授業コード | 20073800 | 単位数 | 2 |
科目名 | 保育相談支援 | クラス | |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 土居 和子 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 子ども家庭支援の心理学 |
学修の概要 | 現代の子どもや子育てを取り巻く環境は複雑で、それを理解し支援に繋げていく為には、様々な状況や問題を包括的に理解していく必要がある。本科目では、「生涯発達」「家族・家庭の理解」「子育て家庭に関する現状」「子どもの精神保健」の4つの柱を軸に、子どもや子育てに関する理解を深めていく。 具体的には教科書からの知識の習得だけではなく、自身の育ちを振り返る体験ワークやグループワーク、具体的な事例検討などを通して、実際の対人援助場面において、保育士としての専門性を発揮し支援に繫ぐイメージが出来るようになる事を目指す。 【実務経験内容:広島県乳幼児教育支援センター保育ソーシャルワーカーとして、直接家庭支援を行うだけではなく、園所を巡回し、家庭支援について先生方からお話をうかがい、具体的な支援策を一緒に組み立てるなど、間接的な家庭支援も行った経験を元に、保育現場で出会う親子や家庭を具体的にイメージ出来るように授業を展開している。本科目では、現場の先生方が感じている困り事や心配事なども参考に、実際の対人援助場面での支援のポイントや注意点なども学ぶ事が出来ます】 |
学修の到達目標 | ・「生涯発達」「家族・家庭の理解」「子育て家庭に関する現状」「子どもの精神保健」について基本的な知識を習得する ・上記4つの柱を学ぶ事で、子どもやそのご家庭を多面的・包括的に理解し、支援を組み立てる事が出来るようになる ・保育士の専門性を生かしたソーシャルワークの基本的な考え方を学び、支援を展開出来るようになる |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス 子どもとその環境である家庭を踏まえたアセスメントの必要性と支援について |
第2回 | 生涯発達①乳幼児期の発達 | |
第3回 | 生涯発達②学童期の発達 | |
第4回 | 生涯発達③思春期・青年期の発達 | |
第5回 | 生涯発達④成人期・老年期の発達 | |
第6回 | 家族・家庭の理解①親子関係・家族関係 | |
第7回 | 家族・家庭の理解②親としての育ち | |
第8回 | 子育て家庭に関する現状①子育て家庭の状況とライフコース | |
第9回 | 子育て家庭に関する現状②多様な家庭の理解と支援 | |
第10回 | 子育て家庭に関する現状③特別な配慮の要する子どもと家庭 | |
第11回 | 子育て家庭に関する現状④児童虐待 | |
第12回 | 子どもの精神保健①発達障害 | |
第13回 | 子どもの精神保健②心身症 | |
第14回 | 子どもの精神保健③その他愛着障害など | |
第15回 | まとめ 事例を通してこれまでの内容をふりかえる |
授業外学習の課題 | 授業の中で指定されたテキストの箇所を事前読み自分なりに考察してくるよう指示があったり、親子を取り巻く気になるニュースを調べてくるなどの指示があります。(30分から1時間程度で取り組める内容です)また、授業終盤にはこれまでの授業の内容についてまとめてくる課題が出されます。(1時間から2時間程度で取り組める分量です)指示されたものは必ず行ってください。 |
履修上の注意事項 | 【対面授業】対面授業で実施します 毎回授業の最後に、内容の振り返りの為のミニレポートを記入し提出してもらいます。 体験ワーク、グループワーク、事例検討など、自ら考え調べて理解を深めていく参加型の授業形式です。一人一人が積極的に授業に参加する事で、お互いの学びを深めていく事が出来ます。 毎回の授業で、積極的に自ら考えて参加しているかと、ミニレポートの内容を重視します。 公認欠席については欠席として扱いますが、単位認定要件には影響しません。 |
成績評価の方法・基準 | 【期末試験】無 毎回の授業の最後にミニレポートを記入しメールにて提出(90%) 授業終盤、課題レポートもメールにて提出(10%)、それらの点数で評価する。 |
テキスト | 原信夫・井上美鈴(2019)『子ども家庭支援の心理学』(北樹出版) |
参考文献 | 必要に応じて紹介する |
主な関連科目 | |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問、相談については、授業後に受け付ける |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
人文学部教育学科 | FHED24111 | 2017~2018 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部教育学科 | - | 2019~2023 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |