時の資料は後日配布します。期末試験時に公認欠席となる場合、追試または代替措置で対応します。
成績評価の方法・基準 授業の感想(15回分)が30%、期末試験が70%の100%で評価します。
テキスト 使用しません。必要に応じて授業資料を配布します。
参考文献 森本あんり『反知性主義: アメリカが生んだ「熱病」の正体』(新潮社、2015年)
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業終了後に質問・相談に応じる。それが難しい場合には、授業科目名と氏名と学生番号を明記して、tk-yama@hue.ac.jp までメールしてください。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人文学部英語英文学科(専攻科目) 2014~2016 2・3・4 - - - - -
人文学部英語英文学科(英米の文化・文学) FHEN30221 2017~2022 2・3・4 - - - - -
人文学部英語英文学科(英米の文化・文学) FHEN30221 2023~2023 2・3・4 - - -
人文学部英語英文学科(英米の文化・文学) 22300 2024~2024 2・3・4 - - -