授業コード 20075100 単位数 2
科目名 知的障害者の心理・生理・病理 クラス
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 平田 香奈子 他 配当年次 *下表参考

授業の題目 知的障害のある人たちの心理・生理・病理の概説
学修の概要 知的障害の発達を理解するうえで、まず定型発達における発達プロセスを概観する。そのうえで、知的障害の害編と診断基準、発達検査について学ぶ。また、知的障害者の心理・行動特性や、知的障害を伴うことの多い疾患とその要因等について概説する。
学修の到達目標 1.知的障害の概念、診断基準について理解することができる。
2.知的障害の心理・行動特性を知ることができる。
3.知的障害を伴うことが多い疾患について理解することができる。
授業計画 第1回 知的障害・重症心身障害 (病理領域① 担当:稲垣卓司)
知的障害および重症心身障害とは何かを知る。
第2回 知的障害の病理因と合併症としての病理(病理領域② 担当:稲垣卓司)
知的障害の病理因と合併症について知る。
第3回 てんかん・身体の障害、ダウン症候群(病理領域③ 担当:稲垣卓司)
てんかん・ダウン症候群を中心に、知的障害者に関連する疾患について知る。
第4回 発達障害の病理、子育ての中での保護者の病理(病理領域④ 担当:稲垣卓司)
発達障害の障害特性および保護者の病理について知る。
第5回 発達の偏りと知的障害・発達検査(乳幼児発達検査・就学前検診)(心理領域① 担当:平田香奈子)
各自治体で実施される乳幼児健康診査および就学前検診と発達の偏りを知る。
第6回 知的障害児・者の発達と学校生活(心理領域② 担当:平田香奈子)
知的障害を有する児童生徒と学校生活における障害理解と発達援助について知る。
第7回 知的障害児・者の行動・学習傾向と内面理解(心理領域③ 担当:平田香奈子)
知的障害を有する児童生徒の行動特性や学習傾向とその背景を知る。
第8回 知的障害児・者の行動特性に応じた支援方法と留意点(心理領域④ 担当:平田香奈子)
知的障害を有する児童生徒の行動特性と特性に応じた支援方法を検討する。
第9回 発達検査の種類と活用(心理領域⑤ 担当:平田香奈子)
発達検査の種類やそれぞれの特徴、活用の仕方を知る。
第10回 発達検査の活用と実態(心理領域⑥ 担当:平田香奈子)
発達検査の結果を生かした発達援助の実態を知る。
第11回 知的障害のある人の行動特性(生理領域① 担当:三木由美子)
知的障害のある人の行動特性と生理反応を知る。
第12回 呼吸・循環機能(生理領域② 担当:三木由美子)
知的障害のある人の呼吸・循環機能の疾患上の特性を知る。
第13回 脳の機能とてんかん発作(生理領域③ 担当:三木由美子)
てんかん発作と脳の機能について理解する。
第14回 筋緊張の異常(生理領域④ 担当:三木由美子)
筋緊張の特徴と異常について理解する。
第15回 口・舌の機能と言語障害(生理領域⑤ 担当:三木由美子)
口・舌の機能と言語障害との関連を知る。
授業外学習の課題 心理領域では授業時に、次授業回で扱う内容に関するミニレポートを提示する。授業内容の復習に加え、予習としてミニレポートに取り組み、学習の準備をして授業に臨むこと。
事前学修:ミニレポートの作成(2時間)
事後学修:授業資料の見直しおよびミニレポートの作成(2時間)
関連する文献等を積極的に読み、テーマへの関心を高めること。また、関連科目との学習内容を意識して関連付けること。
また、体験的に学びを深めるため、障害のある方々と関わる実践的な経験を、半期に2回以上することが望ましい。
履修上の注意事項 対面での授業の実施とします。
オムニバスでの授業となるため、各領域担当の教員が異なることに留意すること。
各領域の担当教員は異なるが、それぞれの領域を関連付けながら学習することが大切であるため、自身の学習過程を意識して授業に臨むこと。

*欠席回数が5回以上となった場合、単位認定の対象となりません。
*公認欠席制度の配慮内容は以下の通りです。
・公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しないよう配慮します。
・公認欠席時の資料は後日配付します。
・小テスト時に公認欠席となる場合、追試または代替措置で対応します。
成績評価の方法・基準 心理領域(レポート35%)・生理領域(小テスト35%)・病理領域(レポート30%)、それぞれの評価を合計したものが、最終評価点となります。課題内容についてのフィードバックは、Web上で行います。
テキスト 文部科学省「特別支援学校学習指導要領」
参考文献 適宜印刷資料を配布する
主な関連科目 知的障害教育学
知的障害指導法
肢体不自由の心理・生理・病理
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
教員の研究室在室時は、いつでも質問等を受け付ける。また、非常勤講師の担当する時間については、適宜専任教員を通じて質問等を行えるようにする。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人文学部教育学科 FHED24401 2017~2022 2・3・4 - - - - -
人文学部教育学科 FHED24401 2023~2023 2・3・4 - -
人文学部教育学科(教職専門科目群) 23300 2024~2024 2・3・4 - -